
京都でシロアリ駆除を頼むと、だいたいどれくらいの費用がかかるんだろう…?



築年数の古い木造住宅なんだけど、市販のベイト剤だけで様子を見るより、最初から業者に任せた方がいいのかな?
こういった疑問や不安にお答えしていきます。
京都は、湿気のこもりやすい盆地特有の気候に加え、築年数の経った木造住宅や京町家が多いエリアです。床下の風通しが悪かったり、昔の基礎のままになっている家も多く、シロアリにとっては活動しやすい条件が揃っています。
放置すると土台や柱が少しずつ食べられ、気づいたときには耐震性に影響が出るレベルまで進行していることもあります。
見た目がほとんど変わらないまま静かに進むのが、シロアリ被害の怖いところです。
とはいえ、初めてシロアリ駆除業者を探すと「京都だと相場はいくらくらい?」「バリア工法とベイト工法って何が違うの?」など、分からないことだらけになりがちです。
本記事では、京都の住宅事情を踏まえながら、シロアリ駆除の料金相場と工法の違い、そして業者選びのコツを整理しました。
- 京都のシロアリ駆除料金は、建物の広さや被害の進行度、工法(バリア工法/ベイト工法)で変わり、目安としては数十万円前後を想定しておくと検討しやすくなります。
- 総額だけでなく、「どこまで薬剤処理をするか」「保証年数は何年か」「点検やアフターサービスが付いているか」をセットで比較しないと、安いのか高いのか判断できません。
- シロアリ110番・シロアリ駆除のキャッツ・街角シロアリ駆除相談所などのサービスを組み合わせ、「工法」と「保証条件」をそろえて3社程度の見積りを取り、京都の家に合うプランを選ぶのが失敗しにくいルートです。
京都のシロアリ被害の特徴とよくある発生場所


同じ関西地方でも、シロアリの出やすさや被害の出方は地域によって少しずつ違います。
京都の場合、「盆地で湿気がこもりやすい」「築年数の経った木造住宅や町家が多い」という条件が重なり、床下や土台まわりの点検がとくに重要になります。
ここでは、京都でシロアリ被害が出やすい建物タイプと、よく見落とされがちなポイントを整理します。
木造戸建て・京町家エリア
築年数の経った木造戸建てや京町家では、床下の高さが低かったり、昔ながらの石場建て・布基礎が残っていたりすることがあります。風通しが悪く、湿気がこもりやすい環境は、シロアリにとって好条件です。
次のようなサインがある場合は、早めの点検をおすすめします。
- 和室の畳の一部がフワフワする、踏むと沈む感じがある。
- 柱や敷居を軽く叩くと、ポコポコと空洞音がする。
- 基礎や束石のまわりに、土でできた筋(蟻道)が伸びている。
外から見て分かりにくい場合でも、床下を点検すると広い範囲で被害が出ているケースも少なくありません。
京都ではリフォームと合わせてシロアリ対策を行うことも多いため、「いつ・どこまで工事したか」を把握しておくと、業者への説明もスムーズです。
マンション・ハイツなどの集合住宅
鉄筋コンクリート造のマンションでも、「うちはRCだからシロアリは関係ない」とは言い切れません。
1階部分の木枠や床材、共用部の植栽まわりなど、部分的に木材が使われているところは狙われやすいポイントです。
とくに、1階の専用庭つき住戸や、半地下のような構造になっている部屋では、土壌からの侵入リスクがあります。
床が冷たく湿っぽい感じが続く場合は、結露や漏水と合わせてシロアリリスクも確認しておきたいところです。
集合住宅の場合は、専有部分だけで解決しないケースもあるため、管理会社やオーナーと連携しながら、建物全体での対策が必要かどうかを判断します。
店舗・事務所・倉庫がある建物
京都では、1階が店舗・2階が住居という建物や、歴史のある商店街の建物も多く見られます。
こうした建物では、店舗側の床下やバックヤードが長年そのままになっており、気づかないうちにシロアリが広がっていることがあります。
段ボールや木製パレットが常に床に接して置かれている、湿気がこもりやすいバックヤードがある、といった環境はシロアリのエサ場になりやすいため注意が必要です。
「床のきしみが気になる」「一部の下がり壁だけ色が変わってきた」など、小さな違和感でもシロアリが原因のことがあります。
年数が経った建物ほど、早めに専門業者の点検を受けておくと安心です。
京都のシロアリ駆除料金相場の見方


シロアリ駆除の料金は、「建物の広さ」「被害の範囲」「選ぶ工法(バリア工法/ベイト工法)」によって大きく変わります。
ホームページ上では「坪◯◯円〜」「一式◯万円〜」と書かれていても、実際には現地を見てみないと正確な金額は出せません。
京都でよくあるパターンを前提にすると、料金を見るときのポイントは次の三つです。
- 床下や玄関まわりなど、どの範囲まで薬剤処理するか(建物の「施工面積」)。
- バリア工法(薬剤散布)か、ベイト工法か、その組み合わせか。
- 保証年数と、保証期間中の無償点検・再施工の条件。
同じ「◯十万円」という金額でも、「一度きりの薬剤散布だけ」なのか、「駆除+予防処理+数年の保証と定期点検」まで入っているのかで、意味はまったく変わってきます。
すでに被害が出ている場合と、予防を兼ねた施工の場合でも金額は変わります。過去にシロアリ対策をしている家なら、「前回の施工時期」「当時の工法」「保証書の有無」を確認しておくと、見積りの精度が上がります。
シロアリ駆除全体の費用感や工法の違いについては、次のような解説記事もあわせて参考にしてみてください。


次の章では、京都でよくある「木造戸建て」「テラスハウス・長屋風の建物」「店舗併用住宅」それぞれの目安料金を、もう少し具体的に整理していきます。
京都のシロアリ駆除|条件別の目安料金(戸建て・長屋・店舗)


ここでは、京都でよく見られる「木造戸建て」「長屋・テラスハウス」「店舗併用住宅」などのパターン別に、シロアリ駆除の目安料金を整理します。
あくまで現地調査前の参考レンジとして見てください。
| 建物・状況 | 作業のイメージ | 目安料金帯 | チェックしたいポイント |
|---|---|---|---|
| 木造戸建て(床下点検口あり・軽度) |
床下全体の点検 被害箇所周辺の薬剤処理(バリア工法) 必要に応じて玄関・水まわりの追加処理 |
おおよそ10〜20万円前後 (延床30坪前後のイメージ) |
予防範囲(被害部位だけか、床下一帯か)と 保証年数(5年・7年など)を確認。 |
| 木造戸建て(被害が広がっている・再施工) |
被害状況の詳細調査 土台・柱まわりの重点処理 バリア+ベイトの併用提案も 既存処理状況の確認とやり直し |
おおよそ20〜40万円前後 (延床・被害範囲で変動) |
「駆除」だけでなく「今後の予防」まで含むか、 補修工事が別途になるかどうか。 |
| 長屋・テラスハウス(連棟の一戸分) |
対象住戸の床下・壁際の調査 隣家との境界部の重点処理 ベイト工法で様子を見るケースも | おおよそ15〜30万円前後 |
連棟全体にシロアリが広がっている場合、 隣家との連携が必要になる可能性。 |
| 店舗併用住宅(1階店舗+上階住居) |
店舗側の床・バックヤードの調査 住居側の床下・水まわり処理 荷物移動を伴う部分の施工 |
おおよそ25〜50万円前後 (店舗面積・レイアウト次第) |
営業時間外での作業可否・時間外料金の有無、 店舗側の在庫・什器移動の範囲。 |
| 予防施工のみ(被害なし・定期メンテ) |
床下点検のみで被害なしを確認 既存処理から年数が経過した部分の再処理 将来のリスク説明とメンテナンス計画 |
おおよそ8〜15万円前後 (範囲の広さによる) |
予防施工でも保証が付くか、 次回点検時期の目安が示されるか。 |
- 上記はあくまで目安で、延床面積・被害の深刻度・工法・保証年数によって大きく上下します。
- 「坪単価だけが安い」プランでも、点検口増設・床下清掃・補修工事などが別料金になることがあります。
- 見積書では、「施工面積(坪数)」「工法」「保証年数」「追加工事の条件」が分かれているかをチェックしましょう。
このあとで、京都で選ばれやすい代表的な工法である「バリア工法」と「ベイト工法」の違いと、どんな家に向いているかを整理します。
シロアリ駆除|バリア工法とベイト工法の違いと選び方


シロアリ駆除・予防でよく出てくるのが「バリア工法」と「ベイト工法」です。
どちらが正解というよりも、建物の構造や被害状況に応じて使い分けるイメージに近いです。
ここでは、それぞれの特徴と、京都の住宅事情を踏まえた選び方のポイントを整理します。
バリア工法(薬剤散布)|広い範囲を一気に守りたい場合に向く
- 床下の土壌や基礎まわり、木部に薬剤を散布し、「薬剤のバリア」でシロアリの侵入を防ぐ工法。
- すでに被害が出ている場合の駆除と、今後の予防を同時に行える。
- 床下にしっかり入れる構造の家(床下高さが十分・点検口あり)と相性が良い。
京都の木造戸建てや京町家では、「昔にシロアリ処理をしたきりで、そのまま何十年」というケースも多く見られます。
薬剤の効果は永遠ではないため、前回施工から5〜10年以上経っている場合は、バリア工法による再施工を検討したいところです。
一方で、床下に人が入れないほど低い、配管が複雑で全面施工が難しい、といった場合は、ベイト工法を併用することもあります。
ベイト工法|建物の外周からじっくり攻めるタイプ
- 建物の外周やシロアリの通り道になりそうな場所に「ベイトステーション」と呼ばれる箱を設置する工法。
- 中に入った薬剤入りエサをシロアリが巣に持ち帰ることで、コロニーごと弱らせていく。
- 床下に入れない家や、庭や外構の条件によっては、バリア工法より選びやすい場合もある。
ベイト工法は、「即効性」というよりも、定期的な点検・薬剤補充を前提にした中長期の管理というイメージです。
京都で庭木や植栽が多いお宅、文化的な配慮から薬剤量を絞りたいお宅などには、選択肢のひとつになります。
ただし、ベイトステーションの位置や管理が適切でないと効果が出にくいため、実績のある業者かどうかを確認しておきましょう。
京都の家で工法を選ぶときのチェックポイント
- 床下の高さと点検口の有無:人が入れるならバリア工法中心、難しい場合はベイト併用も検討。
- 被害の有無:すでに被害が出ている場合は、「駆除」と「予防」の両方をどう設計するかが重要。
- 庭・外構の条件:ベイトステーションの設置スペース、将来の外構工事予定なども事前に伝える。
- 保証年数と点検頻度:工法ごとの保証年数と、点検訪問の頻度・費用を比較する。
見積りを比較するときは、「工法名」だけでなく、施工範囲(どこまで薬剤を入れるか)と保証・点検の条件までセットで確認しておくと、京都の自宅に合ったプランを選びやすくなります。
次の章では、こうした工法の違いもふまえつつ、シロアリ110番・シロアリ駆除のキャッツ・街角シロアリ駆除相談所の3サービスを比較し、「どの窓口から相談を始めると動きやすいか」を整理していきます。
シロアリ駆除業者|3社比較(役割で使い分け)


「京都でどのシロアリ業者に相談すればいいか分からない…」というときは、まずは窓口のタイプごとに役割を分けて考えると整理しやすくなります。
ここでは、京都エリアにも対応している代表的な3サービス(シロアリ110番・シロアリ駆除のキャッツ・街角シロアリ駆除相談所)を比較してみます。
| 項目 | シロアリ110番 | シロアリ駆除のキャッツ | 街角シロアリ駆除相談所 |
|---|---|---|---|
| タイプ | 全国ネットの総合窓口型 | シロアリ専門の施工会社 | 複数社の見積り比較サービス |
| 想定シーン | 「まず状況を聞いてほしい」「近くで動ける業者を紹介してほしい」 | 「本格的に駆除と予防をしておきたい」「工法や保証までしっかり相談したい」 | 「価格と内容を比較してから決めたい」「相場感をつかみたい」 |
| 対応エリア | 全国(京都含む/加盟店ネットワーク) | 全国対応(エリアにより支店・パートナーが施工) | 関東・中部・関西など一部エリアのみ対応(京都含む/提携会社ネットワーク) |
| 主な工法 | バリア工法・ベイト工法など(加盟店ごとに要確認) | バリア工法+ベイト工法の提案力に強み | 提携各社の工法を比較しながら選べる |
| 料金イメージ | 要見積(建物の坪数・被害状況・工法で変動) | 要見積(戸建て〜店舗・寺社まで幅広く対応) | 複数社の見積りを横並び比較して検討 |
| 強み | 24時間受付の総合窓口として、困ったときにまず相談しやすい | シロアリ専門としてのノウハウと、工法・保証まで含めた提案力 | 条件をそろえて複数社の金額・保証・工法を比較しやすい |
| 保証・アフター | 保証年数は加盟店規定(見積り時に要確認) | 数年単位の保証と、定期点検の提案が受けられる(プランにより異なる) | 各社の保証条件・点検内容を比較しながら選べる |
| 参考評価 | |||
| 公式/申込み | 【総合】シロアリ110番に無料相談 | 【専門】シロアリ駆除のキャッツで現地調査 | 【比較】街角シロアリ駆除相談所で複数社見積り |
主要3社の特徴(シロアリ駆除サービスの使い分け)
シロアリ110番|まず状況を相談して、動き方のイメージをつかみたい人向け
- シロアリを含む害虫・害獣全般に対応した総合窓口タイプ。京都市内や近郊でも、提携業者のネットワークから案件に合う会社を手配してくれます。
- 「今すぐ工事を決めるというより、まずは状況を見てもらって相談したい」という初動の一歩に使いやすい窓口です。
シロアリ駆除のキャッツ|工法や保証を含めて、じっくり相談したい人向け
- シロアリ専門系として、バリア工法・ベイト工法それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明し、建物の構造や築年数に合わせてプランを提案してくれます。
- 「築年数が古くて不安」「京都らしい和風住宅・町家で、今後のメンテナンスも含めて考えたい」といったケースで選びやすいサービスです。
街角シロアリ駆除相談所|同じ条件で複数社の見積りを比べて決めたい人向け
- シロアリに強い地域の加盟店・提携店の中から、条件をそろえた相見積りを取りやすいサービスです。
- 「いきなり1社に決めるのが不安」「工法・保証・金額を横並びで比べたい」という人は、街角シロアリ駆除相談所を軸に比較検討すると相場感をつかみやすくなります。
次の章では、「今すぐ何とかしたい」「点検だけでも早めに来てほしい」というときにスムーズに動けるよう、京都でシロアリ駆除を即日〜早めに依頼する際のポイントを整理します。
京都でシロアリ駆除を早めに依頼したいときのポイント


「羽アリを見てしまった」「床が一部だけ沈む」など、シロアリを疑うサインに気づいたときは、早めに点検だけでも依頼しておくと、被害と費用の両方を抑えやすくなります。
ここでは、京都でシロアリ110番・キャッツ・街角シロアリ駆除相談所などに連絡するとき、スムーズに話が進みやすくなるチェック項目をまとめました。
1. 住所と建物の種類・築年数・施工履歴
- 住所・エリア(例:京都市◯◯区/長岡京市/宇治市などと最寄り駅)
- 建物の種類(木造戸建て/京町家/長屋/マンション◯階 など)
- 築年数の目安(正確でなくても「築20年以上」「築30〜40年」などでOK)
- 過去のシロアリ施工履歴(いつ頃・どんな工法で対策したか、保証書が残っているか)
とくに京都では、築古の木造住宅や町家が多く、「何十年もシロアリ対策をしていない」というケースも少なくありません。
分かる範囲で構わないので、前回の施工時期と工法を伝えられると、必要なプランが絞りやすくなります。
2. 被害のサインと気づいたきっかけ
- どんなサインに気づいたか(羽アリ/床の沈み/壁や柱の変色/蟻道 など)。
- それに気づいたのはいつ頃か(数日前/数週間前/数か月前)。
- 被害が疑われる場所(玄関まわり/浴室・洗面/和室/縁側/庭の枕木など)。
- スマホで撮影した写真があれば、問い合わせフォームやLINEで共有できるか。
京都では、ゴールデンウィーク前後の羽アリシーズンに相談が集中しがちです。
「何月頃に羽アリが出たか」を伝えると、シロアリかどうかの判断材料にもなります。
3. 希望する点検・施工の時間帯と立ち会い条件
- 平日・土日のどちらが動きやすいか、昼/夕方など大まかな希望時間帯。
- 共働き世帯の場合、立ち会い可能な家族や、鍵の受け渡し方法。
- 店舗併用住宅や事業所の場合、営業日・営業時間・仕込み時間など。
- 駐車スペースの有無(敷地内/近くのコインパーキング利用など)。
「◯日以内で空いている最短の日程を知りたい」「平日なら◯時以降、土日なら終日対応可能」など、業者側が予定を組みやすい伝え方をすると、早めの点検日が決まりやすくなります。
急いでいるときほど、「とにかく安く」「とにかく早く」だけを伝えがちですが、建物情報と被害状況・希望時間帯を一緒に伝えた方が、結果的にスムーズに動きやすくなります。
次の章では、京都のシロアリ駆除で「現地で追加費用が出やすいケース」と、「見積りの段階で確認しておきたいポイント」を整理します。
京都のシロアリ駆除で現地で増えがちな追加費用と見積りチェックポイント


シロアリ駆除では、ホームページや電話で聞く「概算」と、現地調査後の正式見積りに差が出ることがあります。
とくに京都のように築年数の経った木造住宅が多い地域では、床下に入ってみて初めて分かる追加工事が出てくることも少なくありません。
ここでは、現地で追加費用が発生しやすい代表的なケースと、見積りの段階でチェックしておきたいポイントを整理します。
現地で追加費用が出やすい代表的なケース
- 床下点検口の新設・拡張
床下に人が入れない場合、新たに点検口を作る必要が出てきます。キッチンや廊下の一部を開口する大工工事が別料金になることが多いです。 - 想定より施工面積が広かった
事前ヒアリングより延床面積が大きかったり、離れ・増築部などがあると、薬剤処理の坪数が増え、その分の追加費用が発生します。 - 腐朽部分や構造材の補修
シロアリ被害が進行しており、土台や大引き、束などに強い腐朽が見つかった場合は、別途大工工事を伴う補修が必要になることがあります。 - 庭木・外構まわりの処理
枕木・ウッドデッキ・フェンスなど、屋外の木部にもシロアリが移っている場合、それらの撤去や処理作業が追加になるケースがあります。 - 駐車・時間外対応の追加
京都の狭い路地・観光エリア付近などでコインパーキング利用が前提の場合、駐車場代が別途になることがあります。夜間や早朝を希望する場合の時間外料金も要確認です。
こうした追加項目は、現地調査前に完全には読み切れないこともありますが、「どんなときに追加になるのか」を前もって聞いておくだけでも、あとからの驚きを減らせます。
見積りの段階でチェックしておきたいこと
- 施工面積(坪数)が明記されているか。家全体なのか、一部なのか。
- 工法と施工範囲(バリア工法のみか、ベイト併用か/床下だけか、玄関・水まわりも含むか)。
- 保証年数と保証の対象(どこまでが無償、どこからが有償になるのか)。
- 追加費用が発生する条件(大工工事・点検口新設・駐車場代・時間外対応など)。
- 支払い方法・タイミング(当日現金のみか、カード・振込・分割などに対応しているか)。
不安な場合は、見積りの段階で「◯◯万円を超えそうな場合はいったん相談してほしい」「追加工事は口頭の説明と見積書の追記で合意したうえで進めてほしい」と伝えておくと安心です。
次の章では、京都でシロアリ駆除を依頼した場合の施工当日の流れと、工事後のアフター点検で見ておきたいポイントを紹介します。
シロアリ駆除施工当日の流れとアフター点検で見るべきポイント


シロアリ駆除は、当日の工事だけで完結するものではありません。
とくに京都のように湿気や築年数の影響を受けやすいエリアでは、施工後の点検やメンテナンスまで含めて計画しておくことが大切です。
ここでは、シロアリ駆除施工当日の一般的な流れと、アフター点検でチェックしておきたいポイントを整理します。
施工当日の基本的な流れ
- 到着〜事前説明
担当者が到着したら、まずは前回の打ち合わせ内容を確認し、当日の作業範囲・時間の目安・注意点などを説明してくれます。不明点はこのタイミングで遠慮なく聞いておきましょう。 - 床下や建物まわりの最終チェック
床下や玄関、外周部などを確認し、施工前の状態を写真に残しておくことも多いです。既に見積りで聞いていた内容と大きな違いがあれば、ここで共有されます。 - 薬剤処理・ベイトステーション設置
バリア工法の場合は、床下土壌や木部への薬剤散布・注入が中心になります。ベイト工法の場合は、建物外周にベイトステーションを設置し、位置を記録していきます。 - 片付け・最終確認・今後の説明
作業後は床下からの退出・清掃を行い、施工箇所の写真を見せながら説明を受けます。保証書や施工報告書がある場合は、このタイミングで受け取ります。
床下に入る作業が多いため、当日はキッチンや洗面所、押し入れなどの荷物を、事前にある程度どかしておくとスムーズです。
京都の住宅は収納スペースが限られていることも多いので、作業動線をイメージして片付けておくと安心です。
施工後〜保証期間中にチェックしたいこと
- 施工報告書・保証書の内容
どの範囲にどんな薬剤を使ったのか、保証期間は何年か、保証の対象範囲はどこまでかを確認します。 - 点検のタイミング
保証期間中に定期点検が含まれている場合は、その時期と方法(訪問/連絡)をメモしておきましょう。 - 生活上の注意点
床下の換気・湿気対策、庭木やウッドデッキの扱い、収納の仕方など、日常生活で気をつけることを聞いておくと再発予防に役立ちます。 - 羽アリや床の異変に気づいたときの連絡フロー
保証期間中に怪しいサインを見つけた場合、どの窓口に、どう説明すればよいかを確認しておきましょう。
施工報告書・保証書・見積書は、リフォームや売却時にも役立つ大事な資料です。ファイルにまとめて保管しておくか、スマホで撮影してデジタルでも残しておくと安心です。
次の章では、京都でシロアリ業者を選ぶときに見落としがちな「口コミの読み方」と、写真や保証のチェックポイントを解説します。
京都のシロアリ駆除業者の口コミを見るときの注意点(写真と保証で判断)


最近は「京都 シロアリ駆除 口コミ」などで検索すると、地元の業者から全国チェーンまで、さまざまなレビューが見られるようになりました。
ただし、星の数や料金の感想だけで判断してしまうと、シロアリ対策として本当に良かったのかどうかが見えにくいのも事実です。
ここでは、口コミを見るときに意識しておきたいポイントを整理します。
写真付き口コミは「施工の丁寧さ」をイメージする材料に
- 床下や玄関まわりのビフォーアフター写真が載っている口コミは、施工の丁寧さや説明の分かりやすさをイメージしやすくなります。
- 「安かった」「早かった」だけでなく、どこにどんな薬剤処理をしたのかや、報告書の有無について触れているかをチェックしましょう。
- 写真と文章の内容がかみ合っていない口コミは、その1件だけで判断せず、他のレビューもあわせて見るのがおすすめです。
Googleマップや一部の比較サイトでは、写真付きレビューが増えています。具体的な施工内容や説明の様子に触れている口コミから読んでいくと、その業者の「現場での対応力」が見えやすくなります。
保証・再発時の対応についての記述は要チェック
- 「保証期間中の対応」について具体的に書かれているかどうか(再発時にすぐ見に来てくれた/条件付きだった など)。
- 保証年数や点検の説明が、契約前と契約後で変わらなかったかに触れているレビューがあるか。
- トラブルがあった場合の対応(説明不足へのフォロー、連絡へのレスポンス)についての評価。
シロアリ対策は、施工したその日だけで完了するものではありません。数年単位の保証期間中に、羽アリや床の異変があったときの対応が重要なので、保証に関する口コミはしっかり目を通しておきたいところです。
「極端な高評価・低評価」は傾向を見る材料として
どのサービスでも、極端に良い/悪い評価は一定数あります。京都のように案件数が多いエリアほど、評価がばらつきやすいのも自然なことです。
- 1件だけの口コミではなく、複数のレビューに共通して出てくる「傾向」を重視する。
- 施工日や担当者名、建物のタイプなどが具体的に書かれているかどうかを見る。
- 料金に関する不満がある口コミでは、「見積りと請求の差」「追加費用の説明」がどうだったかに注目する。
口コミはあくまで「個人の感想」です。星の数+具体的な体験談+公式サイトの情報+実際の見積りを組み合わせて、総合的に判断するのがおすすめです。
次の章では、こうした情報をふまえて、京都でシロアリ業者を選ぶときのコツと、同じ条件で相見積りを取るためのテンプレートを紹介します。
京都でシロアリ駆除業者を選ぶコツ|同条件の相見積りテンプレ


京都でシロアリ業者を選ぶときは、いきなり1社だけに決めてしまうよりも、条件をそろえたうえで2〜3社の見積りを比べるほうが、結果的に納得感のある選び方がしやすくなります。
ここでは、「何を軸に比べればいいか」と「問い合わせのときに使える相見積りテンプレ」をまとめました。
業者選びの3つの軸(京都の家で意識したいポイント)
- 工法と施工範囲
バリア工法/ベイト工法のどちらか一方なのか、両方を組み合わせるのか。床下だけか、玄関・水まわり・外周部まで含むのか。 - 保証と点検の内容
保証年数だけでなく、「どの範囲の再発をどこまで無償対応してくれるか」「定期点検が含まれているか」を確認する。 - 説明と報告書の分かりやすさ
被害状況・施工内容・今後の注意点を、写真や図を用いて分かりやすく説明してくれるか。施工後に写真付き報告書や施工図面が残るかどうか。
金額が近い場合は、最終的に「説明の丁寧さ」と「報告書・保証の質」で決めると、あとから後悔しにくくなります。
同じ条件で相見積りを取るためのテンプレ(京都版)
電話や問い合わせフォームで、次のような内容をまとめて伝えると、シロアリ110番・キャッツ・街角シロアリ駆除相談所など複数の窓口で「横並び比較」がしやすくなります。
【シロアリ駆除 見積り依頼テンプレ(京都)】
・住所:京都府◯◯市◯◯区(最寄り駅:◯◯駅)
・建物:木造戸建て/京町家/長屋/マンション◯階 など
・築年数:約◯年
・延床面積:おおよそ◯坪(分かる範囲で)
・気になっている症状:
例)ゴールデンウィーク頃に羽アリを見た
和室の床が一部沈む
玄関まわりの基礎に土の筋のようなものがある など
・希望する作業範囲:
シロアリの駆除だけでなく、
床下や玄関まわりの薬剤処理(予防)と、
保証付きのプランを検討したいです。
・工法について:
バリア工法/ベイト工法、それぞれの提案と
メリット・デメリットを教えてください。
・保証について:
保証年数と、保証期間中の点検回数、
再発時の無償対応範囲を知りたいです。
・日程の希望:
◯月◯日以降で、平日◯時以降/土日希望 など
(できれば早めに一度点検していただきたいです)
上記条件で、京都エリアに対応可能かどうかと、
初回調査〜見積り〜施工までのおおまかな流れを教えてください。
このテンプレをベースに、同じ内容を2〜3社に送って見積りを比べると、工法・保証・金額の違いが分かりやすくなります。
3サービスの使い分けイメージ
- まず状況を聞きたい・点検だけでも早めに来てほしい
→ シロアリ110番で、京都エリアで動ける提携業者を紹介してもらう。 - 工法や保証を含めて、専門的に相談したい
→ シロアリ駆除のキャッツで、バリア工法・ベイト工法それぞれのプランと保証内容を聞いて比較する。 - 相場感をつかみたい・複数社の見積りを並べて比べたい
→ 街角シロアリ駆除相談所で、同じ条件で複数社の見積りを取り、金額・工法・保証の違いを整理する。
どのサービスを使う場合でも、「工事費用」だけでなく、工法・施工範囲・保証・点検まで含めたトータルの提案になっているかを確認することが、京都でのシロアリ対策を成功させるポイントです。
続いて、京都のシロアリ駆除でよくある質問をQ&A形式でまとめ、そのあとで本記事のまとめに入ります。






京都のシロアリ駆除でよくある質問(FAQ)


- 京都でシロアリ駆除を頼むと、だいたいどれくらいの料金が多いですか?
-
延床30坪前後の木造戸建てで、床下全体のバリア工法による駆除・予防を行う場合、目安としては10〜20万円前後の見積りが出ることが多いです。
被害が広がっている、床下が狭くて作業が大変、増築部が多いなどの条件が重なると、20万円台〜それ以上になるケースもあります。まずは現地調査で施工面積(坪数)と工法を確認し、「なぜその金額になるのか」を説明してもらうと安心です。
- 羽アリを1日だけ見ました。すぐ工事を頼んだほうがいいでしょうか?
-
羽アリを見たということは、すでにどこかに巣がある可能性が高いため、点検だけでも早めに依頼したほうが良いです。特にゴールデンウィーク前後の時期に室内・玄関まわりで大量に見かけた場合は要注意です。
ただ、「今日見たから今日中に工事しないと手遅れ」というわけではありません。羽アリが出た位置や床の状態などをチェックしてもらい、駆除+予防工事のタイミングや内容を一緒に決めていくイメージで大丈夫です。
- 雨の日や冬でもシロアリ駆除の工事はできますか?
-
床下での薬剤処理が中心になるバリア工法であれば、雨の日や冬でも施工自体は可能です。ただし、庭木や外構まわりのベイトステーション設置や、一部の屋外作業は天候の影響を受けることがあります。
また、冬場はシロアリの動きが鈍くなるため、「今すぐ工事しないといけないのか」「春までにどう動くか」を相談しながらスケジュールを決めていくケースもあります。京都の気候も踏まえて、業者にベストな時期を確認してみてください。
- 自治体(京都市など)に相談したほうがいい場面はありますか?
-
シロアリ駆除そのものは民間業者への依頼が基本ですが、「被害状況や住宅の耐震性が心配」「空き家の管理で悩んでいる」などの場合は、京都市や各自治体の住宅相談窓口で情報をもらうのも一つの方法です。
ただし、実際の駆除・予防工事や保証は業者との契約内容に左右されます。自治体で一般的な情報を把握しつつ、具体的な対策はシロアリ110番・キャッツ・街角シロアリ駆除相談所などの専門窓口で相談する、という組み合わせがおすすめです。
- シロアリ駆除は何年くらいもつ?再施工のタイミングは?
-
薬剤や工法にもよりますが、バリア工法による床下処理の保証期間は5年前後に設定されることが多く、再施工の目安も同じくらいです。保証が切れたタイミングで、点検を兼ねて次の対策を検討すると良いでしょう。
古い木造住宅や湿気の多い立地では、5年を待たずに点検を入れるケースもあります。保証書に記載された点検スケジュールとあわせて、「気になったら早めに相談」を意識しておくと安心です。
ここまで読んで「そろそろうちも一度見てもらったほうがいいかも…」と感じた方は、最後に本記事のポイントを振り返りながら、具体的な動き方をイメージしてみてください。
京都のシロアリ駆除は「工法+保証+3社比較」で決めるのが近道


最後に、京都でシロアリ駆除を検討するときに押さえておきたいポイントを、あらためて整理します。
- 京都は築年数の経った木造住宅・町家が多く、「床下の湿気+シロアリ」のリスクが高い地域。羽アリや床の沈みなどのサインに気づいたら、点検だけでも早めに依頼する。
- 料金は「坪数・工法・被害範囲・保証年数」で大きく変わるため、金額だけでなく工事の中身(どこに何をするか)をセットで確認する。
- バリア工法とベイト工法にはそれぞれ役割があり、京都の住宅事情では「床下の状況+庭・外構の条件」を踏まえて選ぶことが大切。
- シロアリ110番・シロアリ駆除のキャッツ・街角シロアリ駆除相談所など、タイプの違う3サービスを組み合わせて比較すると、自分の家に合う業者を選びやすくなる。
- 見積りの段階で「追加費用が出る条件」「保証の範囲」「点検スケジュール」を確認し、施工後は報告書や保証書をしっかり保管しておく。
シロアリは、気づいたときには家の見えない部分をじわじわと傷めていることも多い生き物です。一方で、早めに点検して適切な工事をしておけば、被害を小さいうちに抑えることも十分可能です。
「うちも築年数がそれなりに経っているし、そろそろ一度見てもらおうかな」と感じた今が、動き出しの良いタイミングかもしれません。
まずは、あなたの家の状況を整理しつつ、総合窓口・専門系・相見積りサービスを上手に組み合わせて、納得のいく一社を選んでみてください。




