群馬でシロアリっぽいけど、まず何から確認すればいい？
いきなり業者に頼むべき？
無料調査ってどこまで無料？見積もりは何を揃えて比べれば失敗しにくいの？
こういった疑問に、できるだけ現実的に答えていきます。
結論から言うと、群馬でシロアリが疑われたら「無料調査で被害範囲を確認」→「見積もりの内訳を揃えて2〜3社比較」までやると、遠回りになりにくいです。
保証や施工範囲まで条件をそろえて比べれば、価格だけで失敗する確率が下がります。
- 群馬のシロアリは「まず被害の有無と範囲」を無料調査で確認し、見積もり比較で失敗を減らす
- 見積もりは「施工面積」「工法」「穿孔（穴あけ）の有無」「保証条件」「追加条件」を揃えて比べる
- 飛び込みの「無料点検」や、その場で契約を急かす流れは避ける（困ったら消費生活センターに相談）
- 迷うときは、全国対応の窓口で「現状整理」→「相見積もり」で納得して決めるのが安全
- 相場の目安は「1㎡あたり約1,000〜3,250円前後」
群馬でシロアリ駆除が必要か迷ったときの結論（まずやる順番）
シロアリは、放置すると木部の強度に影響が出ることがあります。
ただ、焦って「よく分からないまま契約」すると、金額や施工範囲で後悔しやすい分野でもあります。
ここでは、群馬の一般家庭を想定して「今日やる順番」を短くまとめます。
今日やることチェック（10分でOK）
- 羽アリを見た（いつ・どこで・何匹くらいかをメモ）
- 床がフカフカする／きしむ場所がある（場所を特定して写真）
- 玄関・浴室・洗面まわりの木が弱い／押すとへこむ
- 基礎や束石付近に、土の筋（蟻道）がないか
- 床下点検口がある家は、懐中電灯で見える範囲だけ「木くず・泥・湿気」を確認
ポイントは「証拠を残す」ことです。写真とメモがあるだけで、無料調査や見積もりの話がスムーズになります。
注意：床下に入るのが不安な場合は無理をしないでください。転倒・頭部打撲・ホコリの吸い込みなどのリスクがあります。できる範囲（写真・メモ）で十分です。
「駆除」か「予防」かの分岐（目安）
ざっくりですが、次のように考えると迷いが減ります。
- 羽アリ・蟻道・木部の空洞化が疑われる → 「駆除（被害の有無を含めて調査）」の優先度が高い
- 築年数が経っていて、前回施工が5年以上前（または不明） → 「予防・再施工」も含めて相談
- 新築〜築浅で、症状がなく、点検だけしたい → 「点検＋予防の検討」でOK（即契約は不要）
なお、薬剤による防除は「5年」を目安に語られることが多いです。
日本しろあり対策協会のQ&Aでも「薬剤は5年の効果を目処」と説明されています。
無料調査を「やる価値が高い」状況
次のどれかに当てはまるなら、群馬でも早めに無料調査（現地確認）を入れた方が、結果的に手戻りが少なくなります。
- 羽アリを家の中で見た（1回でも）
- 床の沈み・ふわつきが出ている
- 水回りや玄関まわりの木部が弱っている
- 中古で購入して「前回施工が不明」
この段階では、まだ「どこに頼むか」を決めなくても大丈夫です。
まずは被害の有無と範囲が分かると、見積もり比較の精度が上がります。
シロアリ被害のサイン（群馬の家で見落としやすい場所）
シロアリは「見える場所」に出ないことも多いので、サインを知っているだけで発見が早くなります。
ここでは、家庭で気づきやすい順に並べます。
羽アリ・蟻道・床の沈み（代表サイン）
よくあるのは次の3つです。
- 羽アリ：室内の窓際・照明の周りに集まる／羽が落ちている
- 蟻道（ぎどう）：基礎・束石の表面に土のトンネルのような筋がある
- 床の沈み：歩くとフワッとする、きしむ、敷居がゆがむ
羽アリは「必ずシロアリ」と断定はできませんが、シロアリだった場合は見逃しやすいので、写真に残して無料調査で確認するのが確実です。
メモしておくと良いこと（見積もりが早い）
- 発見日（だいたいでOK）
- 発見場所（1階のどこか／基礎のどの面か）
- 羽アリの数感（数匹〜大量）
- 近くに水回りがあるか（浴室・洗面・キッチン）
水回り・玄関・北側の壁際（見落としやすいポイント）
シロアリは湿気の影響を受けやすいので、家の中では水回り周辺が要注意です。
浴室の入口付近、洗面台の裏、キッチンの床の立ち上がり、勝手口の框（かまち）などはチェックしやすい場所です。
また、家の外側では「北側」「日当たりが弱い面」「物が置きっぱなしの場所」など、乾きにくい場所にサインが出やすいことがあります。
外周の基礎に土の筋がないか、目視だけでも見ておくと判断材料になります。
注意：原因が分からないまま床下に市販薬剤を大量散布するのはおすすめしません。必要以上に薬剤を使うことになったり、肝心の被害箇所に届かなかったりして、結局やり直しになることがあります。
「今すぐ崩れる？」の不安を減らす見方
「床が沈む＝すぐ危険？」と不安になる方も多いですが、体感だけで判断しにくいのが正直なところです。
だからこそ、無料調査で「被害の範囲（どこまで）」「原因（どこから）」「対策の優先順位」を一度整理するのが近道です。
群馬のシロアリ駆除の費用相場と内訳（見積もりで揃える項目）
「だいたい何円くらい？」が分からないと、見積もりを見ても高いのか安いのか判断しにくいですよね。
ここでは、相場の目安→内訳の見方→見積もりで揃える情報の順で整理します。
数字はあくまで目安なので、最終的には「施工範囲（床下全体か・部分か）」「工法」「保証」「追加費用の有無」で比較するのが失敗しにくいです。
相場の目安は「1㎡あたり約1,000〜3,250円前後」
シロアリ防除は、ざっくり言うと「床下（主に1階部分）に薬剤処理をする面積×単価」で考えるのが基本です。
- 統計の目安として、1坪あたり10,725円（1㎡あたり3,250円）が紹介されることがあります（相場の目安）。
- 一方で、実際の現場では1㎡あたり約1,000〜3,000円台のレンジで提示される例もあり、工法や施工範囲、付帯工事で上下します。
費用をイメージしやすいよう、面積別に「目安」を並べます（建物の形・床下状況で変わります）。
| 目安の面積 | 単価の目安 | 合計の目安 | メモ |
|---|---|---|---|
| 60㎡（約18坪） | 1,000〜3,250円/㎡ | 約6万〜19.5万円 | 「部分施工」か「床下全体」かで変わりやすい |
| 70㎡（約21坪） | 1,000〜3,250円/㎡ | 約7万〜22.8万円 | 点検口・配管周りの封鎖が別途になることも |
| 90㎡（約27坪） | 1,000〜3,250円/㎡ | 約9万〜29.3万円 | 被害が広いほど、木部処理や補修が増えやすい |
| 100㎡（約30坪） | 1,000〜3,250円/㎡ | 約10万〜32.5万円 | 保証・再訪条件の差が出やすい |
ここでのポイントは、単価だけで判断しないことです。
たとえば「単価が安いけど、保証が薄い・封鎖や補修が別料金」で結果的に高くなることもあります。
坪・㎡の換算に注意（比較するときは単位を揃える）
料金表が「坪」「㎡」で混ざると、安く見えてしまうことがあります。
比較するときは、必ず同じ単位に揃えてください。
- 1坪＝約3.3㎡（坪単価を㎡に直すなら「÷3.3」）
- 逆に㎡単価を坪に直すなら「×3.3」
見積もり比較で迷ったら、「1階の床面積（㎡）」を基準にしてもらうとブレにくいです（延床面積ではなく、1階部分が基準になりやすい）。
工法別の目安：バリア工法／ベイト工法
シロアリ対策は、ざっくり「薬剤で床下にバリアを作る（バリア工法）」か「巣ごと狙う（ベイト工法）」に分かれます。
現場条件で向き不向きがあるので、見積もり段階で「なぜその工法か」を聞けると安心です。
- 20坪の例：バリア工法 約12.4万〜16.6万円／ベイト工法 約18.6万〜24万円（目安）
- 工法以外にも「被害の広さ」「床下の状況」「付帯工事」で上下する
「うちはどっち？」を自分だけで判断するのは難しいので、複数社で同条件の見積もりを取り、工法の理由まで比べるのが現実的です。
見積もりで揃える項目（ここが揃うと比較がラク）
見積もりがバラバラに見える一番の原因は、各社が「前提としている施工範囲・付帯作業」が違うことです。
最初に次の項目を揃えて伝えると、比較がかなりラクになります。
- 建物タイプ（戸建て／集合住宅）・築年数（だいたいでOK）
- 1階の床面積（㎡）または坪数（分からなければ「延床面積」と「1階・2階の有無」）
- 被害サイン（羽アリ、蟻道、木のスカスカ、床が沈む感じ）と見つけた場所
- 過去に防除工事をしたか（いつ頃／保証書があるか）
- 床下点検口の有無（ない場合は作成費が入ることがある）
- 希望（子ども・ペットがいる／臭いが苦手／保証を重視など）
見積もりの内訳で確認したいポイント（チェックリスト）
合計金額よりも、次の「中身」を見てください。
ここが揃うと、金額の意味が分かるようになります。
- 付帯工事：点検口作成、換気扇、調湿材、床下清掃、補修（必要性が説明されているか）
- 工法：バリア／ベイト／併用（なぜその工法か説明があるか）
- 薬剤・処理内容：土壌処理／木部処理／穿孔注入の有無
- 付帯工事：点検口作成、換気扇、調湿材、床下清掃、補修（必要性が説明されているか）
- 保証：期間・条件・再訪時の扱い（「保証書」が出るか）
- 追加費用：当日追加があり得る条件（あるなら、どんな時か）
見積もり比較のテンプレ（電話・フォームでそのまま使えます）
「シロアリ駆除の見積もりをお願いしたいです。
①施工面積（㎡）と、施工範囲（床下全体／部分）を見積に明記できますか？
②工法（バリア／ベイトなど）と、その理由を教えてください。
③内訳は、薬剤処理・木部処理・付帯工事（点検口など）・諸経費・保証を分けて出せますか？
④追加料金が発生する条件があるなら、事前に教えてください。
⑤保証期間と保証条件（再発時の対応）を教えてください。」格安広告→当日高額請求を避けるコツ（急かす業者は要注意）
害虫駆除全般で「広告では安いのに、作業後に高額請求」という相談が出ています。
シロアリでも、契約を急かされたり、比較する時間を与えない場合は一度立ち止まった方が安全です。
- 電話で料金説明がほぼない／現地で急に高いプランを勧められる
- 「今決めないと危ない」など、即決を迫られる
- 作業前の書面（見積もり・契約内容）が曖昧
対策はシンプルで、2〜3社で相見積もり、そして施工範囲（㎡）と内訳を揃えることです。
これだけで「高いのか／内容が厚いのか」が判断しやすくなります。
なお、「再発防止まで含めて相談したい」「保証や施工体制も見て選びたい」タイプの人は、次で紹介する全国対応サービスも候補に入れておくと整理しやすいです。
シロアリ駆除｜工法の違い（バリア工法・ベイト工法）と向き不向き
シロアリ対策は、見積もりを見ると「バリア工法」「ベイト工法」などの言葉が出てきます。
ここで迷いやすいのは、工法の違い＝良し悪しではなく、家の状況に合うかどうかで選び方が変わる点です。
バリア工法とは（床下に「侵入させない帯」を作る）
バリア工法は、床下の土壌や木部に薬剤処理をして、シロアリが建物に侵入しにくい状態を作る方法です。
施工後は比較的早い段階で効果を期待しやすい、と説明されることが多いです。
見積もりで確認したいこと
- 土壌処理と木部処理の両方が含まれるか（どこまでやるか）
- 穿孔注入（穴あけして薬剤注入）が必要な箇所があるか
- 施工面積（㎡）が見積書に明記されているか
- 薬剤名や処理方法の説明があるか（質問に答えられるか）
ベイト工法とは（餌で巣にアプローチする）
ベイト工法は、敷地や建物周辺にベイト剤（餌）を設置し、シロアリの活動を抑える方向で対策する考え方です。
薬剤の使い方・量がバリア工法と異なり、管理（点検・交換）が前提になるケースがあります。
見積もりで確認したいこと
- 設置場所と設置数（どこに何個）
- 点検頻度と契約期間（途中解約の条件）
- 追加費用が発生する条件（追加設置や交換など）
- 「駆除」目的か「予防」目的か（目的が混ざっていないか）
向き不向きの整理（迷ったら「理由」を聞く）
どちらが向いているかは、被害の有無・範囲・家の構造・床下の状態で変わります。
なので、最終的には「なぜこの工法なのか」を各社に聞いて、納得できる説明があるかで判断するのが安全です。
そのまま使える質問（コピペOK）
「この家の状況だと、なぜバリア（またはベイト）が向いているのですか？
被害の有無・範囲・床下の状況を踏まえて、工法の理由を教えてください。
見積書には、施工（設置）範囲と保証（または管理条件）も明記できますか？」シロアリ駆除｜保証はなぜ「5年」が目安になりやすい？（更新の考え方）
見積もりでよく出てくるのが「保証5年」。
この数字に根拠があると分かると、必要以上に不安にならずに判断できます。
理由：薬剤は「5年の効果」を目処に作られている
公益社団法人 日本しろあり対策協会のQ&Aでは、シロアリの薬剤は「5年の効果を目処に作られている」ため、確実に防ぐには5年ごとの施工が目安になる、と説明されています。
参考（公式）：「シロアリ工事は何年ごと？」（日本しろあり対策協会）
また同協会は、保証が5年である理由について「5年を超えて長期間有効な薬剤は環境によくないと考えているため、認定する薬剤の有効期間は5年」と説明しています。
参考（公式）：「保証は5年だが、なぜ？」（日本しろあり対策協会）
保証で確認したい条件（「5年」と書いてあっても差が出る）
保証の「年数」だけで比べると失敗しやすいので、条件をセットで確認します。
- 保証の対象：再発時に「どこまで無償」か（再施工／部分施工／材料のみ等）
- 保証が有効な条件：定期点検が必須か、床下環境の改善が条件か
- 対象外になりやすいケース：増改築、雨漏り、床下の水漏れ放置など
- 書面：保証書が出るか（口頭だけになっていないか）
5年を過ぎたら「すぐ被害」ではないが、更新判断は必要
同協会のQ&Aでは「5年を過ぎたからといってすぐ被害が出るわけではない」としつつ、確実に防ぐなら再施工をすすめる旨の説明もあります。
参考（公式）：「薬剤の有効期限は？」（日本しろあり対策協会）
群馬で更新を考えるときも、まずは「今の床下の状態（湿気・木部の劣化・水回り）」を点検して、必要な範囲だけ見積もる流れが現実的です。
シロアリ駆除を自治体・保健所に相談してできること／できないこと
「まず役所に聞けば、駆除までやってくれるのかな？」と思う人も多いです。
結論としては、自治体・保健所は「業者の代わりに駆除工事をする場所」ではないケースが一般的です。
ただ、相談してムダというわけではありません。役所は「何を・どこに相談すべきか」を整理するのに強いので、先に期待値を揃えておくとスムーズです（対応は自治体ごとに違います）。
相談して「できること」（よくある支援の形）
- 相談窓口の案内（市役所・保健所・保健福祉事務所など、担当課の案内）
- 被害状況の整理に役立つ「確認ポイント」の提示（見えるサイン、写真の撮り方など）
- 契約トラブルの相談先（消費生活センター等）の案内
- 必要に応じて「民間の専門団体（業界団体）」などの案内
「どこに連絡すべきか分からない」段階なら、まず自治体に電話して担当部署名（課名）と、参考になるページURLを教えてもらうだけでも前に進みます。
相談して「できないこと」（ここでズレると遠回り）
- 個人宅の床下に入って薬剤施工・補修をする（民間工事の代行）
- 特定業者の「この会社が良い」といった指名推薦（原則）
- 「この金額が適正」といった見積もりの断定（判断材料の提供に留まることが多い）
- 夜間・休日の即日対応（窓口時間の制約がある）
なので、役所に相談する目的は「駆除してもらう」よりも、現状を整理して、適切な相談先へつなぐイメージが近いです。
電話のたらい回しを防ぐ「質問テンプレ」（コピペOK）
「シロアリ被害について相談したいです。
①この件の担当部署（課名）と、担当窓口の電話番号を教えてください。
②個人宅向けに、相談・点検のポイントなど案内しているページURLはありますか？
③助成金や補助金がある自治体もあると聞きますが、当市町村に制度はありますか？
（ない場合でも、相談窓口や注意点の案内があれば教えてください）
④契約トラブルになった場合の相談先（消費生活センター等）も教えてください。」相談前にメモしておくと話が早い項目
- 建物タイプ（戸建て／集合住宅）・築年数（だいたいでOK）
- 見つけた場所（玄関框、和室、浴室付近、勝手口、床下など）
- サイン（羽アリ、蟻道、木のスカスカ、床が沈む感じ）
- 写真（可能なら「引き」と「寄り」を1枚ずつ）
- 過去の防除歴（いつ頃、保証書があるか）
「業者選びの相談先」なら専門団体の窓口も使える
自治体で業者の指名紹介が難しい場合でも、第三者的な立場の窓口として「日本しろあり対策協会」の消費者相談窓口が案内されています。
施工に関する一般的な相談や、関連窓口の案内を探すときに役立ちます。
シロアリ駆除群馬｜高額請求など「契約トラブル」を避ける相談先
シロアリ駆除は、家の中を見ないと金額が確定しにくい分、説明不足のまま契約してしまうとトラブルになりやすい分野です。
群馬県も、害虫・害獣駆除を含む「暮らしのレスキューサービス」で高額請求などのトラブルが起きているとして注意喚起を出しています。
「見積もりより高い請求になった」「強く契約を迫られた」「キャンセルや解約の説明がない」など、契約面で不安があるときは、消費生活センターに相談できます（状況整理や、次に取るべき手続きの助言が中心）。
参考：群馬県消費生活センター
トラブル予防の最低ライン（見積もり前に決める）
- 見積もりは2〜3社で比較（施工面積と内訳を揃える）
- 作業前に書面で「総額」「内訳」「追加条件」「保証条件」を確認
- 即決を迫られたら一度保留（その場で契約しない）
シロアリ駆除業者選びで失敗しないコツ（相見積もり・断り方・トラブル回避）
群馬でシロアリ駆除を業者に頼むとき、失敗しやすいのは「価格だけで決める」よりも、施工範囲と保証条件が揃っていないまま比較してしまうケースです。
ここでは、相見積もりを「面倒」ではなく「損しない手順」に変えるコツを、テンプレ込みでまとめます。
まずは2〜3社で相見積もり｜金額より「内訳」と「条件」を揃える
同じ「シロアリ駆除」でも、見積もりの中身が違うと金額は大きく変わります。比較の土台として、最低限ここだけ揃えてください。
- 施工範囲（床下全体／部分）と施工面積（㎡）
- 工法（バリア／ベイト等）と、その理由
- 薬剤処理の内容（土壌処理・木部処理・穿孔注入の有無）
- 付帯工事（点検口、換気、調湿材、補修）の必要性の説明
- 保証（期間だけでなく条件・再発時の対応）
- 追加費用が発生する条件（あるなら事前に明記）
ここが揃うと「安いけど範囲が狭い」「保証条件が重い」「付帯工事が多い」など、見積もりの意味が読み取れるようになります。
「無料調査」を有利に使うコツ（その場で決めない）
無料調査は便利ですが、調査直後は焦って判断しやすいタイミングです。
次のルールにしておくとブレにくいです。
- 当日決めない（「家族と相談してから」でOK）
- 見積書に「施工面積（㎡）」「施工範囲」「保証条件」を明記してもらう
- 付帯工事を勧められたら「必要性の理由」と「やらない場合のリスク」を聞く
断り方テンプレ（角が立ちにくい言い方）
相見積もりを取ると「断るのが気まずい」と感じがちですが、テンプレを決めておくとラクです。
「本日は調査と見積もりをありがとうございました。
家族と相談して、施工範囲と保証条件を含めて比較してから決めたいので、
こちらから改めてご連絡します。今日は契約はしません。」これで十分です。
「いま決めないと危ない」など、即決を強く迫られる場合は、いったん距離を置く判断が安全です。
見積もりで聞きたい「追加費用」質問（ここを曖昧にしない）
トラブルが起きやすいのは「当日追加」の部分です。先に聞く質問を固定しておくと、比較が公平になります。
「この見積もりから金額が増える可能性があるとしたら、どんな条件の時ですか？
追加になる場合、どの項目がいくら増えるのか、上限の目安はありますか？
追加が出るなら、作業前に必ず説明・同意をもらえますか？」シロアリ駆除業者｜【比較】全国対応3社の特徴と使い分け
群馬でシロアリ駆除を検討するとき、地元業者が最適な場合も多い一方で、「見積もりの妥当性」や「説明の分かりやすさ」を判断するには、全国対応の窓口を1〜2つ混ぜて比較するのが手堅いです。
3社の使い分けは「目的」から決める
| サービス | 相談の目的 | 向いている状況 | 見積もりで見るポイント |
|---|---|---|---|
| 駆除ザウルス | 施工範囲・保証条件を整理して「必要な対策」を把握する | どこまでやるべきか分からない／保証条件まで含めて比較したい | 施工面積（㎡）・施工範囲・保証条件・追加条件の明記 |
| 害虫駆除屋 | 相見積もりで相場感と提案の違いを確認する | 1社だけだと不安／相場感を押さえて納得したい | 内訳（工法・範囲）を揃えて比較できるか |
| 害虫駆除110番 | 窓口を一本化して、まず状況整理する | 急いで相談したい／何を伝えればいいか不安 | 対応範囲・費用の考え方・次に何を準備すべきか |
この表の通り、ポイントは「どれが正解か」ではなく、自分が今ほしいのは「整理」なのか「比較」なのか「緊急対応」なのかを先に決めることです。
駆除ザウルス｜まずは「必要な対策の範囲」を把握したい人に
「被害がどこまで広がっているのか」「予防だけで足りるのか」「保証条件はどう見るべきか」など、最初は判断材料が足りず迷いがちです。
そんなときは、まず1社に相談して、施工範囲（㎡）・施工内容・保証条件を“言語化”してもらうと比較がラクになります。
ここでの狙いは「その会社に決める」ではなく、見積もりの土台を作って比較しやすくすることです。
害虫駆除屋｜相見積もりで「内訳のズレ」を見抜きたい人に
シロアリ駆除は、同じ言葉でも「どこまで含むか」で金額が変わります。
だから相見積もりは、価格競争のためというより、提案内容のズレ（範囲・工法・保証・追加条件）を見抜くために使うのが効果的です。
害虫駆除110番｜まず相談先を一本化して「次の一手」を決めたい人に
「いま不安で、まず話を聞きたい」「被害かどうか確信がない」「何を準備して見積もりを取ればいいか分からない」場合は、窓口で状況を整理してから、必要に応じて見積もりへ進む流れが合うことがあります。
迷ったときの順番（シンプル版）
- まず1社で「施工範囲（㎡）・保証条件・追加条件」を明確にする
- 次に相見積もりで「内訳のズレ」を比較する
- 急ぐ場合は、先に窓口で状況整理してから見積もりへ
シロアリ駆除群馬でよくある質問（FAQ）
- 無料調査（無料点検）って本当に無料ですか？あとから請求されませんか？
-
「現地確認と見積もり作成」まで無料の会社は多いですが、無料の範囲は会社によって違います。
安心なのは、依頼前に「無料の範囲」と「有料になる条件」を言葉で確認し、できれば見積書（または説明文）に残してもらうことです。
- 無料なのは「点検・見積もり」までか（調査の一部が有料になる条件は？）
- 床下に入るための点検口作成など、付帯工事が必要な場合は有料か
- キャンセル料の有無（いつから発生するか）
「当日すぐ契約」ではなく、いったん持ち帰って比較する前提で進めると、余計なトラブルを避けやすいです。
- 群馬のシロアリ駆除、費用相場はどれくらいですか？
-
費用は「施工面積（㎡）」「被害の有無と範囲」「工法（バリア／ベイト等）」「付帯工事の有無」で大きく変わるため、一律の金額だけで判断しにくい分野です。
そこで相場を見るより先に、見積もりで揃える項目（比較の土台）を固定しておくのがおすすめです。
- 施工面積（㎡）と施工範囲（床下全体／部分）
- 土壌処理・木部処理・穿孔注入の有無（どこまで含むか）
- 保証の条件（期間だけでなく、再発時の対応と有効条件）
- 追加費用が出る条件（あるなら上限の目安）
同じ「シロアリ駆除」でも、ここが揃っていないと、安い／高いの比較がズレやすいです。
まずは2〜3社で、内訳が揃った見積もりを取るのが現実的です。
- 保証が「5年」って短くないですか？更新は必要ですか？
-
「5年」は短いというより、薬剤の考え方から目安になりやすい年数です。
公益社団法人 日本しろあり対策協会のQ&Aでは、シロアリの薬剤は「5年の効果を目処に作られている」ため、確実に防ぐには5年ごとの施工が目安になる、と説明されています。
また、保証が5年である理由として、同協会は「5年を超えて長期間有効な薬剤は環境によくないと考えているため、認定する薬剤の有効期間は5年」と説明しています。
参考：日本しろあり対策協会「保証は5年となっていますが、なぜ？」
更新するかは「床下の湿気」「水漏れ」「木部の状態」「羽アリの再発」などで判断が変わります。
5年が近い場合は、まず点検で現状を確認し、必要な範囲だけ見積もると判断しやすいです。
- 見積もりの場で契約を迫られたら、どう断ればいいですか？
-
「比較してから決めたい」だけで十分です。角が立ちにくい言い方は、次の一文でOKです。
「今日は調査と見積もりをありがとうございました。 施工範囲と保証条件を含めて比較してから決めたいので、いったん持ち帰ります。 こちらから改めて連絡します。」もし「今日決めないと危ない」など強い言い方が続く場合は、その場で判断せず、家族や第三者に相談してから決めるのが安全です。
- 高額請求が不安です。契約してしまった後でも相談できますか？
-
不安があるなら、早めに相談したほうがいいです。群馬県も「害虫・害獣駆除など」を含む暮らしのレスキューサービスで、高額請求などのトラブルが起きているとして注意喚起を出しています。
また、契約形態によってはクーリング・オフ等が関係する可能性もあります。たとえば国民生活センターの消費者トラブルFAQでは、害虫・害獣駆除の契約トラブルに関して、訪問販売に該当する場合は書面受領日から8日以内のクーリング・オフの可能性などが説明されています。
参考：国民生活センター（消費者トラブルFAQ） ／ 国民生活センター資料（害虫・害獣駆除のトラブル注意）
迷ったら、消費者ホットライン「188（いやや）」で最寄りの消費生活センターにつながります（状況整理と次に取るべき手順の助言が中心です）。
群馬のシロアリ駆除は「点検→比較→保証」で損しにくくなる
群馬でシロアリ駆除を進めるときは、「焦って即決」よりも、施工範囲（㎡）と保証条件を揃えて比較したほうが、結果的にムダな出費が出にくいです。
- 見積もりは「合計金額」より「施工面積（㎡）」「施工範囲」「保証条件」「追加費用条件」を揃えて比べる
- 保証が「5年」になりやすい理由は、薬剤の効果目安が5年と説明されているため（協会Q&A）
- 自治体・保健所は「駆除工事の代行」ではなく、窓口案内や注意点の整理に役立つことが多い
- ネット表示と実額が離れるトラブルもあるため、即決せず比較・書面確認が安心（群馬県や国民生活センターの注意喚起）
今日やることリスト（迷ったらこの順番）
- 被害サインの写真を撮る（羽アリ、蟻道、木部のスカスカ、床の沈みなど）
- 築年数・過去の防除歴（保証書の有無）をメモする
- 無料点検で「施工面積（㎡）」「施工範囲」「保証条件」「追加費用条件」を書面で揃える
- 2〜3社で比較し、説明が分かりやすい提案に絞る
- 不安が残る場合は、消費生活センター等の相談先も視野に入れる
無料相談を自然に使う導線（本命→比較→緊急の役割分担）
「どこに頼むか決めきれない」ときは、最初から1社に決め打ちせず、役割で分けると判断がラクです。
- 本命候補：施工範囲（㎡）と保証条件をきれいに整理してもらう（まず現状確認）
- 比較：相見積もりで相場感と内訳のズレを把握する（納得して決める）
- 緊急：まず窓口を一本化して状況整理する（急いで相談したい）
この考え方に沿って、全国対応前提の3社を「使い分け」で置いておきます。対応可否や施工内容は状況で変わるので、相談時に確認してください。
