シロアリ駆除神戸|料金相場と業者選び・複数社比較のコツ

シロアリ駆除神戸|料金相場と業者選び・複数社比較のコツ

神戸でシロアリ駆除を頼むと、だいたいどれくらいの費用がかかるの?

床がフワフワする場所があって心配…。シロアリかどうかの判断や、業者選びのコツも知りたいです。

こういった疑問や要望にお答えしていきます。

神戸市でシロアリ駆除を頼むとき、いちばん不安なのは「いくらかかるのか」「どこに頼めばいいのか」ではないでしょうか。

床がフワフワする、浴室まわりの木部が気になる、羽アリを見かけた…。

そんなサインを放置すると、土台や柱までダメージが進み、高額な補修やリフォームが必要になることもあります。

この記事では、神戸市の住宅事情や気候の特徴をふまえて、シロアリ駆除の料金相場の見方、業者選びのポイント、実際の施工イメージまでを整理します。

最初にこの記事の結論をお伝えし、そのあとで詳しい解説をしていきます。

この記事の結論
  • 神戸市では、床下の湿気がこもりやすい木造住宅や、沿岸部・傾斜地に建つ家でシロアリ被害が出やすく、被害の範囲によって数万円〜数十万円まで費用に差が出ます。
  • 「坪単価」や「◯㎡あたり◯◯円〜」だけで比較すると失敗しやすく、駆除・予防・保証年数・点検内容までセットで見ないと、本当の割安・割高は判断できません。
  • 神戸市で動ける業者を紹介してほしいなら「シロアリ110番」、複数のシロアリ業者の見積りを比較したいなら「街角シロアリ駆除相談所」や「害虫駆除屋」で同条件の相見積りをとるのが、失敗しにくい進め方です。
目次

神戸市のシロアリ被害の特徴とよくある発生場所

神戸市のシロアリ被害の特徴とよくある発生場所

同じ「シロアリ被害」でも、地域や気候、建物のタイプによって、被害が出やすい場所や進行の仕方は少しずつ違います。

神戸市は、六甲山地のふもとの住宅街と、海に近い沿岸部が混在するエリアで、場所によって湿気のたまり方や風通しも変わります。

兵庫県全体では、地面の中から侵入する「ヤマトシロアリ」と、沿岸部に多い「イエシロアリ」の2種類が代表的で、神戸市でもこの2種の被害がよく見られます。

とくに、築年数の経った木造住宅や、床下の高さが低い家、浴室まわりに湿気がこもりやすい家では、気づかないうちに床下や土台から被害が進んでいるケースが少なくありません。

神戸市で多いシロアリの種類(ヤマトシロアリ・イエシロアリ)

神戸市周辺で主に問題になるのは、次の2種類です。

  • ヤマトシロアリ:全国的に分布する地下シロアリで、床下や土台まわりから被害が始まりやすいタイプです。
    比較的ゆっくりと被害が広がりますが、長期間放置すると柱や土台がスカスカになってしまうこともあります。
  • イエシロアリ:沿岸部など温暖な地域に多く、巣の規模が大きく短期間で被害が進みやすい種類です。
    神戸市でも、海に近いエリアや湿気の多い環境ではイエシロアリの被害が報告されており、発見が遅れると屋根裏や2階部分まで被害が及ぶことがあります。

どちらのシロアリも、地中や床下の見えないところから侵入するため、外から見ていても気づきにくいのが特徴です。

羽アリの発生や、木部を叩いたときの音の変化など、ささいなサインを見逃さないことが大切です。

被害が出やすい場所とチェックしたいサイン

神戸市の住宅でシロアリ被害が出やすいのは、次のような場所です。

  • 浴室・脱衣所・キッチンの床下まわり
  • 北側の部屋や日当たりの悪い和室の畳下
  • 玄関框(かまち)や勝手口付近、テラスやウッドデッキとの取り合い部分
  • 床下の換気口まわり、通気が悪くなっている場所

具体的なサインとしては、次のようなものがあります。

  • 床の一部だけフワフワする・沈み込む感覚がある
  • ドアや引き戸の建て付けが急に悪くなった
  • 基礎や束石の表面に、土のトンネルのような「蟻道(ぎどう)」ができている
  • 春から初夏にかけて、窓際や照明まわりで羽アリを見かける

こうしたサインが出ているときは、市販の殺虫スプレーで一時的に対処するよりも、専門業者の床下点検を受けた方が安全です。

間違った場所に薬剤をまいてしまうと、シロアリが別の場所に移動してしまい、かえって被害範囲を広げてしまうこともあります。

神戸の気候・地形とシロアリ被害の関係

神戸市は、瀬戸内海式気候に属し、年間を通じて比較的温暖で、梅雨時や台風シーズンには局地的な大雨が降りやすい地域です。

さらに、六甲山地の斜面に広がる住宅地や、海に近い低地のエリアなど、地形の差も大きいのが特徴です。

このため、次のようなパターンでシロアリ被害が出やすくなります。

  • 山側の斜面地:雨水が集まりやすく、床下に水が回りやすい家では、土台や束石まわりが長期間湿った状態になりやすい。
  • 海に近い低地:地盤の湿気が高く、床下の換気が十分でないと、木材が常にしめった状態になり、シロアリや腐朽菌が好む環境になる。
  • 築年数の経った木造住宅:昔の工法で床下の高さが低い家では、点検や通気がしづらく、被害の発見が遅れがち。

阪神淡路大震災の被害調査でも、木部の腐朽や劣化が進んだ住宅ほど倒壊リスクが高まると指摘されることがあります。

構造体の健全性を保つうえでも、シロアリ対策は地震対策の一部と考えられます。

「とりあえず様子を見る」よりも、数年に一度は床下の状態を点検しておくほうが、結果的にトータルコストを抑えやすくなります。

神戸市のシロアリ駆除料金相場の見方

神戸市のシロアリ駆除料金相場の見方

ここからは、神戸市でシロアリ駆除を依頼するときの料金相場の「見方」について整理します。

シロアリ駆除の費用は、広告などで「1㎡◯◯円〜」「◯◯坪まで◯万円」などと表示されることが多いのですが、実際の総額は次のような条件で大きく変わります。

  • 建物の条件(木造か鉄骨か、築年数、延床面積、床下の高さなど)
  • 被害の程度(部分的な被害か、床下全体・水回りを含む広範囲か)
  • 施工内容(駆除だけか、床下全体の薬剤処理・予防処理・保証付きか)

ホームページに書かれているのは、あくまで「目安単価」であり、実際の見積りは現地調査のあとに決まるのが一般的です。

そのため、単純に「1㎡あたりの金額が安い業者」を選ぶだけでは、本当にお得かどうかは分かりません。

神戸市でよくあるパターンを前提にすると、料金を見るときに押さえておきたいポイントは次の3つです。

  • 被害部分だけの「スポット駆除」なのか、床下全体の薬剤処理や予防処理まで含めた施工なのか。
  • 浴室やキッチンなど水回りの補修・床下の補強工事が、別料金になっていないか。
  • 保証年数と、保証期間中に再発した場合の再施工が「無償」か「一部有償」か。

同じ「◯万円」という見積りでも、「被害部分だけを処理して終わり」のプランと、「駆除+予防+保証」までセットになっているプランでは、数年単位で見たときの安心感がまったく違います。

費用だけでなく、「どこまでやってもらえるのか」「何年保証なのか」を必ずセットで確認しましょう。

戸建て住宅の料金イメージ

木造戸建ての場合、床下全体の面積や被害の広がりによって金額は大きく変わりますが、

神戸市周辺の一般的な目安としては、次のようなレンジをイメージしておくとよいでしょう。

  • 床下の一部だけ被害が出ているケース:おおむね5〜10万円前後
  • 床下全体+水回りを含む広範囲の被害:おおむね10〜25万円前後
  • 長年放置して土台や柱まで広範囲に被害が出ているケース:補修工事を含め20〜40万円以上になることも

ここで大事なのは、「安さ」だけでなく、次の点を必ずチェックすることです。

  • 床下全体を処理してくれるのか、それとも被害部分だけなのか。
  • 薬剤処理の方法(バリア工法・ベイト工法など)と、それぞれのメリット・デメリット。
  • 保証書の発行有無と、保証期間中の定期点検の内容。

できれば、シロアリ駆除の費用相場や内訳を解説した記事もあわせて読みながら、見積書の「どの項目にいくらかかっているのか」を把握しておくと安心です。

マンション・テラスハウスなど集合住宅の目安

マンションやテラスハウスなど集合住宅でシロアリ被害が出た場合、戸建てと比べて次のような点が変わってきます。

  • 専有部分と共用部分の境界があり、施工できる範囲が限られる。
  • 管理組合や管理会社への事前連絡・承認が必要になることが多い。
  • 構造上、床下に直接入れない場合は、薬剤の注入位置や工法に制約が出る。

そのぶん、施工範囲は戸建てより狭くなる傾向がありますが、管理会社との調整を含めた手間を考えると、目安料金としては7〜15万円前後になるケースが多い印象です。

見積りを取る際は、

  • 「どこまでが専有部分で、どこからが共用部分か」
  • 「共用部分に薬剤をまく場合、管理組合の承認が必要か」

といった点も業者に相談しつつ、必要であれば管理会社にも早めに連絡しておくと、工事までの流れがスムーズになります。

追加費用が発生しやすいケース

シロアリ駆除の見積りで注意したいのが、「追加費用」です。

最初は安く見えても、次のような条件があると、あとから金額が上がることがあります。

  • 床下点検口がなく、新設工事が必要になる。
  • 床下に水たまりや泥が溜まっており、排水や乾燥の作業が必要。
  • シロアリ被害に加えて、腐朽やカビが進んでおり、一部の木材交換や補強工事が必要。
  • 神戸市内でも、現場が山間部寄りで出張費が別途かかる。

見積りを比較するときは、

  • 「基本料金」
  • 「追加作業の単価」
  • 「再発時の対応(無償か有償か)」

が分かるように説明してもらうと安心です。

シロアリ110番・街角シロアリ駆除相談所・害虫駆除屋などのサービスを使うと、同じ条件で複数社の見積りを並べて比較しやすく、「内容に対して高いのか安いのか」を判断しやすくなります。

神戸市のシロアリ駆除|建物条件別の目安料金(戸建て・マンションなど)

神戸市のシロアリ駆除|建物条件別の目安料金(戸建て・マンションなど)

ここでは、神戸市でよく相談の多い「木造戸建て」「マンション1階部分」「店舗兼住宅」などを例に、シロアリ駆除の目安料金を整理します。

あくまで現地調査前の参考レンジとしてご覧いただき、最終的な金額は必ず各社の見積りで確認してください。

※左右にスクロールできます

スクロールできます
建物・状況作業のイメージ目安料金帯チェックしたいポイント
木造戸建て(部分的な被害/床下の一部)被害箇所の調査
シロアリがいる部分の薬剤処理(駆除)
必要に応じて周辺の予防処理
おおよそ5〜10万円前後
(施工範囲が狭い場合)
「どこからどこまで施工するのか」
床下全体か、被害部分だけかを確認。
木造戸建て(床下全体+水回りを含む広範囲)床下全体の調査
被害箇所の駆除処理
床下全体の薬剤処理(予防)
浴室・キッチンなど水回り周辺の重点施工
おおよそ10〜25万円前後
(延床面積・被害の広がりで変動)
「駆除+予防」と「保証年数」が
セットになっているかを確認。
マンション1階部分・テラスハウス室内・バルコニー・外周部の調査
基礎付近や玄関まわりの薬剤処理
共有部分との関係を確認しつつ施工
おおよそ7〜15万円前後
(専有部分の広さ・構造による)
管理組合や管理会社との連携が必要か、
事前に確認しておく。
店舗兼住宅・小規模事業所住宅部分と店舗部分の両方を調査
床下・土間・バックヤードなどの処理
営業時間に配慮した施工スケジュール
おおよそ10〜30万円前後
(面積と営業形態で上下)
「営業時間外施工」の可否と、
夜間・早朝料金の有無を確認。
長期間放置された重度の被害床下・柱・土台の広範囲に被害
腐朽部分の補修や補強工事が必要なケースも
複数日にわたる施工
おおよそ20〜40万円以上
(補修工事の有無で大きく変動)
駆除費用と大工工事・補修費用が
分けて見積られているかをチェック。
  • 上記はあくまで目安で、延床面積・床下の高さ・被害の広がりによって金額は大きく上下します。
  • 「◯◯円ポッキリ」といったプランでも、床下点検口の新設・水回りの補修・遠方出張費などが別料金になることがあります。
  • 見積書では、「駆除作業」「予防処理」「補修工事」「保証関連費用」などが分けて記載されているかを必ず確認しましょう。

このあとで、神戸市からも相談しやすい シロアリ駆除サービス3社(シロアリ110番・街角シロアリ駆除相談所・害虫駆除屋)の特徴を比べながら、「どの窓口から動き出すと進めやすいか」を整理していきます。

シロアリ駆除3サービス比較(シロアリ110番・街角シロアリ駆除相談所・害虫駆除屋)

シロアリ駆除3サービス比較(シロアリ110番・街角シロアリ駆除相談所・害虫駆除屋)

「どの業者に連絡すればいいか分からない…」というときは、まず窓口のタイプごとに役割を分けて考えると整理しやすくなります。

ここでは、神戸市からも相談しやすい3つのサービス(シロアリ110番・街角シロアリ駆除相談所・害虫駆除屋)を比較してみます。

スクロールできます
項目シロアリ110番街角シロアリ駆除相談所害虫駆除屋
タイプシロアリ駆除の総合窓口型サービス(全国対応)シロアリ駆除に強い比較・紹介サービス害虫全般に対応する比較・紹介サービス(シロアリにも対応)
想定シーン「まず状況を聞いてほしい」
「神戸市で動ける業者を紹介してほしい」
「費用感と保証内容をセットで相談したい」
「複数のシロアリ業者の見積りを比較したい」
「予算感と保証年数を見ながら選びたい」
「相場より高くないか確認したい」
「シロアリ以外の害虫もまとめて相談したい」
「とにかく早く来てほしい」
「全国対応の加盟店ネットワークから紹介してほしい」
対応エリア全国対応(神戸市・兵庫県全域も対象)関西エリア(兵庫・大阪・京都・奈良など)を含む対応エリアの加盟店ネットワーク全国対応(神戸市を含む全国各地の加盟店を紹介)
料金イメージ1㎡あたり1,320円〜の目安(66㎡以下は一律料金のプランあり)
見積り額以上は原則追加請求なし。
1㎡あたり1,100円〜(相場よりやや安め)
追加料金なし・無料点検付きプランを用意。
シロアリ駆除は1坪あたり4,400円〜など明朗な基本料金制。
出張費・見積り無料、追加料金なしを掲げている。
強み24時間365日受付で、問い合わせ件数・顧客満足度ともに業界トップクラス。
日本しろあり対策協会指定工法を採用した加盟店が多く、施工品質と価格のバランスが取りやすい。
複数社を横並びに比較しやすく、「相場より高いか安いか」を判断しやすい。
料金は相場より安めで、無料点検や保証がセットになったプランが魅力。
シロアリを含めた害虫全般に対応し、最短即日駆けつけできるケースも多い。
加盟店ネットワークにより地方エリアでも依頼しやすく、見積り・出張無料で使いやすい。
同条件指定のしやすさ◯:
「駆除+予防+保証」の範囲や予算感を伝えて、条件に合う加盟店を紹介してもらいやすい。
◎:
「◯坪・木造戸建て・保証◯年」などテンプレ条件で複数社に一括見積り依頼しやすい。
◯:
シロアリ駆除を含む条件をまとめて伝え、内容と価格のバランスが良い加盟店を紹介してもらえる。
保証・アフター最長5年保証が標準的(詳細は紹介先業者による)。
再発時の再施工条件や、定期点検の有無は見積り時に確認。
無料点検付き・追加料金なしのプランを用意。
「何年保証か」「再発時の対応」が明示されているかを要チェック。
サービス全体としては追加料金なし・アフター対応ありを掲げる。
実際の保証年数・再施工条件は担当業者ごとに異なるため、見積り時に確認が必要。
参考イメージ/公式・申込み総合窓口として相談しやすい全国対応サービス。

総合窓口|シロアリ110番に無料相談
複数社の見積りを比較しながら、予算と条件に合う業者を選びやすい。 比較重視|街角シロアリ駆除相談所で見積り申請シロアリを含む害虫全般の駆除をまとめて相談したいときに便利。 価格重視|害虫駆除屋で複数社見積り

3サービスの使い分けイメージ

  • まず状況を相談し、神戸市で動ける業者を紹介してほしい:
    → 総合窓口としてシロアリ110番に連絡し、「木造戸建て・築年数・延床面積・気になる場所」などを伝えて、対応可能な加盟店を紹介してもらう。
  • いきなり1社に決めず、内容と価格を比較してから選びたい:
    街角シロアリ駆除相談所で「◯坪・保証◯年・床下全体処理」など同じ条件で複数社に見積りを依頼し、相場感をつかんだうえで絞り込む。
  • シロアリ以外の害虫トラブルも含めて相談したい・とにかく早く来てほしい:
    害虫駆除屋を通じて、24時間受付のコールセンターから最寄りの加盟店を手配してもらい、シロアリ+他の害虫もまとめて相談する。

どのサービスを利用する場合も、「駆除だけ」ではなく、予防処理と保証まで含めたトータルの提案になっているかどうかを必ず確認しましょう。

短期的な金額だけでなく、数年単位で見たときの安心感が大切です。

神戸市でシロアリ駆除を依頼するときの流れ(調査〜見積り〜施工)

神戸市でシロアリ駆除を依頼するときの流れ(調査〜見積り〜施工)

「シロアリ駆除」と聞くと、大がかりな工事をイメージして身構えてしまう方も多いですが、実際には次のようなステップで淡々と進んでいきます。

ここでは、神戸市の木造住宅を想定した一般的な流れを整理しておきます。

1. 無料相談・問い合わせ(事前ヒアリング)

最初の一歩は、電話やネットフォームからの相談です。シロアリ110番・街角シロアリ駆除相談所・害虫駆除屋などの窓口に連絡すると、オペレーターや担当者から次のようなことを聞かれます。

  • 建物の種類(木造戸建て・マンション1階・店舗兼住宅など)
  • 築年数や延床面積のおおまかな数字
  • 気になっている場所(浴室まわり・玄関・和室の畳下など)
  • これまでにシロアリ駆除や予防処理をしたことがあるか

ここでは「完璧な情報」を用意する必要はありません。

分かる範囲で答えれば十分です。むしろ、嘘をつかずに正直に話しておいたほうが、あとから追加料金が出にくくなります。

2. 現地調査でチェックされるポイント

日程を決めたら、実際に神戸市内の自宅や物件まで、調査員や施工担当者が床下点検に来てくれます。

一般的には、次のようなポイントがチェックされます。

  • 床下に入れるかどうか(点検口の有無、高さ)
  • 土台・束柱・大引きなどの木部に食害や蟻道がないか
  • 浴室・キッチン・トイレなど水回りの下が湿っていないか
  • 基礎のひび割れや隙間から侵入している形跡がないか
  • 床下の通気状態(換気口の位置・風の通り道など)

調査の所要時間は30分〜1時間程度が多く、立ち会いが必要な場合でも、ずっと付きっきりというよりは「最初と最後に説明を聞く」イメージです。

床下の写真や動画を撮影して見せてくれる業者だと、状況をイメージしやすく安心感があります。

3. 見積書で必ず確認したいこと

現地調査のあと、状況に応じた見積書が作成されます。

ここで大切なのは、「総額」だけで判断しないことです。

次の点を、必ず書面で確認しましょう。

  • 施工範囲:床下全体/被害箇所のみ/水回り周辺も含む など
  • 施工内容:駆除のみか、予防処理・バリア工法まで含むか
  • 使用する薬剤や工法の種類と、そのメリット・デメリット
  • 保証年数と、保証期間中の再発時に無償再施工してもらえる条件
  • 追加料金が発生する可能性のある項目(大工工事・点検口新設など)

複数社から見積りを取るときは、「施工範囲」「保証年数」「支払い総額」を同じ条件で揃えて比較するのがコツです。

このとき、街角シロアリ駆除相談所や害虫駆除屋のような比較サービスを使うと、条件のすり合わせがしやすくなります。

4. 施工当日の流れと所要時間

施工当日は、まず作業内容の再確認と、近隣への配慮事項などの説明があります。

その後、床下の養生や資材の搬入を行い、いよいよ薬剤の散布や注入作業に入ります。

一般的な木造戸建て(延床30〜40坪)なら、シロアリ駆除+床下全体の予防処理で半日〜1日程度が目安です。

  • 作業前:作業内容の説明・床下の再確認・養生
  • 作業中:床下での薬剤処理・必要に応じて木部の補修や交換
  • 作業後:床下写真の報告・今後の予防方法のアドバイス・保証書の説明

騒音やニオイが心配な方は、事前に「どの程度の音やニオイが出るのか」「ペットや小さな子どもへの影響はないか」を確認しておくと安心です。

最近は、臭いの少ない薬剤や、人やペットへの影響に配慮した薬剤を採用する業者も増えています。

神戸市役所・相談窓口とシロアリ駆除業者の役割分担

神戸市役所・相談窓口とシロアリ駆除業者の役割分担

「まずは神戸市役所や保健所に相談したほうがいいのかな?」と迷う方も多いので、行政窓口と民間業者の役割分担も整理しておきます。

神戸市役所・保健所で相談できること

神戸市では、生活衛生や住環境に関する相談窓口を通じて、シロアリを含む害虫に関する一般的な情報提供を行っています。

具体的には、次のような内容を相談できるケースが多いです。

  • 「これはシロアリかどうか分からない」など、害虫の種類に関する相談
  • シロアリ被害が健康や生活に与える影響についての一般的な説明
  • 自己対策の考え方や、民間業者に依頼する際の注意点

自治体によっては、パンフレットや公式サイトでシロアリ対策の基礎知識をまとめていることもあります。

まず仕組みを知りたい、という段階であれば、行政の情報をチェックしておく価値があります。

逆に、市役所ではやってくれないこと

一方で、市役所や保健所は「実際の駆除作業」をしてくれるわけではありません。

次のようなことは、原則として民間のシロアリ駆除業者に依頼する必要があります。

  • 床下に潜っての詳細な調査・シロアリの巣の特定
  • 薬剤を使った本格的な駆除作業・予防処理
  • 被害が進行している木部の交換や補強工事
  • 数年単位の保証や、定期的なシロアリ点検サービス

つまり、行政の役割はあくまで「情報提供」と「相談窓口」が中心であり、具体的な施工や保証は民間業者の領域です。

「被害の可能性が高そう」と分かった時点で、実際のシロアリ駆除の専門家につなぐステップが必要になります。

民間のシロアリ駆除業者に任せるべきケース

次のようなサインが一つでも当てはまる場合は、自己判断や市販スプレーだけで対処するよりも、シロアリ110番・街角シロアリ駆除相談所・害虫駆除屋などを通じて、神戸市で動けるシロアリ業者に早めに調査を依頼したほうが安全です。

  • 床が「ミシッ」「フワッ」と沈む感覚があり、範囲が広がっている
  • 玄関框や柱の表面を押すと、ボロボロ崩れる感じがする
  • 基礎や束石に、土でできたトンネル(蟻道)がいくつも見つかる
  • 春〜初夏にかけて、同じ窓際・照明まわりで何度も羽アリを見かける

こうした症状がある場合、「様子見」を続けるほど被害が深くなり、結果として駆除費用や補修費が高くつく傾向があります。

行政窓口で基礎知識を押さえたうえで、具体的な駆除や予防については、シロアリ駆除のプロにバトンを渡すのが賢い選択です。

シロアリ駆除|自分でできるシロアリ予防と、DIYの限界ライン

シロアリ駆除|自分でできるシロアリ予防と、DIYの限界ライン

ここからは、「今すぐ業者を呼ぶほどではなさそうだけど、できる範囲で予防しておきたい」という方向けに、自分でできるシロアリ対策と、プロに任せるべきラインを整理します。

神戸市のように湿気が多く、坂道や高低差のあるエリアでは、ちょっとした日常の工夫が被害の出やすさを大きく左右します。

日常のチェックと簡単なメンテナンス

まずは、お金をかけずにできることから始めてみましょう。

ポイントは、「木部を湿らせない」「シロアリの餌と巣になりそうなものを放置しない」ことです。

  • 家の周りに古い木材や段ボール、植木鉢の受け皿などを置きっぱなしにしない。
  • 雨どいの詰まりを放置せず、外壁や基礎に雨水がかかり続けないようにする。
  • 床下換気口の前を物置や植栽でふさがない(通気を確保する)。
  • 浴室や脱衣所でカビが生えるほど湿気がこもる場合は、換気扇や除湿機の活用を検討する。

例えば、神戸市の海に近いエリアでよくあるのが、「ウッドデッキの下にいつの間にかシロアリが巣を作っていた」というケースです。

デッキや物置を設置したまま10年以上ノーメンテナンス…という状況だと、気づいたときには家本体の土台にまで被害が伸びていた、ということもあります。

年に1回は、家の周りを一周して、木材や不要物が積み上がっていないかチェックしてみましょう。

市販のベイト剤・スプレーの上手な使い方

ホームセンターやネット通販には、シロアリ対策用のベイト剤や木部処理用スプレーが数多く並んでいます。

これらは「予防」や「ごく初期の対策」としては心強い味方になります。

  • ベイト剤:家の周りの地面に埋めたり、基礎の近くに設置しておき、シロアリが餌として薬剤を持ち帰ることで、巣ごと弱らせるタイプ。
  • 木部用スプレー:屋外の柱の根元や、露出している木材の表面などに吹き付けて、食害を受けにくくするタイプ。

ただし、闇雲にまくのはNGです。

たとえば、神戸市の斜面地に建つ家で、床下に水が回りやすい場合、誤った場所にスプレーを吹き付けると、シロアリが「もっと奥の見えない場所」に移動してしまい、被害の範囲がむしろ分かりにくくなることもあります。

市販グッズはあくまで、「業者点検までのつなぎ」「被害のない段階での予防」として使うのが無難です。

DIYではなく、業者に任せた方がいいケース

次のような状況であれば、DIYでの対応は避けたほうが安全です。

  • 床がフワフワする・沈む感覚があり、明らかに範囲が広がっている。
  • 玄関框や和室の柱、浴室まわりの木部を押すと、スカスカ・ボロボロした感触がある。
  • 基礎の表面や束柱に、土のトンネル(蟻道)が何本も見つかる。
  • 羽アリが毎年のように同じ場所から大量発生している。

こうした症状が出ている場合、「見えるところだけスプレーして終わり」では不十分です。

実際に、神戸市内でも「数年前から羽アリは見ていたが、市販スプレーでごまかしていた結果、土台の交換と大規模な補修が必要になってしまった」という例があります。

費用を抑えたい気持ちは自然ですが、「重症化してからの高額なリフォーム」を避けるためにも、早めにシロアリ110番や比較サービス経由でプロの床下調査を受けることをおすすめします。

シロアリ駆除対策に役立つ市販グッズ

シロアリ駆除対策に役立つ市販グッズ

ここでは、「業者に本格駆除を頼む前に、できる範囲で予防しておきたい」「施工後も、自分でできるメンテナンスを続けたい」という方向けに、ネット通販でレビュー評価の高い市販グッズを3つ紹介します。

実際に購入する際は、必ず最新のレビューや使用上の注意を確認してください。

1. イカリ消毒 シロアリハンター ベイトタイプ

定番となっているのが、イカリ消毒のベイトタイプ「シロアリハンター」です。

  • 家の周りの地面に埋めたり、基礎近くに設置するだけの手軽さ。
  • シロアリが内部の餌を食べて巣に持ち帰ることで、巣全体を弱らせる仕組み。
  • 人やペットへの安全性にも配慮された成分で、住宅地でも使いやすい。

神戸市の戸建てであれば、特に湿気がこもりやすい北側の外壁沿いや、ウッドデッキの周り、庭木の切り株の近くなどに設置しておくと、侵入経路に「見張り」を置くイメージで使えます。

2. 木部処理スプレー

木部処理用スプレー商品も人気です。

  • 屋外ではベイト剤を設置し、家周りの侵入経路をケア。
  • 室内や軒天など見える木部には、専用スプレーでピンポイント処理。
  • 「ベイト+スプレー」の2段構えで初期対策を取りやすい。

例えば、神戸市の斜面地に建つ家で「裏手の法面に枕木や廃材が多い」「物置の足元が常に湿っている」といった場合、ベイト剤を複数ポイントに置きつつ、むき出しの木部にはスプレーで対策する…といった使い方ができます。

ただし、これらの市販グッズは、あくまで「予防」や「軽微な段階の対応」が中心です。
すでに床下や構造部に被害が出ている場合は、プロのシロアリ駆除・予防処理とセットで考える必要があります。

神戸のシロアリ駆除でよくある質問(FAQ)

神戸のシロアリ駆除でよくある質問(FAQ)
シロアリ駆除はどの季節に依頼するのがベストですか?

シロアリがもっとも目につきやすいのは、羽アリが飛び出す春〜初夏ですが、実際には「気づいたときがベストタイミング」です。

シロアリは一年中、床下や壁の中で活動しているため、「来年の春まで様子を見よう」と先延ばしにすると、その間に被害が広がるリスクがあります。

神戸市のように冬でも極端に冷え込まない地域では、年間を通じて駆除・予防工事が行われています。

神戸市の木造戸建てで、駆除工事はどれくらいの時間がかかりますか?

一般的な30〜40坪前後の木造戸建てで、床下全体の駆除+予防処理を行う場合、半日〜1日程度で終わることが多いです。

被害が広範囲に及んでいたり、大工工事(床の張り替えや土台の交換)が必要な場合は、さらに1〜2日延びることもあります。

事前の現地調査の段階で、「何時間くらいかかるか」「その間、水回りやトイレは使えるか」などを確認しておきましょう。

保証期間中にシロアリが再発したら、どうなりますか?

多くのシロアリ駆除業者では、3〜5年の保証期間を設けており、その間に同じ場所でシロアリが再発した場合、無償で再施工してくれるケースが一般的です。

ただし、「保証対象外の範囲」や「自然災害による建物の損傷」など、条件が細かく決められていることもあります。

見積りや契約書を受け取ったら、「再発時の対応」「無償と有償の境目」について、書面で確認しておきましょう。

マンションの1階でシロアリを見つけた場合、誰に連絡すればいいですか?

分譲マンションの場合、まずは管理会社または管理組合に連絡するのが基本です。

シロアリ被害が専有部分だけの問題なのか、共用部分(基礎・外周部など)にまで広がっているのかによって、費用負担の考え方が変わるからです。

そのうえで、管理会社指定の業者に依頼するか、自分で選んだシロアリ駆除業者に調査を依頼するかを決める流れになります。

いずれにしても、「見つけたタイミングの写真」を残しておくと、説明がスムーズです。

支払い方法や分割払いは対応してもらえますか?

クレジットカード払いや分割払いに対応している業者も増えていますが、すべてのシロアリ駆除業者が同じ条件ではありません。

総額が10万〜20万円台になることも多いため、「一括払いは厳しい」という場合は、見積り段階で必ず支払い方法を確認しておきましょう。

シロアリ110番や比較サービス経由で紹介された業者であれば、事前に「カード払い可能な会社を希望」と伝えておくと、条件に合う業者を絞り込んでもらいやすくなります。

神戸でシロアリ駆除を「損せず」進めるコツ

神戸でシロアリ駆除を「損せず」進めるコツ

本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。

  • 神戸市は、温暖で湿気が多く、山側と海側で地形も大きく異なるため、床下の通気が悪い家や水回りの多い家では、シロアリ被害が出やすい環境です。
  • シロアリ駆除の料金は、「坪単価」だけでなく、施工範囲・予防処理の有無・保証年数・追加工事の必要性によって大きく変わります。
  • DIYグッズはあくまで予防や初期対策用であり、床が沈む・蟻道がある・羽アリが繰り返し出るといった症状があれば、プロの床下調査が必要です。
  • 行政窓口は情報提供や相談が中心で、実際の駆除や保証は民間業者の役割です。市役所で基礎知識を押さえつつ、具体的な施工はシロアリ駆除業者に任せましょう。

そして、神戸でシロアリ駆除を「損せず」進めるための一歩として、おすすめの動き方は次の通りです。

  1. まずは総合窓口の シロアリ110番 に状況を相談し、神戸市で動ける加盟店と、ざっくりした費用感・施工イメージをつかむ。
  2. 内容と価格をしっかり比較したい場合は、 街角シロアリ駆除相談所害虫駆除屋 で、同じ条件(延床面積・保証年数・施工範囲)で複数社から見積りをとる。
  3. 見積書の「施工範囲」「保証年数」「再発時の対応」「追加費用の条件」を書面で確認し、納得できる業者と契約する。

シロアリ対策は、「気になったときに、どれだけ早く動けるか」で結果が大きく変わります。

今この記事を読んでいるタイミングこそが、一番スムーズに始めやすい瞬間です。

まずは家のまわりを一周して気になる場所をチェックし、そのうえで「シロアリ 駆除 神戸」で信頼できる窓口に無料相談してみてください。

小さな一歩が、これから先の10年・20年の住まいの安心につながります。

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