
シロアリ駆除は、どの会社に依頼すればよいのでしょうか?



見積金額が妥当なのか分からず、高額請求や手抜き工事も心配です。
シロアリ駆除会社を探すと、専門会社、地域密着業者、工務店経由、受付・紹介サービスなど、さまざまな選択肢が見つかります。
会社名や料金だけを見ても、それぞれの違いは分かりにくいものです。
シロアリ駆除会社を選ぶときは、現地調査の丁寧さ・見積書の具体性・施工後の保証を同じ基準で確認することが大切です。
安い見積もりでも施工範囲が狭ければ、必要な場所まで処理されない可能性があります。
反対に、金額が高くても施工内容や追加工事の必要性が説明されていなければ、妥当かどうか判断できません。
この記事では、シロアリ駆除会社の種類、信頼できる会社の条件、費用と見積書の見方、契約前に注意したいポイントまで順番に解説します。
- 料金だけでなく、調査・施工範囲・保証まで含めて比較する
- 見積書では施工面積・工法・作業場所・追加費用を確認する
- 調査会社・施工会社・保証会社が同じか確認する
- 被害写真や施工が必要な根拠を示してくれる会社を選ぶ
- 即決を避け、可能なら同じ条件で複数の候補を比較する
羽アリ・蟻道・床のふわつきがある場合は早めに相談を
室内で羽アリを見かけた、基礎に土の筋のような蟻道がある、床を踏むとふわつくといった症状がある場合は、シロアリ被害が進んでいる可能性があります。
その場で契約する必要はありませんが、放置せず、まずは被害状況を確認してもらいましょう。
最初の相談先に迷う場合は、シロアリ専用の相談窓口で症状を伝え、現地調査の範囲・見積もり・保証条件を確認するところから始めると整理しやすくなります。






シロアリ駆除会社は価格より調査・見積もり・保証で選ぶ


シロアリ駆除会社を比較するとき、最初に料金へ目が向くのは自然なことです。
ただし、提示された総額だけでは、その工事が安いのか高いのか判断できません。
施工面積、処理する場所、使用する工法、保証内容が違えば、同じ住宅でも見積金額は変わります。
現地調査で被害箇所と根拠を確認する
信頼できる会社は、床下へ入って調査するだけでなく、被害が疑われる場所を写真で示し、施工が必要な理由を説明します。
調査時に確認したい内容
- 蟻道や食害箇所の写真がある
- 被害がある場所と、被害がない場所を分けて説明する
- 床下の湿気や水漏れも確認する
- 駆除が必要なのか、予防処理なのかを区別する
写真を見せずに「危険です」「すぐに工事が必要です」とだけ説明される場合は、その場で契約せず、別の会社にも確認しましょう。
見積書は合計金額より内訳を見る
見積書では、工事一式という表記だけでなく、施工する範囲や数量が分かるかを確認します。
見積書でそろえたい項目
- 施工面積が㎡または坪で記載されている
- 床下・玄関・浴室まわりなど施工場所が分かる
- 薬剤処理・ベイト工法など施工方法が分かる
- 追加費用が発生する条件が書かれている
- 保証期間と再施工の条件が確認できる
複数社を比べる場合は、同じ施工面積・症状・希望条件を伝えてください。
条件が違うままでは、見積金額を正しく比較できません。
保証は年数だけでなく発行元と適用条件を見る
「5年保証」などの年数だけでなく、誰が保証書を発行し、再発時に誰が対応するかを確認することが大切です。
- 再発時に無償再施工の対象になる範囲
- 定期点検が保証継続の条件か
- 雨漏り・増改築・水漏れなどの免責条件
- 施工会社が廃業した場合の対応
- 再発時に連絡する窓口
保証内容は口頭説明だけで済ませず、契約前に書面で確認してください。
シロアリ駆除会社の種類と向いている相談先


シロアリ駆除会社には、専門会社、地域密着業者、工務店経由、受付・紹介サービスなどがあります。
会社規模だけで判断せず、調査・施工・保証を誰が担当するのかを確認しましょう。
シロアリ専門会社
シロアリ調査、防除施工、床下環境の確認などを中心に扱う会社です。
向いている人
- シロアリ被害が疑われ、専門的な調査を受けたい
- 工法の違いや再発防止策を詳しく聞きたい
- 施工後も同じ会社へ相談したい
専門会社であっても、調査担当者と施工担当者が別の場合があります。
担当会社と保証の発行元は契約前に確認してください。
地域密着のシロアリ駆除会社
特定の市区町村や都道府県を中心に活動する会社です。
地域の住宅構造、湿気、地盤などに詳しい場合があります。
確認したいポイント
- 会社名・所在地・連絡先を確認できる
- 地域内の施工事例がある
- 保証期間中も連絡できる窓口がある
- 施工報告書や保証書を発行する
公式サイトの情報が少ない場合でも、説明や見積書が具体的であれば候補になります。
反対に、所在地や保証条件が確認できない場合は慎重に判断しましょう。
ハウスメーカー・工務店・リフォーム会社経由
住宅を建てた会社や、普段利用している工務店へ相談し、提携するシロアリ会社を紹介してもらう方法です。
- 建物の構造や過去の工事履歴を把握している
- シロアリ被害と木部補修をまとめて相談しやすい
- 実際の施工会社と保証会社が別になる場合がある
- 紹介料や管理費を含む場合があるため内訳確認が必要
補修工事も提案された場合は、シロアリ駆除と木部補修の見積もりを分けてもらうと比較しやすくなります。
受付・紹介型サービス
相談窓口が症状や住所を確認し、対応可能な施工会社を案内する形式です。
どこへ連絡すればよいか分からないときの入口として利用しやすい一方、窓口の運営会社と、実際に訪問する施工会社が異なる場合があります。
受付時に確認すること
- 実際に訪問する施工会社の名称
- 現地調査や見積もりで費用が発生する条件
- 契約後の問い合わせ窓口
- 保証書を発行する会社
- 再発時に施工する会社
受付サービス全体の知名度だけで決めず、実際に訪問する施工会社の説明や見積書も確認してください。
総合害虫駆除会社
シロアリだけでなく、ゴキブリ、ハチ、ネズミなど幅広い害虫・害獣を扱う会社です。
複数の害虫をまとめて相談したい場合に向いていますが、シロアリ施工の経験や保証内容は会社ごとに確認する必要があります。
どの種類の会社を選ぶ場合でも、会社名や規模だけでなく、調査内容・施工範囲・見積書・保証の4点をそろえて比較しましょう。
信頼できるシロアリ駆除会社を見分ける7つの条件


会社の種類を確認したら、次は実際の対応内容を見て、信頼して依頼できるか判断します。
知名度や口コミ件数だけでは、調査の丁寧さや施工品質まで分かりません。
問い合わせから契約までの対応を、次の7項目で確認しましょう。
会社名・所在地・連絡先を確認できる
最初に、運営会社や実際に施工する会社の基本情報を確認します。
- 正式な会社名
- 所在地
- 固定電話または問い合わせ窓口
- 代表者名や運営会社
- 施工後に連絡できる窓口
受付・紹介型サービスを使う場合は、窓口の会社だけでなく、実際に訪問する施工会社の名称も確認してください。
床下や建物外周まで確認している
シロアリ被害の判断には、羽アリが出た場所だけでなく、床下・基礎・玄関・水回りなどの確認が必要です。
丁寧な調査で確認されやすい場所
- 床下の土台や大引き
- 基礎まわりの蟻道
- 浴室・洗面所・キッチン付近
- 玄関や勝手口
- 雨漏りや水漏れが疑われる場所
- 家の外周に置かれた木材や切り株
点検口から見える範囲だけで結論を出すのではなく、確認できなかった場所と、その理由まで説明してもらいましょう。
被害写真を見せて必要な施工を説明する
床下は依頼者が直接確認しにくいため、写真や図を使った説明が重要です。
信頼できる会社は、被害箇所だけでなく、問題が確認されなかった場所も分けて説明します。
説明が不十分な場合は即決しない
床下写真を見せず、「建物全体が危険」「今すぐ工事が必要」と不安をあおる場合は、その場で契約せず、別の会社にも確認してください。
見積書に施工面積と作業内容を記載する
見積書が「シロアリ工事一式」だけでは、何に費用がかかるのか判断できません。
見積書に記載してもらいたい項目
- 施工する面積
- 処理する場所
- 採用する工法
- 使用する薬剤や資材
- 追加工事の内容
- 保証期間と適用条件
複数社へ相談するときは、同じ施工範囲と条件で見積もりを依頼すると比較しやすくなります。
質問に対して理由を含めて回答する
専門用語を並べるだけでなく、なぜその工法や施工範囲が必要なのかを説明してくれる会社を選びましょう。
- なぜこの場所を処理するのか
- なぜこの工法を選ぶのか
- 別の工法では対応できないのか
- 施工しない場合にどのようなリスクがあるか
- 追加費用が発生する可能性はあるか
質問を避けたり、回答を急かしたりする会社より、判断材料を示してくれる会社の方が契約後も相談しやすくなります。
契約を急かさず比較する時間を認める
現地調査の当日に契約を求められても、納得できなければその場で決める必要はありません。
注意したい契約の迫り方
- 今日契約すれば大幅に安くなると強調する
- 見積書を持ち帰らせない
- 家族や他社への相談を嫌がる
- 契約書を読む時間を与えない
- 断ろうとすると何度も値下げする
被害が疑われる場合でも、写真と見積書を受け取り、施工範囲と保証条件を確認してから決めましょう。
施工報告書と保証書を発行する
施工後には、どこへどのような処理を行ったか確認できる書類を受け取ります。
施工後に保管しておきたいもの
- 施工前後の写真
- 施工した場所を示す図面
- 使用した薬剤や工法の記録
- 施工日と担当会社
- 保証書
- 再発時の連絡先
施工報告書や保証書は、再点検、リフォーム、住宅売却などの際にも役立つため、契約書と一緒に保管してください。
シロアリ駆除会社の費用相場と見積書の比較方法


シロアリ駆除の費用は、住宅の広さだけで一律に決まるわけではありません。
施工面積、被害範囲、採用する工法、床下へ入れるかどうか、木部補修の有無などによって総額が変わります。
そのため、広告に掲載された最低料金だけで判断せず、現地調査後の見積書で施工内容を確認することが大切です。
費用は施工面積と工法を基準に算出される
一般的な薬剤処理では、1階床下など実際に処理する面積を基準に費用が算出されます。
ベイト工法では、建物の外周へ設置する資材や管理期間などを含めて料金が決まることがあります。
費用が変わりやすい主な条件
- 実際に処理する床下面積
- 被害の範囲と進行状況
- 薬剤処理かベイト工法か
- 玄関・浴室・土間への処理
- 床下の高さや作業のしやすさ
- 点検口の新設が必要か
- 木部補修や湿気対策を行うか
延床面積と施工面積は同じとは限りません。見積書では、どの面積を基準に計算しているか確認してください。
基本工事と追加工事を分けて確認する
見積金額が高く見える場合でも、木部補修や点検口の新設などが含まれていることがあります。
別項目にしてもらいたい追加工事
- 腐食した木材の交換や補強
- 床下点検口の新設
- 床材や壁材の撤去・復旧
- 床下換気扇や調湿材の設置
- 雨漏り・水漏れの修理
- 廃材処分や養生費
シロアリ施工と補修工事を一式にすると、会社ごとの違いを比較しにくくなります。
基本工事と追加工事を分けて記載してもらいましょう。
見積書は6項目を同じ条件で並べる
複数社の見積書を比較するときは、合計金額だけでなく、次の6項目をそろえます。
- 施工面積:何㎡・何坪を処理するか
- 施工範囲:床下・玄関・浴室など、どこまで含むか
- 工法:薬剤処理・ベイト工法・併用のどれか
- 追加費用:どのような場合に発生するか
- 保証:期間・対象範囲・再施工の条件
- 報告書:施工前後の写真や施工箇所図が残るか
一社だけ施工面積が少ない、保証対象が狭い、追加費用の条件が曖昧といった違いがあれば、安い理由を確認してください。
見積もり前に費用が発生する条件も確認する
現地調査や見積もりの扱いは、会社や地域、調査内容によって異なる場合があります。
- 現地調査に費用がかかるか
- 出張費や駐車料金がかかるか
- 見積もり後に断った場合の費用
- 床下へ入れない場合の追加調査費
- キャンセル料が発生する時期
問い合わせ時に「どの段階から費用が発生するか」を確認し、口頭だけでなく見積書や案内文にも記載してもらうと安心です。
極端に安い見積もりは施工範囲を確認する
他社より大幅に安い見積もりが出た場合は、値段だけで決めず、施工範囲や保証内容を確認してください。
- 被害箇所だけの部分施工になっている
- 玄関や水回りが施工対象外になっている
- 保証が付いていない
- 施工報告書が発行されない
- 追加費用が別途必要になる
必要な施工が含まれたうえで安いのか、施工内容を減らして安く見せているのかを区別することが大切です。
契約前に注意したいシロアリ駆除会社のサイン


シロアリ被害への不安が強いと、調査担当者の説明をそのまま受け入れ、その場で契約したくなることがあります。
しかし、被害が疑われる場合でも、見積書や施工内容を確認せずに決める必要はありません。
次のような対応が見られた場合は、いったん契約を保留し、別の会社にも同じ条件で確認しましょう。
被害写真を見せず不安だけをあおる
「このままでは家が危険」「すぐに工事しないと手遅れになる」と説明されても、被害箇所や根拠を確認できなければ判断できません。
注意したい説明
- 床下写真を見せない
- どこに被害があるか説明しない
- 施工が必要な根拠を示さない
- 被害がない場所まで危険だと断定する
- 質問しても専門用語だけで回答する
調査結果は、写真や図を使って説明してもらい、どの場所にどの処理が必要なのか確認してください。
見積書が「工事一式」だけになっている
見積書に施工面積や作業場所が書かれていない場合、どこまで施工されるか分かりません。
契約前に追加してもらいたい項目
- 施工面積
- 施工する場所
- 使用する工法
- 基本工事と追加工事の内訳
- 保証期間と適用条件
- 追加費用が発生する条件
金額だけを記載した見積書では、ほかの会社と正しく比較できません。内容を分けて記載してもらいましょう。
当日だけの値引きで契約を急かす
「今日中なら安くなる」「今決めれば追加工事をサービスする」と契約を急かされた場合は注意が必要です。
その場で確認したいこと
- 値引き前の金額に根拠があるか
- 値引きによって施工範囲が変わらないか
- 保証内容が短くならないか
- 見積書を持ち帰れるか
- 家族や別会社へ相談する時間があるか
納得できる会社は、契約書を読む時間を与え、見積書を比較したいという希望にも対応します。
シロアリ工事より高額な補修を先に勧める
木材の腐食や床の傷みがある場合は、補修工事が必要になることもあります。
ただし、シロアリ調査の説明が不十分なまま、床の張り替え、耐震補強、換気設備などの高額工事を先に勧められた場合は慎重に判断してください。
- シロアリ駆除と木部補修の見積もりを分けてもらう
- 補修が必要な場所を写真で確認する
- 応急処置と本格的な補修を区別する
- 必要に応じて工務店や別会社にも確認する
シロアリ施工と住宅補修では、必要な技術や責任範囲が異なります。
まとめて契約する前に、それぞれの内容を確認しましょう。
保証内容を書面に残さない
「施工後も保証する」と説明されても、保証書がなければ再発時の条件を確認できません。
保証書で見る項目
- 保証期間
- 保証対象となる範囲
- 再発時の再施工条件
- 定期点検の有無
- 保証対象外となる条件
- 保証書の発行会社と連絡先
口頭説明と保証書の内容が一致しているか、契約前に確認してください。
会社情報や施工担当会社が分からない
受付窓口と施工会社が異なる場合は、実際に訪問する会社名と、施工後の連絡先を確認します。
会社名、所在地、保証の発行元が分からない状態では、施工後に問題が起きたときの責任範囲が曖昧になります。
より詳しい注意点は、シロアリ駆除業者の選び方と契約前の確認項目でも整理しています。
シロアリ駆除の相談先を役割別に比較


シロアリ駆除の相談先は、単純な順位ではなく、現在の状況や確認したい内容に応じて使い分ける方が分かりやすくなります。
この記事では、シロアリ110番を主な相談入口とし、害虫駆除屋と害虫駆除110番を比較候補として整理します。
シロアリ110番|専門窓口へ最初に相談したい人
羽アリ、蟻道、床のふわつきなど、シロアリ被害が疑われる場合の相談入口です。
向いているケース
- シロアリかどうか判断できない
- どの会社へ相談すべきか迷っている
- 床下調査の流れを確認したい
- 施工範囲や保証条件を相談したい
- 地域で対応できる施工会社を探したい
受付時には、現地調査や見積もりに費用が発生する条件、実際に訪問する施工会社、保証の発行元を確認してください。
害虫駆除屋|施工内容や費用を比較したい人
すでに別会社の見積書を持っている場合や、施工範囲と費用をほかの候補でも確認したい場合の比較先です。
比較時にそろえる条件
- 施工面積
- 被害を見つけた場所
- 希望する工法
- 玄関や水回りを含む施工範囲
- 保証期間と再施工条件
害虫駆除110番|シロアリ以外の害虫も相談したい人
シロアリだけでなく、ゴキブリやハチなど、別の害虫も同時に気になっている場合の補助的な相談先です。
総合窓口を利用する場合でも、シロアリについては施工会社の経験、施工範囲、保証条件を個別に確認してください。
3サービスは同じ強さで並べない
シロアリ記事では、3サービスを順位付きで並べたり、同じ大きさのボタンで競わせたりする必要はありません。
- シロアリ110番:シロアリ専門の相談入口
- 害虫駆除屋:施工内容や費用を比較する候補
- 害虫駆除110番:ほかの害虫も含めて相談する補助候補
どの窓口を利用する場合でも、受付サービス名だけで決めず、実際に訪問する施工会社と見積書の内容を確認することが大切です。
シロアリ駆除会社へ相談してから施工するまでの流れ


シロアリ駆除会社へ依頼するときは、問い合わせ後すぐに工事を決めるのではなく、調査・見積もり・比較・契約の順番で進めます。
あらかじめ流れを把握しておくと、調査当日に慌てて契約したり、確認漏れが起きたりするのを防ぎやすくなります。
手順1|症状と建物情報を整理する
問い合わせ前に、羽アリや蟻道を見つけた場所、床のふわつきなど、気になる症状をまとめます。
相談前に準備しておきたい情報
- 建物の種類と築年数
- 気になる症状を見つけた場所
- 症状に気づいた時期
- 床下点検口の有無と場所
- 過去にシロアリ施工を受けた時期
- 雨漏りや水漏れの有無
蟻道や羽アリ、傷んだ木部を見つけた場合は、掃除や薬剤処理をする前に写真を残しておくと、問い合わせ時に状況を伝えやすくなります。
手順2|問い合わせ時に費用が発生する条件を確認する
現地調査や見積もりの扱いは、会社や地域、調査内容によって異なります。
問い合わせ時の確認項目
- 現地調査に費用がかかるか
- 出張費や駐車料金が発生するか
- 見積もり後に断る場合の費用
- 床下へ入れない場合の対応
- 実際に訪問する施工会社の名称
電話や問い合わせフォームで確認した内容は、日時と担当者名も含めてメモしておきましょう。
手順3|現地調査で床下写真と説明を確認する
現地調査では、どこに被害があり、どの範囲へ施工が必要なのかを確認します。
調査後に確認したいこと
- 被害箇所や蟻道の写真
- シロアリが疑われる根拠
- 確認できなかった場所
- 駆除と予防処理の違い
- 提案された工法を選ぶ理由
- 木部補修や湿気対策の必要性
調査結果を口頭だけで説明された場合は、写真や簡単な図を使って示してもらいましょう。
手順4|見積書を受け取り当日は即決しない
現地調査が終わったら、施工面積・作業場所・工法・追加費用・保証を記載した見積書を受け取ります。
見積書を受け取る前に契約しない
「今日決めれば安くなる」と勧められても、施工内容と保証条件を確認できなければ、その場で契約する必要はありません。
見積書を持ち帰り、家族と相談したうえで、必要に応じて別会社の提案と比較しましょう。
手順5|同じ条件で見積もりを比較する
複数社を比較する場合は、各社へ同じ建物情報と症状を伝えます。
- 施工面積
- 施工範囲
- 採用する工法
- 基本料金と追加工事
- 保証期間と再施工条件
- 施工報告書の有無
安い見積もりがあっても、施工面積や保証範囲が狭ければ、同じ内容を比較したことにはなりません。
手順6|契約書と保証書を確認して依頼する
依頼する会社を決めたら、見積書の内容が契約書へ反映されているか確認します。
- 契約金額
- 施工日と施工範囲
- 追加費用が発生する条件
- 支払い時期と支払い方法
- キャンセルに関する条件
- 保証の発行元と再発時の窓口
見積書と契約書で内容が違う場合や、空欄がある場合は、署名や支払いをする前に修正してもらいましょう。
手順7|施工後に報告書と保証書を受け取る
施工後は、作業した場所と内容を確認し、施工報告書と保証書を受け取ります。
- 施工前後の写真
- 使用した工法や薬剤
- 実際に施工した面積と場所
- 今後注意する場所
- 定期点検の時期
- 再発時の連絡先
施工報告書、見積書、契約書、保証書は、同じ場所へまとめて保管してください。
シロアリ駆除会社へ依頼した後の保証と再発防止


シロアリ駆除は、施工が終わればすべて解決するとは限りません。
床下の湿気、雨漏り、水漏れ、家の外周に置かれた木材など、シロアリが寄りつきやすい原因が残っていると、再び被害が起きる可能性があります。
施工後は、保証条件を確認しながら、定期点検と住環境の見直しを続けることが大切です。
保証書は期間だけでなく対象範囲を見る
保証書を受け取ったら、保証年数だけでなく、どの場所と施工が対象になるか確認します。
保証書で確認する項目
- 保証期間の開始日と終了日
- 保証対象となる施工場所
- 再発時に受けられる対応
- 再施工時に費用が発生する条件
- 定期点検が必要か
- 雨漏り・水漏れ・増改築などの免責条件
施工した会社と保証書を発行する会社が異なる場合は、再発時にどちらへ連絡するか確認しておきましょう。
定期点検の結果を写真と書面で残す
保証期間中に定期点検が設定されている場合は、忘れずに利用します。
点検時に確認したい内容
- 新しい蟻道や食害がないか
- 施工した薬剤や資材の状態
- 床下の湿気やカビ
- 配管からの水漏れ
- 木部の腐食や傷み
- 次回点検の目安
点検後は、口頭説明だけでなく、写真や報告書を受け取って保管してください。
家の外周へ木材や段ボールを置き続けない
木材、切り株、段ボールなどを地面へ直接置いたままにすると、シロアリが寄りつきやすい環境になることがあります。
- 不要な木材や段ボールを撤去する
- ウッドデッキや木製杭の傷みを確認する
- 切り株や枯れ木を放置しない
- 木材を保管する場合は地面から離す
- 基礎まわりを点検できる状態にする
基礎の近くへ物を詰め込みすぎると、蟻道や水漏れの発見も遅れやすくなります。
床下換気口と基礎まわりをふさがない
植木鉢、収納ケース、資材などで換気口をふさぐと、床下へ湿気がこもりやすくなります。
床下換気口や基礎パッキンの周辺は、空気が通り、外から状態を確認できるようにしておきましょう。
湿気対策用品をすぐ追加する必要はありません
床下換気扇や調湿材を提案された場合は、床下の湿度、換気状況、水漏れの有無など、必要と判断した根拠を確認してください。
シロアリ施工と湿気対策の見積もりを分けてもらい、別会社へも相談したうえで判断すると安心です。
雨漏りや水漏れを放置しない
屋根や外壁からの雨漏り、浴室やキッチン付近の水漏れは、木材が湿った状態をつくる原因になります。
- 天井や壁に雨染みがある
- 床がふわつく
- 水回りからカビ臭さを感じる
- 配管付近が常に湿っている
- 外壁や基礎付近に水がたまる
こうした症状がある場合は、シロアリ対策だけでなく、雨漏りや配管の修理も検討してください。
羽アリや蟻道を見つけたら保証期間内でも早めに連絡する
施工後に羽アリや蟻道らしきものを見つけた場合は、様子を見続けず、保証書に記載された窓口へ連絡します。
- 発見した日時を記録する
- 見つけた場所を撮影する
- 殺虫剤を使う前に相談する
- 保証書と施工報告書を準備する
- 点検結果と対応内容を記録する
保証期間が過ぎる直前まで様子を見ると、保証対応を受けにくくなる可能性があります。異変に気づいた段階で相談しましょう。
シロアリ駆除会社選びに関するよくある質問(FAQ)


- シロアリ駆除会社の見積もりは何社くらい取ればよいですか?
-
可能であれば、2〜3社へ同じ条件で相談すると比較しやすくなります。
ただし、会社数を増やすことより、施工面積・施工範囲・工法・追加費用・保証条件をそろえることが重要です。
見積金額だけを比べると、施工内容が少ない会社を安いと判断してしまう可能性があります。
- シロアリ駆除会社は大手と地域業者のどちらがよいですか?
-
会社規模だけで優劣は決められません。
大手や受付型サービスは相談入口として利用しやすく、地域業者は地域の住宅事情に詳しい場合があります。
どちらを選ぶ場合でも、実際に訪問する施工会社、見積書の内訳、保証書の発行元、再発時の連絡先を確認してください。
- 現地調査や見積もりは必ず無料ですか?
-
会社や地域、調査内容によって扱いが異なる場合があります。
問い合わせ時に、現地調査費、出張費、駐車料金、見積もり後に断る場合の費用を確認してください。
「無料」と案内されている場合でも、床下へ入れない場合や特殊な調査が必要な場合の条件を確認しておくと安心です。
- バリア工法とベイト工法はどちらを選べばよいですか?
-
建物の構造、被害状況、床下へ入れるかどうか、周辺環境などによって適した工法は変わります。
工法名だけで決めず、なぜその工法を提案するのか、どこまで処理するのか、施工後の管理が必要かを説明してもらいましょう。
別の工法を選んだ場合の費用や保証の違いも確認すると判断しやすくなります。
- 保証期間が長い会社を選べば安心ですか?
-
保証期間の長さだけでは判断できません。
保証対象となる場所、再発時の再施工条件、定期点検の有無、雨漏りや増改築などの免責条件も確認してください。
保証書を発行する会社と実際の施工会社が異なる場合は、再発時の窓口も確認しておきましょう。
- 羽アリを見つけたら、すぐ駆除会社と契約すべきですか?
-
早めに調査を依頼することは大切ですが、その場で工事契約を決める必要はありません。
羽アリを見つけた場所と日時を記録し、写真を撮ってから相談してください。
現地調査では、被害写真、施工が必要な根拠、見積書の内訳、保証条件を確認し、納得してから契約しましょう。
- 賃貸住宅やマンションでも個人で依頼できますか?
-
賃貸住宅では、入居者が独自に契約せず、まず管理会社や大家へ連絡してください。
分譲マンションでも、床下、基礎、配管スペースなどが共用部分に該当する場合は、管理組合や管理会社の承認が必要になることがあります。
現地調査を依頼する前に、どこまで個人で対応できるか確認しましょう。
シロアリ駆除会社は調査・見積もり・保証を比べて選ぶ


シロアリ駆除会社を選ぶときは、会社名や提示された総額だけで判断しないことが大切です。
同じ住宅でも、施工面積、処理する場所、工法、追加工事、保証条件によって見積金額は変わります。
シロアリ駆除会社を選ぶ最終チェック
- 会社名・所在地・施工後の連絡先を確認できる
- 床下や基礎を調査し、被害写真を見せてくれる
- 見積書に施工面積・範囲・工法が書かれている
- 基本工事と追加工事が分けられている
- 契約を急かさず、比較する時間を与えてくれる
- 施工報告書と保証書を発行する
- 再発時の窓口と保証条件が明確になっている
複数の候補を比較するときは、同じ建物情報と症状を伝え、施工面積・施工範囲・工法・追加費用・保証を横並びにしてください。
具体的な候補の探し方を確認したい場合は、シロアリ駆除の相談先と候補の比較方法も参考にできます。
被害が疑われても、その場で契約する必要はありません
羽アリや蟻道を見つけた場合は早めに調査を受ける一方で、被害写真と見積書を確認し、施工内容に納得してから契約してください。
床のふわつきや木材の傷みがある場合は、被害が進んでいる可能性もあるため、長期間放置せず状況を確認してもらいましょう。
最初の相談先に迷う場合は、シロアリ専用の窓口で症状を伝え、現地調査の内容、見積もりの内訳、保証条件を確認するところから始めると整理しやすくなります。
契約前に、現地調査や見積もりで費用が発生する条件、実際の施工会社、施工範囲、追加費用、保証内容をご確認ください。
