
天井裏でハクビシンらしき足音がするんですが……。
業者に駆除を頼むと、料金って普通どれくらいかかる?



市役所に相談したら安く済むのかな?
それとも、最初から専門業者にお願いしたほうがいいんでしょうか?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
「天井裏でドタドタと走る音がする」「甘いような動物のニオイが気になる」──そんなときにまず気になるのが、ハクビシン駆除にかかる料金ではないでしょうか。
結論から言うと、ハクビシン駆除の費用相場は数万円〜30万円前後と幅があり、被害の重さや家の造り・作業内容によって大きく変わります。
とはいえ、おおまかな相場と「自分のケースだとどのくらいになりそうか」の目安がわかれば、業者の見積もりが妥当かどうか判断しやすくなります。
また、放置するほど被害が広がり、結果的に高くつきやすいのもハクビシン駆除の特徴です。
この記事では、ハクビシン駆除の料金相場と、費用が変わる理由・症状レベル別の目安をやさしく整理したうえで、費用を安く抑えるコツや損しない業者選びのポイント、補助金・保険の活用方法までまとめて解説します。
読み終わるころには、「まずはここに相談してみよう」と具体的な一歩がイメージできるはずです。
- ハクビシン駆除の料金相場は、軽症で5万〜10万円前後、一般的な本格駆除で10万〜20万円前後、重度では20万〜30万円以上になることもある。
- 料金は「建物の種類・広さ」「被害の範囲」「作業内容(追い出し・封鎖・清掃・保証など)」といった複数の要素で決まる。
- 早めに相談して被害を広げないことと、同じ条件で2〜3社から相見積もりを取ることで、ムダな出費や高すぎる請求を避けやすくなる。
- 自治体の補助金や火災保険の適用可否も確認しつつ、実績があり説明が丁寧な専門業者に相談するのが、結果的にいちばん安心でコスパも良い。
ハクビシン駆除の料金相場はいくら?ざっくり目安


まずは、ハクビシン駆除の料金相場をざっくり押さえておきましょう。
ここでは、インターネット上で公開されている複数の駆除業者のデータをもとに、「一般的な料金帯」と「戸建て住宅の症状レベル別の目安」に分けて解説します。
ハクビシン駆除の一般的な料金帯(数万円〜30万円前後)
ハクビシン駆除の費用は、業者や建物の状態によって差がありますが、公開されている情報を総合すると、次のようなレンジに収まるケースが多いです。
- 軽い被害への対応:5万〜10万円前後
- 一般的な戸建ての本格駆除:10万〜20万円前後
- 被害が広範囲・長期化しているケース:20万〜30万円前後
たとえば、ハクビシン駆除業者の解説ページでは「相場は5万〜20万円前後」と紹介されていたり、別のサイトでは「10万〜30万円程度」と解説されています。
各社が紹介している金額帯は多少異なるものの、数万円で済むケースもあれば、被害が大きいと20万〜30万円以上になる、という傾向は共通しています。
また、単純に「1匹いくら」で決まるのではなく、追い出し・捕獲・侵入口の封鎖・フンの清掃・消毒・再発防止工事など、どこまで作業を含めるかで総額が変わります。
見積もりを見るときは、金額だけでなく「どこまでの作業が含まれているか」を必ずセットで確認しましょう。
戸建て住宅のケース別費用イメージ(軽症〜重度)
「うちの場合はいくらくらいになりそう?」とイメージしやすいように、一般的な木造戸建て住宅を想定した症状レベル別の目安をまとめると、次のようになります。
- 軽症:住みついて間もない/音やニオイに最近気づいた段階
天井裏の一部だけにフンがあり、侵入口も少ないケース。
→ 調査+追い出し+一部の封鎖+簡易な清掃で、5万〜10万円前後に収まることが多い。 - 中度:フンやニオイが複数の部屋に広がっている段階
巣が複数あったり、天井裏全体にフンが散らばっているケース。侵入口も複数に及ぶことが多い。
→ 調査+追い出し(または捕獲)+複数箇所の封鎖+清掃・消毒まで含めて、10万〜20万円前後になることが多い。 - 重度:長期間放置され、断熱材の交換や大規模な修復が必要な段階
何年も住みつかれて断熱材がボロボロ、天井板の張り替えや大掛かりな補修が必要なケース。
→ 侵入口封鎖や清掃・消毒に加え、断熱材の入れ替えや内装の修復が発生し、20万〜30万円以上かかることもあります。
あくまで目安ですが、「気づいてすぐ相談したか」「住みつかれてからどのくらい経っているか」が料金に大きく影響します。
放置するほどフンや尿の量が増え、ダニ・ノミ対策や断熱材の交換などの工程が増えるため、結果的に高額になりがちです。
自分のケースがどのレベルに近いかをイメージしつつ、次に紹介する「料金が変わる理由」も押さえておくと、業者の見積もりが妥当かどうか判断しやすくなります。
まずは料金の「ざっくり目安」を知っておこう
- 軽症なら5万〜10万円前後で収まることもある
- 一般的な本格駆除は10万〜20万円前後が一つの目安
- 長期放置・大規模な被害では20万〜30万円以上になるケースも
正確な金額は現地調査をしてみないとわかりませんが、まずはこのレンジを頭に入れておくと、相場から大きく外れていないかチェックしやすくなります。
「大体の相場はわかったけれど、自分の家だと実際いくらくらいになるのか知りたい」という場合は、全国対応の害獣駆除サービスに無料相談・無料見積もりを依頼してみるのも一つの方法です。
同じ条件を伝えて3社から見積もりを取っておくと、料金だけでなく「どこまでやってくれるか」の違いも比較しやすくなります。


ハクビシン駆除の料金が変わる理由と症状レベル別の目安


同じ「ハクビシン駆除」でも、5万円で済むケースもあれば30万円以上かかるケースもあります。
この差が生まれるのは、単に業者の言い値ではなく、建物の条件・被害の広がり・作業内容など、いくつかの要素が組み合わさっているからです。
ここでは、料金を左右する主なポイントを整理しながら、「どの要素が高くつきやすいのか」を見ていきます。
建物の種類・広さ(戸建て/集合住宅/倉庫など)
まず大きいのが、建物の種類と広さです。
- 木造の2階建て戸建て
- 鉄骨造やRC造の一戸建て
- 賃貸アパートやマンションの一室
- 店舗・倉庫・工場などの事業用建物
一般的に、床面積が広く、天井裏や屋根裏が複雑な造りの建物ほど、調査と封鎖に時間がかかるため、費用も上がりやすくなります。
逆に、ワンフロアの集合住宅などで点検しやすい構造の場合は、比較的費用を抑えられることもあります。
被害の範囲と巣の数(どこまで広がっているか)
料金を大きく左右するのが、被害の範囲と巣の数です。
- 天井裏の一部だけにフンがある軽症レベル
- 天井裏全体にフンが散らばっている中度レベル
- 壁の中や床下にも巣があり、複数フロアに被害が広がっている重度レベル
被害範囲が広がるほど、点検する場所も封鎖すべき穴の数も増えます。
さらに、フンの量が多いと清掃・消毒・ダニ・ノミ駆除にかける手間と薬剤費も増えるため、料金が段階的に上がっていきます。
作業内容(追い出し/捕獲/封鎖/清掃・消毒/保証)
ハクビシン駆除は、単に「追い出して終わり」ではありません。一般的には、次のような工程がセットになっていることが多いです。
- 追い出し・捕獲(燻煙・忌避剤・捕獲器など)
- 侵入口の特定と封鎖工事(板金・パンチングメタル・コーキングなど)
- フンの回収・巣の撤去・天井裏の清掃
- 殺菌・消毒・ダニ・ノミ対策
- 再発防止の点検・保証
見積もりの金額差は、どの工程まで含めているかで大きく変わります。
追い出しだけであれば一時的には安く済みますが、侵入口をしっかり封鎖していないと、再び侵入されて結局高くつくこともあります。
本格的な駆除を希望するなら、封鎖工事と清掃・消毒、再発保証まで含めたプランを比較するのがおすすめです。
作業のしやすさ・訪問回数・出張距離
同じ作業内容でも、次のような条件によって必要な人員や時間が変わり、費用に影響します。
- 屋根裏や床下に入りやすいか(点検口の有無・高さなど)
- 足場や長いハシゴが必要な高所作業が多いか
- 何度か通って様子を見る必要があるか(捕獲器の見回りなど)
- 現場が遠方で出張費がかかるか
たとえば、都市部で駐車スペースが確保しづらい現場や、山間部で現場までの移動距離が長い場合は、諸経費や出張費が加算されることがあります。
見積もりに「出張費」「諸経費」といった項目が含まれているかも確認しておきましょう。
症状レベル別の料金イメージをもう一度おさらい
ここまでの要素をまとめると、戸建て住宅を例にした症状レベル別の料金イメージは、おおよそ次のようになります。
- 軽症(侵入に気づいてすぐ相談した場合)
追い出し+一部封鎖+簡易清掃中心で、5万〜10万円前後。 - 中度(フンやニオイが複数の部屋に広がっている場合)
追い出し/捕獲+複数箇所の封鎖+清掃・消毒まで含めて、10万〜20万円前後。 - 重度(長期放置・断熱材ダメージが大きい場合)
広範囲な封鎖工事や断熱材の交換・内装の補修などが発生し、20万〜30万円以上になることも。
「うちはどのパターンに近いか」をイメージしながら、次の章以降で紹介する法律面の注意点や費用を安く抑えるコツ、業者選びのチェックポイントも合わせて読んでみてください。
自力駆除はほぼNG?法律・安全面から見たハクビシン対策


ハクビシンは、見た目がタヌキやネコに似ているため「家庭で使える罠で捕まえてしまおうか」と考える人もいますが、これは基本的におすすめできません。
法律面と安全面の両方から、素人が自己判断で捕獲・駆除するのはリスクが大きいからです。
鳥獣保護管理法と「無許可捕獲NG」のルール
ハクビシンは「鳥獣保護管理法」という法律の対象になっている野生動物で、原則として勝手に捕獲・殺処分してはいけないとされています。
実害(家屋への侵入や農作物被害など)がある場合でも、自治体を通じて許可を取ったうえで、許可を受けた人が捕獲・駆除を行うのが基本です。
自治体によって細かな手続きは異なりますが、たとえば次のような流れが一般的です。
- 被害状況を自治体(市役所・区役所など)の担当窓口に相談する
- 自治体が被害の有無を確認し、必要に応じて捕獲許可の手続きを案内
- 許可を受けた有害鳥獣駆除業者や猟友会のメンバーなどが捕獲を担当する
このように、「被害に困っているから」といって、一般の住民が無許可で罠を仕掛けて捕まえてしまうと、法律違反になってしまうおそれがあります。
まずはお住まいの自治体の担当窓口や、専門の駆除業者に相談するのが安全です。
自分でやると危険な対処(罠・殺処分・薬剤散布など)
法律だけでなく、安全面から見ても、次のような対処は自分で行うべきではありません。
- 大型の箱罠・くくり罠などを使った捕獲
設置場所や捕獲後の取り扱いを誤ると、人やペットがけがをする危険があります。また、別の動物が誤って入ってしまうこともあります。 - 棒や道具を使って追い回す・追い出す
狭い天井裏などで追い詰められたハクビシンが暴れ、かみつかれるリスクがあります。高所作業中に落下する事故も考えられます。 - 強い薬剤やガスを使った素人判断の燻煙
人体やペットへの健康被害、火災のリスク、建物の設備故障などにつながりかねません。
こうした作業は、法令や安全対策を理解した専門業者に任せるのが基本です。
見よう見まねで行うと、ケガや火災・近隣トラブルに発展する可能性もあるため避けましょう。
自力でできるのは「環境整備」と軽い応急処置まで
一方で、法律に抵触せず、かつ安全にできる範囲の対策もあります。代表的なのは、次のような「環境を整える対策」です。
- 屋外に置いている生ゴミやペットフード・果物などを片付ける
- 軒下や物置周りの雑草・物品を整理し、身を隠しにくくする
- 明らかに大きく開いている隙間(床下換気口の網が外れている等)を、ホームセンターの防獣ネットなどで仮止めしておく
- 天井裏の音やフンの場所・ニオイの強い場所をメモ・写真で記録しておく
ただし、すでに天井裏や壁の中に住みついている場合、素人判断で完全に封鎖してしまうと、中に閉じ込めてしまうおそれがあります。
封鎖工事は、基本的には追い出し・捕獲とセットで専門業者に任せることをおすすめします。
自力でできるのはあくまで「エサになるものを減らす」「隠れ場所を減らす」「被害状況を記録しておく」といった範囲にとどめておき、実際の駆除や本格的な封鎖はプロに相談する前提で考えましょう。
ハクビシン駆除の料金を安く抑える5つのコツ


ここからは、ハクビシン駆除にかかる料金をできるだけ抑えるために、一般の方でも今日から実践できる「5つのコツ」を紹介します。
どれも難しいことではありませんが、やっているかどうかで総額が大きく変わることもあります。
1.早めに相談して被害を広げない
料金を抑えるうえで、もっとも大きなポイントは「気づいたら早めに相談する」ことです。
- 住みついて間もない段階:巣やフンの量が少なく、侵入口も少ない
- 長く放置した段階:フンや尿が大量にたまり、断熱材もボロボロ、侵入口も増えている
後者になるほど、清掃・消毒・断熱材交換などの作業工程が増え、費用も高くなります。
「最近、天井裏で音がする」「甘いニオイが気になる」と感じたら、その時点で相談してしまった方が、結果的に安く済むことが多いです。
2.2〜3社の見積もりを同じ条件で比較する
1社だけの見積もりだと、その金額が「高いのか安いのか」がわかりにくいものです。可能であれば、2〜3社から見積もりを取り、同じ条件で比較するようにしましょう。
電話や問い合わせフォームで伝えるときは、次のような情報をそろえておくとスムーズです。
- 建物の種類(戸建て・マンション・店舗など)と築年数
- 音がする場所(天井裏・壁の中など)と、気づいた時期
- フンや尿の跡を見つけたかどうか、その場所
- 希望する作業範囲(追い出しだけか、封鎖・清掃・保証まで含めたいか)
この条件を各社でそろえて伝えることで、「A社はここまでやってこの価格」「B社は保証は手厚いが少し高い」といった違いが見えやすくなります。
料金の安さだけでなく、「どこまでやってくれるか」も含めて比較しましょう。
複数社に一度に相談したい場合は、次のような全国対応サービスを使うと、24時間いつでも問い合わせができて便利です。
それぞれの強みが違うので、気になるサービスにまとめて無料相談してみて、対応や説明の分かりやすさも含めて比較してみてください。
3.追加工事になりそうな箇所を事前に伝える
見積もりの後から「ここも塞いだほうがいいので、追加で◯万円です」と言われると、不安になりますよね。
こうしたギャップを減らすには、「追加工事になりそうな箇所」を最初から共有しておくのが有効です。
具体的には、次のようなポイントを写真に撮っておき、事前に伝えておくとよいでしょう。
- 屋根の割れやすき間、古い換気口、雨樋周りの穴
- 床下換気口の網が外れている・さびている場所
- 以前、ネズミや他の害獣が出た場所・修理歴
こうしておくと、業者側も「最初から必要な封鎖工事を含めた見積もり」を出しやすくなり、後からの追加料金を減らしやすくなります。
4.緊急対応より、日程に余裕を持って依頼する
「今すぐ来てほしい」「今日中にどうにかしてほしい」といった緊急対応は、どうしても人員の追加手配や夜間作業が必要になり、割増料金になることがあります。
もちろん、安全面などから本当に緊急性が高い場合は、迷わず早急な対応をお願いすべきです。
ただ、「ここ数日音がするが、今すぐ命の危険があるわけではない」という状況なら、数日〜1週間ほど日程に余裕を持って調整してもらった方が、費用を抑えられることも多いです。
5.自治体の補助金や火災保険の適用可否を確認する
最後に見落としがちなのが、自治体の補助金や火災保険・共済の活用です。
- 自治体によっては、ハクビシンなどの有害鳥獣駆除に補助金を出しているところがある
- 農作物被害だけでなく、家屋被害の「捕獲費用の一部」を補助してくれる例もある
- 建物の天井や壁・断熱材の損傷について、火災保険の「破損・汚損」などの特約で補償される場合がある
補助金の有無や条件は自治体ごとに大きく異なるため、お住まいの市区町村のホームページや環境・生活環境担当課に確認してみましょう。
また、加入している火災保険・共済の証券や約款を見直し、「害獣による建物被害」が補償対象かどうかを保険会社に問い合わせておくと安心です。
こうした制度を上手に使えば、実際の自己負担額を大きく抑えられるケースもあります。
ハクビシン駆除で損しない業者選びのチェックポイント


ハクビシン駆除は、料金も作業内容も業者によって差があります。
ここでは「どんな点をチェックすれば安心して任せられるか」を整理しておきます。見積もりをもらったあと、次のポイントを一つずつ確認してみてください。
現地調査・見積もりの説明が丁寧か
まず大切なのは、現地調査と見積もりの説明が丁寧かどうかです。
- 調査の際、天井裏や屋根裏の状況を写真で見せてくれるか
- 「どこに侵入口があり、なぜそこから入っているのか」を説明してくれるか
- 見積書に、作業内容と金額がきちんと分けて書かれているか
説明があいまいで、「とにかく全部お任せください」「一式◯万円です」としか言わない業者は、後から追加料金が発生したり、どこまで作業してくれたのか分かりづらくなりがちです。
質問にきちんと答えてくれる業者かどうかをよく見ておきましょう。
駆除内容と保証範囲が明確か(どこまでやっていくらか)
次に確認したいのが、「どこまでが料金に含まれているか」です。
見積書や説明で、少なくとも次の点を確認しましょう。
- 追い出し・捕獲は含まれているか
- 侵入口の封鎖工事はどこまで行うか(何カ所まで含むのか)
- フンの回収・清掃・消毒はどの範囲まで行うか
- ダニ・ノミ対策を行うかどうか
- 再発保証がある場合、その期間と条件(何カ月/何年、どんな場合に無償対応か)
このあたりをきちんと書面やメールで示してくれる業者ほど、後からのトラブルが少ない傾向があります。口頭だけの説明で済ませようとする業者には注意しましょう。
法令遵守・資格・実績・口コミの確認ポイント
安心して任せるには、法令遵守や実績も重要です。可能であれば、次のような点もチェックしてみてください。
- ホームページなどに会社概要(住所・連絡先・代表者名など)が明記されているか
- 害獣駆除の施工実績や、どの地域でどのくらい対応しているかがわかるか
- 必要に応じて自治体の捕獲許可などをきちんと取得しているか
- Googleマップや口コミサイトの評価が極端に悪くないか
もちろん、口コミはあくまで参考情報ですが、「説明が丁寧」「対応が早かった」といった声が多いかは一つの判断材料になります。
逆に、「料金が後から増えた」「説明が不十分だった」といった口コミが多い場合は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
こんな業者には要注意(よくあるトラブル例)
次のようなパターンは、トラブルにつながりやすいので注意が必要です。
- 電話口で「必ず◯◯万円でできます」と、現地を見ずに金額を断言する
- 見積書に「一式」「その他工事」などあいまいな項目が多い
- 契約を急かす強い勧誘(「今日契約すれば半額」など極端な値引き)
- 保証内容をはっきり説明しない、書面に残さない
少しでも不安を感じたら、その場で契約せずに一度持ち帰り、他社の見積もりと比較してから判断するのがおすすめです。
業者選びでチェックしたいポイント
- 現地調査の内容と見積もりの説明は丁寧か
- 作業範囲と料金・保証内容が書面で明示されているか
- 会社情報・実績・口コミなど、基本情報が確認できるか
- 不安をあおるだけで即決を迫ってこないか
このあたりを冷静にチェックしながら、複数社の見積もりを比較すると、納得感の高い業者を選びやすくなります。
「自分で一から業者を探すのは大変……」という場合は、全国対応の害獣駆除サービスを上手に活用してみるのも一つの方法です。
とくに、じっくり相談しながら「どこまで対策するか」を決めたい方には、ハクビシンを含む害獣対策に強い駆除ザウルスのような専門色の強いサービスが向いています。
ハクビシン駆除|【比較】自力対策と業者依頼の費用・リスクの違い


ここまで読んで「できるだけ自分で対策して、どうしてもダメなら業者に頼みたい」と考えている方も多いと思います。
この章では、自力対策と業者依頼の違いを、費用・再発リスク・安全性などの観点から整理してみます。
自力対策と業者依頼のざっくり比較表
| 自力対策 | 専門業者に依頼 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 数千円〜数万円程度(市販の忌避剤・防獣ネットなど) | 軽症で5万〜10万円前後、一般的な本格駆除で10万〜20万円前後が目安 |
| 再発リスク | 侵入口の見落としが多く、再侵入されやすい | 侵入口の特定・封鎖と再発保証があれば、再侵入のリスクは低め |
| 安全性 | 高所作業・罠の扱いなどでケガのリスクあり | 安全対策・道具・経験があり、リスクは比較的低い |
| 手間・時間 | 調査・対策・経過観察まで、すべて自分で行う必要がある | 調査〜施工まで任せられるので、時間と手間を大きく節約できる |
| 精神的な負担 | 音やニオイが続く中で様子見する期間が長くなりがち | プロに任せることで、不安やストレスを減らしやすい |
自力対策は、「エサになるものを減らす」「隠れ場所を減らす」といった環境整備には有効ですが、すでに住みついてしまったハクビシンを完全に追い出し、再発を防ぐところまで行うのはかなり難しいのが現実です。
こんな人はまず自力対策から/こんな人は早めに業者へ
目安として、次のように考えてみると判断しやすくなります。
まず自力対策から様子を見てもよいケース
- まだ家の中に入られていない(庭や畑で見かける程度)
- ゴミやペットフードなど、エサになりそうなものを外に置いてしまっている
- 家の周りに放置している物が多く、「隠れ場所」になっていそう
早めに専門業者へ相談したいケース
- 天井裏や壁の中で、ほぼ毎日ドタドタ音がしている
- 天井にシミが出てきた・甘いニオイが強いなど、フンや尿の被害が疑われる
- フンを見つけた・家の中でダニ・ノミが増えた気がする
- 小さなお子さんやペットがいて、健康被害が心配
後者のような状況では、放置するほど被害が広がり、結果的に高額な工事が必要になる可能性が高まります。
迷ったら一度、無料調査や見積もりだけでも依頼して、現在の状況をプロに見てもらうと安心です。
「本格的に駆除して、再発もできるだけ防ぎたい」と考えている方は、ハクビシンやイタチなどの害獣に強い専門業者に相談するのがおすすめです。
- しっかり状況調査をしてほしい
- 追い出し・封鎖・清掃・消毒までまとめてお願いしたい
- 再発保証の内容も確認しながら進めたい
こうした要望がある場合は、駆除ザウルスのような自社施工型の専門サービスに相談すると、最初の調査から施工・アフターケアまで一貫して任せやすくなります。
ハクビシン駆除の補助金・保険をチェックする


ハクビシン駆除の費用は安くないからこそ、補助金や保険でどこまでカバーできるかも確認しておきたいところです。
ここでは、一般的な考え方とチェックのポイントを整理しておきます。
自治体のハクビシン駆除補助金の例と探し方
お住まいの自治体によっては、ハクビシンなどの有害鳥獣対策に対して、次のような補助制度を用意していることがあります。
- 捕獲や駆除にかかる費用の一部を補助
- 罠や防獣ネットなどの購入費用の一部を補助
- 自治体が委託する業者による捕獲・回収を無償または低額で実施
ただし、補助対象となるのは「農作物被害」に限られる自治体もあれば、「家屋被害」も含まれる自治体もあり、内容や条件は市区町村ごとに大きく違います。
そのため、次のような順番で確認するのがおすすめです。
- お住まいの市区町村の公式サイトで「ハクビシン」「害獣」「有害鳥獣駆除 補助金」などのキーワードで検索する
- 見つからない場合は、環境・生活衛生・農林水産などの担当課に電話で相談する
- 補助を受けるための条件(事前申請が必要か、上限金額はいくらか)を確認する
補助制度がある場合でも、「業者に依頼してから申請しよう」と思っていると、「事前に申請書を出していないと対象外」というケースもあります。
駆除を依頼する前に、まずは自治体へ一本電話を入れておくと安心です。
火災保険・共済でカバーされる可能性があるケース
ハクビシンによる家屋への被害が、火災保険や共済で補償されることもあります。
保険会社や契約内容によって取り扱いは異なりますが、次のようなケースで対象になることがあります。
- 天井板や壁がハクビシンのフンや尿で腐食し、張り替えが必要になった
- 断熱材がボロボロになり、入れ替え工事が必要になった
- 配線がかじられて漏電の危険があり、修理を行った
一方で、「駆除そのものの費用」は対象外で、「建物の修理費用のみ」補償という扱いのこともあります。
いずれにしても、自己判断せず、加入している保険会社や共済の窓口に直接確認するのが確実です。
- 保険証券・約款を手元に用意する
- 「ハクビシンなどの害獣による建物の汚損・破損の場合、どこまで補償されるか」を問い合わせる
- 必要であれば、業者に「写真付きの被害報告書」や「見積書・領収書」を発行してもらう
こうした手続きをしっかり行うことで、実際の自己負担額をかなり抑えられる可能性もあります。
補助金・保険を活用するときの注意点
補助金や保険を活用する際には、次の点に注意しましょう。
- 自治体の補助金は「予算に達し次第終了」となることがある
- 工事の前後で写真撮影が必要な場合があるため、業者に事前に相談しておく
- 保険請求の期限が決まっていることが多い(事故発生日から◯年以内など)
補助金・保険を前提にしすぎて対応が遅れると、被害が広がって逆に高くつくこともあります。
あくまで「使えればラッキー」くらいの感覚で、まずは被害を食い止めることを優先しつつ、並行して確認していくとよいでしょう。
今日からできる「ハクビシン駆除の準備チェックリスト」


最後に、この記事を読み終えたあとにすぐできる「今日やること」をチェックリスト形式でまとめます。
このリストに沿って準備しておけば、自治体や業者へ相談するときに話がスムーズに進み、見積もりの精度も上がります。
- 天井裏や壁の中から音がする時間帯(夜・早朝など)を書き出す
- フンや尿のシミを見つけた場所をメモし、可能であれば写真を撮る
- 甘いニオイがする場所や、ダニ・ノミが増えたと感じる場所をチェックする
- 被害に気づいた時期(◯カ月前・◯年前など)を大まかに把握する
- 建物の種類(戸建て・マンション・店舗など)
- 築年数と構造(木造・軽量鉄骨・RC造など)
- 過去に増改築した場所や時期
- これまでにネズミや他の害獣被害があったかどうか
これらの情報は、現地調査の前に電話やメールで伝えておくと、現場での調査がスムーズになり、見積もりの精度も高まりやすくなります。
- 「どこで・いつ頃から・どんな被害が出ているか」を簡潔にまとめる
- 自治体の補助金制度の有無や、紹介してもらえる業者がいるかを確認する
- 相談したい業者候補(2〜3社)をリストアップしておく
今日やることリスト
- 被害の状況(音・ニオイ・フンなど)をメモと写真で記録する
- 建物の情報(築年数・構造・過去の被害歴)を整理する
- 自治体の補助金や相談窓口を確認する
- 相談したい業者候補を2〜3社ピックアップする
- 上記の情報をまとめて、無料相談・無料見積もりを申し込む
ここまで準備しておけば、あとは電話やフォームで相談するだけです。
難しく考えすぎず、「まずは話を聞いてもらう」くらいの気持ちで行動してみてください。
ハクビシン駆除の料金に関するよくある質問(FAQ)


- ハクビシン駆除の料金は「1匹いくら」で決まるのですか?
-
いいえ、「1匹いくら」という計算ではありません。
実際には、建物の種類や広さ・被害の範囲・作業内容(追い出し・封鎖・清掃・保証など)の組み合わせで料金が決まります。
同じ1匹でも、被害が軽症か重度かで必要な作業が大きく変わるため、金額にも差が出ます。
- 「調査は無料」と書いてある業者でも、後から追加料金が発生することはありますか?
-
可能性はあります。たとえば、調査時には想定していなかった場所に侵入口が見つかった場合や、断熱材の交換が必要になるほど被害が進行している場合などです。
ただし、信頼できる業者であれば、追加工事が必要になりそうな場合は、その理由と金額を事前に説明してくれるはずです。
「現地を見ないうちから極端に安い金額を提示してくる」「見積書に内容のはっきりしない項目が多い」業者には注意しましょう。
- 市役所に相談すれば、ハクビシン駆除の費用はすべて無料になりますか?
-
自治体によって対応は異なりますが、完全に無料になるケースは多くありません。
捕獲用の罠を貸し出してくれたり、農作物被害に対する補助金が出たりする自治体はありますが、家屋の修理や本格的な駆除工事まで全額負担してくれるケースは少数です。
市役所には「どこまで対応してもらえるか」「民間業者を利用する場合に補助はあるか」を確認するつもりで相談するとよいでしょう。
- ハクビシンを自分で捕まえれば、業者に頼むより安く済みますか?
-
罠を買って自分で捕まえようとするのは、法律面・安全面の両方からおすすめできません。
ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象であり、自治体の許可を受けずに捕獲すると、法律違反になるおそれがあります。
また、捕獲後の取り扱いや後始末も大きな負担になります。結果的に、怪我をしたり近隣トラブルになったりして、かえって高くつく可能性もあります。
- ハクビシン駆除の費用を火災保険や共済で補償してもらえることはありますか?
-
契約内容によっては、天井板や壁、断熱材などの修理費用が補償される場合があります。
ただし、「駆除そのものの費用」が対象になるかどうかは保険会社やプランによって異なります。
保険証券や約款を確認し、「害獣による家屋の汚損・破損」が補償対象かどうかを、加入している保険会社に問い合わせてみてください。
ハクビシン駆除の料金を理解して、損せず安全に解決する


本記事でお伝えしたかったポイントを、最後に整理しておきます。
ハクビシン駆除の料金は、軽症で5万〜10万円前後、一般的な本格駆除で10万〜20万円前後、重度では20万〜30万円以上と幅があります。
この差は、「建物の種類・広さ」「被害の範囲」「作業内容」「作業のしやすさ」など、複数の要素が組み合わさって生まれます。
一方で、気づいた段階で早めに相談すること、同じ条件で2〜3社から相見積もりを取ること、そして自治体の補助金や火災保険を確認することで、ムダな出費やトラブルをかなり減らすことができます。
- 料金相場と症状レベル別の目安を知っておく
- 自力でできるのは環境整備と記録まで、本格的な駆除はプロに任せる
- 業者選びでは、説明の丁寧さ・作業範囲・保証内容をしっかりチェックする
- 補助金や保険を上手に活用して、自己負担を抑える
天井裏の音やニオイが気になり始めたら、今日のうちに被害状況をメモし、自治体と専門業者に相談の一歩を踏み出してみてください。
「まずは状況を聞いてほしい」「本格的に駆除したい」「他社とも比較して決めたい」など、希望に合わせて相談先を選ぶのも一つの方法です。
どこに相談するにしても、今回のチェックリストで整理した情報を伝えれば、見積もりの精度も上がり、納得のいく形でハクビシン問題を解決しやすくなります。




