シロアリ駆除の費用はいくら?内訳・相場・安くするコツ【3社比較】

シロアリ駆除の費用はいくら?内訳・相場・安くするコツ

シロアリ駆除の費用はいくら?見積りのどこを比べればいい?

業者ごとの金額差が大きくて不安。損しない選び方を知りたい。

こういった疑問に、最短で安全に決めるための「費用の決まり方」「見積書の読み方」「同条件での3社比較」の順に整理します。

金額だけを追うと条件のズレで失敗しがちです。まずは“同じ土俵”にそろえることから始めましょう。

この記事の結論
  • 費用は作業範囲施工量(数・面積・薬剤量)保証で決まる(建物条件と工法が影響)。
  • 見積りは同じ条件(作業範囲/数量/保証)で3社を横並びにすると差の理由まで分かる。
  • 緊急時は総合窓口で一次相談→最短着工を確保してから比較に進むと安全。
目次

シロアリ駆除の費用は何で決まる?(まず押さえる前提)

シロアリ駆除の費用は何で決まる?(まず押さえる前提)

用語ミニ解説|「バリア工法」と「ベイト工法」って何?

ざっくり言うと、バリアは“薬剤で壁を作って侵入させない”ベイトは“毒エサを巣に持ち帰らせて全体を落とす”方法です。

現場の条件によっては併用します。

スクロールできます
項目バリア工法(バリア方式)ベイト工法(ベイト方式)
目的建物の周囲・床下に薬剤層=バリアを作り、侵入・再侵入を遮断ベイト(毒エサ)を巣へ持ち帰らせ、コロニー単位で根絶を狙う
主な施工土壌処理・木部処理/穿孔・散布・注入ベイトステーションの設置→定期点検・薬剤交換
効き方即効性が高い(施工当日〜数日)持続的に効くが立ち上がりは緩やか(数週〜)
メンテ薬剤の残効期間を前提(年数の目安は見積書で確認)定期点検・薬剤交換が前提(交換サイクルを確認)
向いている現場床下に入れる/穿孔可能/早く下げたい床下が狭い・穿孔を抑えたい・環境配慮・長期監視したい
見積りで見る数値処理延長(m)/穿孔数(箇所)/薬剤種類と使用量(L)ステーション設置数(基)/点検回数/薬剤交換サイクル
注意共用部・高所・コンクリ直床など施工可否の確認点検を怠ると効果低下/設置不可エリアの代替策が必要
  • 「今すぐ沈静化」重視 → バリア工法中心。再侵入の遮断に強い。
  • 「穿孔や散布を控えたい」「床下が狭い」 → ベイト工法中心。
  • 発生源が広い/外周からの再侵入が疑わしい → 併用で効果と持続を両立。

見積書ではここを数値でそろえる

  • バリア:処理延長m/穿孔数/薬剤の種類・使用量・残効年数
  • ベイト:設置数(基)/点検回数/交換サイクル(月)/契約年数
  • 共通:室内外の作業範囲・写真付き報告書・保証期間と再発時の無償範囲

依頼文テンプレ:「作業範囲・数量(バリア=処理延長m/穿孔数、ベイト=設置基数/点検回数)・保証年数同じ条件で見積書に記載してください。
合計(税込)と時間外/高所等の加算条件も明記をお願いします。」

シロアリ駆除の費用は被害の広がりで決まる

シロアリ駆除の費用は被害の広がり(発生範囲・加害種:ヤマト/イエシロ)×施工方式(木部・土壌処理/ベイト方式/併用)×数量(処理面積㎡・穿孔点数・薬剤量L・ベイト基数)×保証条件(年数・再点検回数)で決まります。

ここに下地条件(床下高さ・断熱材・配管混雑・点検口の有無)と加算条件(夜間・高所・共用部対応)が乗ると総額が上下します。

見積書では「面積や本数などの数値」と「方式・保証」をまず確認し、各社を同条件で横並びにすると判断しやすくなります。

  • 作業範囲:木部処理/土壌処理/床下・束まわり/外周処理(どこまで施工するか)。
  • 施工量(数量):穿孔点数/注入回数/薬剤使用量(L・g)/処理面積(㎡)/ベイト設置数(個)。
  • 建物条件:床下高・基礎形状・水漏れの有無・和室の有無・増改築履歴など。
  • 工法:バリア工法(木部・土壌の薬剤処理)/ベイト工法/併用。
  • 保証・再訪:保証期間無償対応の範囲(再処置/点検回数)。
  • 書類:写真付き報告書(施工前後写真+配置図+材料明細)。

ポイント:各項目が数値で記載されているほど比較が容易になります(例:穿孔120点/薬剤18L/処理65㎡)。

シロアリ駆除費用の内訳(見積書の基本構成)

シロアリ駆除費用の内訳(見積書の基本構成)

見積書は金額の合計よりも「内訳の粒度」が要です。

基本構成は、出張・基本/調査・診断/処置(木部・土壌・ベイト)/封じ込め/清掃・廃棄/報告書/保証/時間外・高所・共用部などの加算条件。

費用は作業範囲×数量で決まるため、穿孔点数・薬剤量(L)・処理面積(㎡)・ベイト基数が数値で明記されているかをまず確認しましょう。

  • 出張・基本料金:現地調査・段取りのベース費用。
  • 調査・診断:被害部位・含水率・蟻道確認・写真記録。
  • 木部処理:穿孔・注入・吹付の数量(点数/回数/L)。
  • 土壌処理:床下・外周の処理面積(㎡)と使用薬剤量(L)。
  • ベイト工法:ステーション設置数と交換回数・管理期間。
  • 清掃・廃棄:穿孔粉の回収、廃材・養生材の処理。
  • 報告書:施工前後写真・配置図・使用量・注意事項。
  • 保証・点検:年数(例:1〜5年)と再発時の無償範囲・年次点検。
  • 時間外・高所等の加算:夜間/高所/危険作業/共用部対応の有無。

この章は「項目の抜け漏れ」を見るチェックリストです。

次章以降で、数値で確認すべき箇所(赤旗サイン/合格サイン)と、同条件での3社比較のやり方を具体化します(※依頼テンプレは「見積りの並べ方」章に集約)。

シロアリ駆除見積書の読み方|ここだけは数値で確認

シロアリ駆除見積書の読み方|ここだけは数値で確認

見積書は「項目の有無」よりも、数値で可視化されているかが肝心です。

数量が曖昧だと追加費用や再発リスクの見落としにつながります。

赤旗サイン(要注意)

  • 合計だけで、穿孔点数/薬剤量/処理面積/ベイト数が書かれていない。
  • 木部/土壌/ベイトの工法が不明、または根拠の説明がない。
  • 保証期間・再発時の無償範囲・点検回数が未記載。
  • 時間外・高所・共用部などの加算条件が不明。
  • 写真付き報告書(施工前後・配置図・使用量)の予定がない。

合格サイン(安心材料)

  • 数量が数値で明記(例:穿孔120点/薬剤18L/処理65㎡/ベイト24基)。
  • 範囲が具体(床下全域・外周1m・玄関/浴室周り 等)。
  • 工法の理由が記載(被害・含水率・構造条件からの選定)。
  • 保証の起算日・年数・無償対応の範囲・点検回数が明記。
  • 報告書に前後写真・配置図・使用量・注意事項が含まれる。

質問テンプレ(そのままコピペOK)

  • 穿孔点数/薬剤量(L)/処理面積(㎡)/ベイト数を数値でご提示ください。」
  • 保証期間・無償範囲・点検回数を明記してください。」
  • 「時間外・高所・共用部対応などの加算条件があれば事前に提示してください。」
  • 写真付き報告書(施工前後・配置図・使用量)の雛形を拝見できますか。」

シロアリ駆除見積りの並べ方|同じ条件で3社を横並びにする

シロアリ駆除見積りの並べ方|同じ条件で3社を横並びにする

金額だけの比較は危険です。

作業範囲・数量(施工量)・保証を同条件にそろえると、差の理由まで見えてきます。

  • 現地調査は同日連続枠で仮押さえ(例:10時/13時/16時)。
  • 事前に同条件指定を送る(下のテンプレ参照)。
  • 最短着工日も表に入れて、迷い時間を短縮。

同条件指定テンプレ

見積りは下記を同じ条件でお願いします。
1) 作業範囲(木部/土壌/ベイト、室内外・外周の範囲)
2) 数量(穿孔点数/薬剤使用量L/処理面積㎡/ベイト設置数
3) 保証(年数・再発時の無償範囲・点検回数)
4) 報告書(施工前後写真・配置図・使用量・注意事項)
5) 費用(合計税込)と時間外/高所/共用部等の加算条件

3社比較テンプレ表(コピペ利用OK)

スクロールできます
項目会社A会社B会社C
作業範囲木部/土壌/ベイト/外周◯m
数量(施工量)穿孔◯点/薬剤◯L/処理◯㎡/ベイト◯基
使用薬剤・剤形成分・濃度・安全配慮
再訪・保証点検◯回/保証◯年/無償範囲
報告書前後写真・配置図・使用量・注意事項
加算条件時間外・高所・共用部の有無と単価
最短着工◯月◯日(◯時)
見積額(合計・税込)¥¥¥

シロアリ駆除費用相場の目安(工法×坪数×建物条件)

シロアリ駆除費用相場の目安(工法×坪数×建物条件)

相場は工法(木部/土壌/ベイト/併用)と、数量(点数・面積・薬剤量)建物条件で変わります。

以下は一般的な目安です(地域・繁忙期・建物仕様で前後)。

高くなる要因

  • 施工量が多い(穿孔点数・処理面積・薬剤量・ベイト数)。
  • 建物条件(床下が低い/点検口が狭い/配管が複雑)。
  • 水濡れ・腐朽や補修を伴うケース。
  • 共用部対応(マンション等の申請・時間帯制限)。
  • 時間外・高所・危険作業の加算。

下げるコツ

  • 同条件で3社比較(数量・範囲・保証を合わせる)。
  • 写真・間取り・点検口位置を事前共有(調査効率UP)。
  • 調査は同日連続枠で予約→判断を1日で。
  • 報告書雛形提示を依頼(抜け漏れ防止)。
  • 軽微な片付け・通路確保は自前で(作業効率向上)。
スクロールできます
ケース内容の例合計の目安(税込)補足
予防処理(軽症)床下の木部・土壌を中心に防除、外周は状況で追加80,000〜180,000円処理面積(㎡)と薬剤量(L)の明記必須
部分被害(標準)被害部位の穿孔注入+周辺の面積処理/ベイト併用150,000〜280,000円穿孔点数・処理面積・ベイト数で変動
広域被害(重症)広範囲の木部・土壌処理+外周バリア/再訪点検付280,000〜480,000円超水濡れ・腐朽・高所・共用部で加算

シロアリ駆除費用の相談先3サービス比較(24時間/総合/相見積り)

シロアリ駆除費用の相談先3サービス比較(24時間/総合/相見積り)

緊急なら24時間の一次相談、全体整理は総合窓口、条件を揃えた価格・保証の横並びは相見積りが得意です。

迷ったら一次相談→同条件で3社比較の順で進めましょう。

夜間の一次対応が必要か、条件をそろえて比較したいかで使い分けます。

シロアリは「総合」または「相見積り」「シロアリ専用」の3択で進めると判断が速いです。

スクロールできます
項目害虫駆除110番(総合)害虫駆除屋(相見積り)シロアリ110番(シロアリ専門)
タイプ総合窓口(最短即日で手配)比較相談型(同条件で横並び)シロアリ特化の専門ネットワーク
想定シーンシロアリ疑い/方式未確定の起点に価格・保証・方式を公平に比較床下点検〜ベイト/バリア設計まで一気通貫
同条件比較のしやすさ◯(総合的に整理)◎(条件を揃えて比較)◯(専門要件を前提に提案)
得意ポイント段取りの一本化・最短着工作業範囲・数量・保証の横並び木部/土壌・ベイト/バリアの最適化
公式/相談【総合】害虫駆除110番に無料相談【比較】害虫駆除屋で同条件3社見積り【シロアリ専門】シロアリ110番に無料相談

補足:バリア工法は「今いる個体を一気に下げる」即効型、ベイト工法は「巣と世代交代を断つ」継続管理型。建物条件と被害度で両方式の同条件提案を比較すると安心です。

シロアリ駆除作業フロー|調査→処置→封じ込め→清掃→再点検

シロアリ駆除作業フロー|調査→処置→封じ込め→清掃→再点検

順序が守られるほど再発リスクは下がります。

各工程が見積書・報告書で数量と写真で可視化されているかを確認しましょう。

  • 1) 調査:蟻道・被害部位・含水率・床下状況を点検、写真と配置図で記録。
  • 2) 処置(駆除):木部穿孔注入・土壌処理・ベイト設置を適用(数量を記載)。
  • 3) 封じ込め:外周・基礎のクラック、配管まわりの隙間を補修・シール。
  • 4) 清掃:穿孔粉・残材の回収、衛生措置、注意事項の案内。
  • 5) 再点検:一定期間後に再発確認、ベイトの補充・交換、保証の起点確認。

注意:処置だけで封じ込めを省くと再発しやすく、総額がかえって増えることもあります。

シロアリ駆除費用|今日やることリスト(最短で被害とリスクを下げる)

シロアリ駆除費用|今日やることリスト(最短で被害とリスクを下げる)

迷ったら、上から順に埋めるだけで「今日」から被害とリスクを下げられます。

まずは蟻道・羽アリ・木部の空洞音などの証拠を記録し、水回りの乾燥可燃物の退避で安全確保。

次に24時間窓口で一次相談を押さえ、同条件(作業範囲・数量・方式・保証)で3社の現地調査を同日枠で仮押さえします。

点検口の確保や駐車可否など受け入れ準備まで整えておくと、明日以降の判断と着工が最短になります。

  • 痕跡の記録:蟻道・木粉・羽アリ時期を写真で保存、間取り図に位置をメモ。
  • 水回り点検:配管の滲み・床下の湿気を確認。可能なら換気・乾燥を確保。
  • 点検口の確保:収納を移動し、床下への動線と電源を準備。
  • 同条件3社の調査予約:同日連続枠を仮押さえ(10時/13時/16時)。
  • 同条件テンプレ送付:数量・範囲・保証・報告書・加算条件の明記を依頼。

シロアリ駆除費用でよくある質問(FAQ)

シロアリ駆除費用でよくある質問(FAQ)
費用は何で決まりますか?

価格は主に「作業範囲(室内・床下・外周土壌)」「施工量(穿孔数・処理延長m・薬剤量/ベイト設置数)」「方式(バリア/ベイト)」「保証年数」で決まります。

まずはこの4点を同じ条件にそろえて見積りを比較してください。

「バリア工法」と「ベイト工法」はどちらが良いですか?

即効性と一次での仕上げ重視ならバリア、点検・継続管理と建物条件への柔軟性ならベイトが向きます。

被害の範囲や床下の状況、外周の土壌条件で最適解が変わるため、両方式で同条件提案をもらい比較すると安心です。

見積書で必ず確認すべき数値はありますか?

「穿孔数」「処理延長(m)または面積(㎡)」「薬剤名と有効成分・使用量」「ベイトの設置数・交換目安」「保証年数・再発時の無償範囲」「報告書(施工前後写真・配置図・使用量)」の記載を確認してください。

工期はどのくらいかかりますか?

戸建て標準規模で半日〜1日が目安です。

ベイト工法は設置後の点検が前提のため、初回施工後に定期点検が続きます。

外周土壌処理は天候の影響を受けるため、雨天は延期になる場合があります。

雨の日でも施工できますか?

屋内・床下の穿孔処理は実施できる場合がありますが、外周の土壌処理は雨量によって薬剤が流亡するため延期判断になります。

見積り時に「雨天時の対応」を確認しておくと安心です。

保証は何年くらいが一般的ですか?

1〜5年の範囲で提示されることが多いです。

年数だけでなく「再発時の無償範囲(再処置・点検回数)」「年次点検の有無」「保証の対象部位」を必ず確認してください。

ペットや小さな子どもがいても大丈夫ですか?

適切な養生・換気・乾燥時間の確保で安全に配慮できます。

ベイトは設置位置とカバーで誤食リスクを抑えます。

事前に飼育状況やアレルギーの有無を共有し、施工後の立入り制限を守ってください。

床下点検口が無いのですが、対応できますか?

多くの事例で新設や代替アプローチで対応します。

点検口新設費が別途になることがあるため、見積りの内訳に「点検口新設の有無・金額」を明記してもらいましょう。

賃貸・マンションでも依頼できますか?

可能です。共用部や躯体に関わる場合は管理会社・管理組合の承認が必要になることがあります。

報告書の共有形式や立会いの要否を事前に確認してください。

シロアリ駆除費用|同じ土俵で比べる → 最短着工を確保する

ロアリ駆除費用|同じ土俵で比べる → 最短着工を確保する

本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。

  • 費用は作業範囲・数量・保証で決まる。まずは数値化を確認。
  • 見積りは同条件3社比較。最短着工日も比較軸に。
  • 作業は調査→処置→封じ込め→清掃→再点検の順序が再発防止の近道。

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