
コウモリの駆除って、市役所にお願いできるのかな?



無料でコウモリ駆除してくれる自治体があれば助かるけど…どこまで対応してくれるんだろう?
こういった疑問や不安にお答えしていきます。
「コウモリ 駆除 市役所」で検索すると、「市役所では駆除してくれない」「相談だけならOK」など、情報がバラバラで混乱しがちです。
実際には、コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、原則として無許可の捕獲・殺傷が禁止されています。市役所ができるのは、相談窓口としての情報提供や、駆除業者の紹介などが中心です。
本記事では「市役所でできること・できないこと」と「コウモリ駆除の正しい進め方」を整理しつつ、専門業者に依頼するときの費用相場や、主要3社の使い分けまで、実務目線で解説します。
- コウモリ駆除は市役所では原則対応不可。市役所は「相談窓口+情報提供+業者紹介」が中心です。
- コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、個人による捕獲・殺傷はNG。
- 基本は「追い出し+侵入経路の封鎖」で対処します。
- 現実的な流れは「市役所や保健所で情報収集 → コウモリ対応の専門業者に相談」。害獣駆除110番・駆除ザウルス・害獣駆除屋の3社を同条件で比較すると判断しやすくなります。
コウモリ駆除は市役所に頼める?結論と基本の考え方


最初に結論からお伝えすると、コウモリ駆除そのものを市役所が行ってくれるケースは、ほとんどありません。
理由は大きく3つあります。
- コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、むやみに捕獲・殺傷できないこと。
- 市役所の業務は、原則として「公共空間の安全確保」が中心であり、個人宅の屋根裏やベランダの被害まで直接対応する体制がないこと。
- 建物の構造や高所作業を伴うコウモリ駆除は、専門の技術・装備が必要で、自治体職員が行う前提になっていないこと。
そのため、多くの自治体では「市役所は相談窓口」「実際の駆除は専門業者へ」という役割分担になっています。
一方で、市役所に相談するメリットもあります。
ホームページや窓口で、基本的な対処法や予防法のアドバイス、コウモリ駆除業者の一覧や紹介をしてくれる自治体もあるからです。
本記事では、「まず市役所で相談して情報を集める」「実際の駆除・封鎖はコウモリ対応の業者に依頼する」という現実的なルートを前提に解説します。
市役所に相談できること・できないこと(コウモリ駆除と自治体の役割)


ここでは、「コウモリ 駆除 市役所」で検索した人が一番気になっているであろう「具体的に何をしてくれるのか?」を整理します。
自治体ごとに違いはありますが、おおまかな傾向は共通しています。
市役所で相談できること(一般的なケース)
- コウモリの生態や法律上の注意点の説明
鳥獣保護管理法の概要や、「むやみに捕獲・殺傷してはいけない」「フンや尿には衛生上のリスクがある」などの基本情報。 - 自己対策の一般的なアドバイス
窓や換気口に網を張る、すき間を塞ぐタイミング(コウモリがいない時間帯)など、合法的な範囲でできる予防策のアドバイス。 - コウモリ駆除業者の紹介・一覧の提供
自治体によっては、地元で活動している害獣駆除業者のリストを公開しているところもあります。 - 公園・公共施設などでの大量発生の相談
個人宅ではなく、公園や公共施設でコウモリが大量に集まっている場合など、自治体が対応すべきケースかどうかを判断してくれることがあります。
このように、市役所は「情報提供」と「適切な窓口への橋渡し」が役割になります。
市役所では対応できないこと(期待しすぎ注意)
- 個人宅の屋根裏・ベランダなどでの駆除作業そのもの
ほとんどの自治体では、職員が家に来てコウモリを追い出したり、足場を組んで封鎖工事をしてくれることはありません。 - 無料でのコウモリ駆除サービス
一部の鳥獣(大型獣など)には捕獲や補助制度がある自治体もありますが、コウモリ単体の被害で「完全無料の駆除」をしている自治体は非常にまれです。 - 建物の修繕・リフォーム工事
コウモリの侵入口になっている屋根・外壁・軒天などの修繕は、あくまで所有者の負担となり、自治体の業務対象外です。
「市役所に電話したら、全部やってもらえる」と期待してしまうと、対応のギャップにがっかりしてしまいます。
最初から「相談と情報提供の窓口」として頼るイメージを持っておくと、役割分担が分かりやすくなります。


コウモリは鳥獣保護管理法の対象|やってはいけないNG対策


コウモリは「ただの害獣」というイメージを持たれがちですが、日本に生息する多くのコウモリ(とくに家屋に入りやすいアブラコウモリなど)は、鳥獣保護管理法の対象です。
そのため、許可なく捕獲・殺傷することは原則禁止とされており、駆除といっても「追い出し+侵入経路の封鎖」が基本の考え方になります。
法律上NGになりやすい対策例
市役所や専門業者が共通して注意喚起している「やってはいけない対策」を整理すると、次のようなものがあります。
- コウモリの捕獲・殺傷を目的にした罠や道具の使用
粘着シートや捕獲器などで意図的にコウモリを捕まえ、処分する行為は、鳥獣保護管理法違反となるおそれがあります。 - コウモリに直接薬剤を噴霧・散布すること
殺虫剤などをコウモリに直接吹きかけて落とす行為は、殺傷目的とみなされるリスクが高く、推奨されません。 - コウモリがいる状態で出入口を完全に塞ぐこと
コウモリがまだ屋根裏などにいるのに、出入り口を完全に封鎖して窒息させてしまうような方法もNGです。 - 煙やガスで一気に追い出そうとすること
燻煙剤などを密閉空間で焚くと、コウモリを弱らせて死なせてしまう危険があります。
「害獣だから何をしてもいい」という感覚で自己流の駆除をしてしまうと、法律違反だけでなく、衛生面や近隣トラブルの原因にもなりかねません。市役所や専門業者は、こうしたリスクを避けつつ、合法的な範囲での対策を前提に話を進めます。
合法的なコウモリ対策の基本方針
法律に触れないようにコウモリ被害を減らすには、次の2つが柱になります。
- 追い出し(忌避)
音・光・専用の忌避剤などを用いて、コウモリがいない時間帯に「出て行ってもらう」こと。 - 侵入経路の封鎖
換気口・軒天・外壁のすき間など、再び入られそうな穴を、コウモリがいない状態で金網やパテなどで塞ぐこと。
ただし、どのタイミングで封鎖するか・どこまで塞ぐかの判断は難しく、高所作業や足場が必要になる場合もあります。
ここは、市役所で基本的な考え方を聞きつつ、実務はコウモリ対応の専門業者に任せるのが安全です。
【参考・出典】
- 環境省「鳥獣保護管理法における鳥獣の捕獲等について(捕獲許可制度の概要)」
- 朝倉市「コウモリについてのお知らせ」
- 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会:「コウモリを勝手に駆除してはいけない?効果的な追い払い方」
コウモリ被害で市役所・保健所に相談するときの流れ


「コウモリ 駆除 市役所」で検索している方の多くは、「とりあえずどこに連絡すればいいのか分からない」状態だと思います。
ここでは、一般的な相談の流れをステップ順にまとめます。
ステップ1:状況をメモにまとめる
いきなり電話する前に、次のような情報をメモしておくと、市役所・保健所とのやりとりがスムーズです。
- 住所(市区町村名まででOK)と建物の種類(戸建て/集合住宅/店舗など)。
- 被害場所(屋根裏・ベランダ・換気口・軒下・シャッターBOX など)。
- 被害の期間(ここ数日/数週間/数か月 など)。
- フンや汚れの量、におい、騒音など、生活への影響。
- 小さな子ども・高齢者・ペットの有無(衛生面のリスク説明用)。
スマホで、フンが落ちている場所や建物の外観を数枚撮影しておくと、後から専門業者に相談するときにも役立ちます。
ステップ2:自治体ホームページで窓口を確認する
多くの自治体では、「環境」「生活衛生」「動物・鳥獣」「害虫・害獣」といったページに、コウモリやネズミに関する案内が掲載されています。
- 環境政策課・環境対策課
- 生活衛生課・保健予防課・保健所
- 市民相談窓口 など
「コウモリ」「ねずみ・害獣」「鳥獣保護」などのキーワードでサイト内検索すると、担当部署や電話番号が見つかることが多いです。
ステップ3:市役所・保健所に電話で相談する
窓口が分かったら、先ほどのメモを見ながら電話で相談してみましょう。
大まかな聞き方のイメージは次の通りです。
自宅(または店舗)のコウモリ被害について相談したくてお電話しました。
【建物】木造戸建て/アパート◯階/店舗 など
【被害場所】屋根裏・ベランダ・換気口・軒下 など
【症状】フン・汚れ・におい・夜間の音 など
【期間】◯週間前から/数か月前から
・市役所として教えていただける対処法
・鳥獣保護管理法上の注意点
・必要であれば、コウモリ駆除業者の情報 など
について、案内していただけますか?
自治体によっては「パンフレットの送付」「ホームページ上の資料案内」「地元業者リストの提供」など、できる範囲で情報を出してくれます。
ステップ4:市役所情報をふまえて専門業者に相談する
市役所・保健所で「法律上の注意点」と「一般的な対策の考え方」を押さえたら、次はコウモリ駆除・封鎖を実際に行ってくれる専門業者に相談する流れになります。
その際は、
- コウモリ対応の実績があるか。
- 「追い出し+侵入経路封鎖+清掃・消毒」まで含めたプランを提案してくれるか。
- 保証期間と再発時の対応条件が明確か。
といった点を確認しながら、害獣駆除110番・駆除ザウルス・害獣駆除屋といった全国対応のサービスも候補に入れつつ、自分の地域に強い業者を選んでいくイメージです。
次の章では、「コウモリ駆除を専門業者に頼んだ場合の費用相場」と「作業の流れ」を、戸建て・アパート別に整理していきます。


コウモリ駆除専門業者に依頼した場合の費用相場と作業の流れ


コウモリ駆除を専門業者に依頼した場合の相場は、被害の場所や広さで大きく変わりますが、目安としては軽度で数万円〜、屋根裏全体や高所作業を伴うと10万〜30万円前後になることが多いです。
ここでは、戸建て・アパートごとのざっくりしたイメージと、作業の流れを整理します。
戸建て・アパート別のコウモリ駆除の目安費用
| 建物・状況 | 主な作業内容 | 目安費用帯 | 見るポイント |
|---|---|---|---|
| 戸建て・軽度(ベランダ・通気口など) |
コウモリの追い出し(忌避) 通気口・換気口まわりの簡易封鎖 フンの清掃・簡易消毒 | おおよそ2〜10万円前後 (箇所数・高さで増減) |
1〜2か所の小規模であれば、 早めの対応で費用を抑えやすい。 |
| 戸建て・中度〜重度(屋根裏・軒天など) |
屋根裏全体の調査 追い出し+複数箇所の封鎖工事 フン清掃・消毒・ニオイ対策 | おおよそ10〜30万円前後 (床面積・侵入口の数で変動) |
「追い出し+封鎖+清掃・消毒」が セットになっているかを確認。 |
| 戸建て・高所作業・足場設置が必要なケース |
屋根付近や高所での封鎖 足場設置・高所作業車利用 広範囲の清掃・外壁洗浄 | おおよそ20〜50万円前後 (足場・作業日数で大きく変動) |
見積書に「足場・高所作業費」が 別項目で明記されているかをチェック。 |
| アパート・マンション(共用部の被害) |
共用廊下・外壁・屋根周りの調査 追い出し+封鎖工事 共用部の清掃・消毒 | 規模により数万円〜数十万円 (戸数・足場の有無で大きく変動) |
共用部は管理会社やオーナー負担のことが多い。 まずは管理会社に連絡を。 |
コウモリ駆除の一般的な作業の流れ
- 電話・メール相談
被害場所・期間・建物の種類などを伝え、概算のイメージを聞きます。 - 現地調査(無料の業者が多い)
屋根裏や外周、ベランダなどを確認し、侵入口やフンの状況をチェック。 - 見積り提示
「追い出し」「封鎖」「清掃」「消毒」「足場・高所作業」など、作業ごとの金額が書かれた見積書を確認します。 - 追い出し作業
コウモリがいないタイミングを狙って忌避剤などを使い、外へ出していきます。 - 侵入口の封鎖工事
換気口・すき間・軒天の穴などを、金網やパテで塞ぎます。 - フンの清掃・消毒
フンや汚れを取り除き、除菌・消臭処理を行います。 - 引き渡し・保証説明
施工前後の写真・作業内容の説明・保証期間と再発時の対応条件を確認します。
見積りの段階で、「一式◯◯万円」だけのざっくりした金額だと比較ができません。
市役所で聞いた注意点も参考にしながら、内訳の分かる見積書+コウモリの実績がある業者を選びましょう。
市役所と業者の使い分け方|コウモリ駆除で主要3社比較


ここからは、「コウモリ 駆除 市役所」で調べている方が実際に動くときの市役所と専門業者の役割分担と、コウモリ駆除にも対応できる全国対応の主要3サービスの使い分けを整理します。
市役所と専門業者のざっくりした役割分担
- 市役所・保健所の役割
鳥獣保護管理法の注意点の説明/自己対策の一般的なアドバイス/地元業者の情報提供など。 - 専門業者の役割
現地調査/コウモリの追い出し/侵入経路の封鎖/フン清掃・消毒/保証・再発対応など、実務全般。
現実的な流れとしては、
- 市役所・保健所で「法律上できること・できないこと」と、一般的な対策の考え方を確認。
- コウモリ対応の専門業者(全国対応サービス+地場業者)に相談し、現地調査と見積りを依頼。
- 複数社の見積りを同条件で比較し、施工内容と費用・保証でバランスの良い業者を選ぶ。
コウモリ駆除で使いやすい主要3サービスの違い
| 項目 | 害獣駆除110番 | 駆除ザウルス | 害獣駆除屋 |
|---|---|---|---|
| タイプ | 総合窓口型(最短即日手配) | 専門施工ネットワーク型 | 比較相談型(同条件3社相見積り) |
| 想定シーン | 「とにかく早く相談したい」「どこに頼めばいいか分からない」 | コウモリを含む害獣被害を、全国対応の専門チームに任せたい | 価格・作業内容・保証を横並びで比較して決めたい |
| 対応エリア | 全国(加盟店ネットワーク) | 全国(駆除ザウルスの提携ネットワーク) | 全国(提携会社ネットワーク) |
| 対応害獣 | コウモリ・ネズミ・ハクビシンなど総合対応 | コウモリ含む害獣全般(詳細はエリアで要確認) | コウモリを含む害獣全般に対応(要相談) |
| 料金イメージ | 要見積(被害範囲・高さ・作業内容で変動) | 要見積(屋根裏全体・足場設置などにも対応) | 同条件で複数社から見積りを取得して比較 |
| 比較のしやすさ | ◯:まず相談窓口として使いやすい | ◯:コウモリを含む本格的な施工を相談しやすい | ◎:同じ条件で3社を横並び比較しやすい |
| 同条件指定 | ◯:追い出し+封鎖+清掃・消毒の条件を明記して相談 | ◯:侵入口封鎖と保証条件まで含めて相談 | ◎:テンプレ条件で複数社に依頼できる |
| 最短対応 | ◎:24時間受付・最短即日調整 | ◯:スケジュール次第で迅速対応 | ◯:調査日程を調整して提案 |
| 保証・アフター | 保証期間・再発時対応は加盟店規定(見積り時に要確認) | 保証年数と再発時の条件を明示(エリアごとに要確認) | 各社の保証条件を横並びで比較しやすい |
| 参考評価 | |||
| 公式/申込み | 【総合】害獣駆除110番に無料相談 | 【専門】駆除ザウルスで無料調査依頼 | 【比較】害獣駆除屋で同条件3社見積り |
市役所で法律や基本方針を確認したうえで、上記のようなサービスも活用しながら、「追い出し+封鎖+清掃」までセットで提案してくれる業者を選ぶと、再発リスクを下げやすくなります。
主要3社の特徴(害獣駆除サービスの使い分け)
害獣駆除110番|まずは状況を相談して、最短で動いてほしい人向け
- 24時間受付の総合窓口タイプ。世田谷区内でも、戸建て・マンション・店舗など幅広い案件を 加盟店ネットワークから最短で手配したいときに向いています。
- 「とにかく今どうすればいいか知りたい」「今日〜明日で一度見に来てほしい」という初動の一歩に
駆除ザウルス|再発防止まで含めて、じっくり相談したい人向け
- ネズミ・害獣に強い専門系。駆除だけでなく、侵入経路の封鎖や報告書、アフターのフォローまで重視したいときに選びやすいサービスです。
- 「築年数が古くて心配」「何度か再発しているので根本から改善したい」というケースに向きます。
害獣駆除屋|同じ条件で複数社を比較して選びたい人向け
- 条件をそろえた上で、複数の提携業者から相見積りを集められるタイプ。
- 「世田谷区エリアの数社を、価格・作業内容・保証条件まで横並びで比べたい」「いきなり1社に決めず、相場感をつかんでから選びたい」という人に向いています。
迷ったときのイメージとしては、
- 「まず状況を整理して、すぐ動きたい」→ 害獣駆除110番に相談
- 「本格的な封鎖・清掃までまとめて任せたい」→ 駆除ザウルス
- 「同じ条件で、どこまで料金差が出るか知りたい」→ 害獣駆除屋で相見積り
というイメージで使い分けると、練馬区内でも「スピード」「内容」「コスパ」のバランスを取りやすくなります。


自分でできるコウモリ被害の予防・再発防止(合法的な範囲)


ここからは、市役所や専門業者に相談しつつ、日常の中で自分でもできる「コウモリ被害の予防・再発防止策」を整理します。あくまで鳥獣保護管理法に触れない範囲での対策が前提です。
基本は「寄せつけにくくする」「すき間を作らない」
- ベランダ・軒下をできるだけスッキリ保つ
物陰やぶら下がりやすい場所が多いと、コウモリが休憩場所に選びやすくなります。物干し竿まわりや室外機の上などは、ときどき整理しておきましょう。 - ベランダ照明の使い方を見直す
虫が集まりやすい強い光は、結果としてコウモリも呼び込みやすくなります。必要なときだけ点灯する・電球の種類を見直すなどで、虫の集まり方が変わることもあります。 - 換気口や通風孔のネットを定期チェック
古くなったネットが破れていると、コウモリが出入りしやすくなります。市販の防虫網などで、破れやゆるみがないかをときどき確認しておくと安心です。
封鎖は「コウモリがいないタイミング」で行うのが鉄則
コウモリの通り道になっていそうなすき間を見つけた場合でも、中にコウモリがいる状態でふさぐのはNGです。
中に閉じ込めてしまうと、鳥獣保護管理法の観点でも問題になりやすく、建物の中で死骸が出てしまうリスクもあります。
- コウモリが外に出ている時間帯(夕方〜夜)に追い出し→封鎖の順番で行うのが基本。
- 屋根付近・高所など危険な場所の封鎖は無理をせず専門業者に依頼する。
- 封鎖に使う材料(ネット・金網・コーキングなど)は、建物に適したものを選ぶ必要がある。
どの時間帯なら安全に封鎖できるか、どのすき間まで塞いで良いかなどは、自治体の資料や専門業者のアドバイスを参考にすると安心です。
フンや汚れの清掃は、マスク・手袋・換気を徹底
- マスク・手袋・長袖で直接触れないようにする
コウモリのフンや尿には雑菌が含まれている可能性があります。素手で触らず、使い捨て手袋とマスクを着用しましょう。 - フンはそっと取り除き、ビニール袋で二重にして捨てる
ほうきで勢いよく掃くとホコリと一緒に舞いやすいので、ゆっくり集めて処分します。 - 清掃後はアルコール系の拭き取りや換気を
市販のアルコール系クリーナーや次亜塩素酸ナトリウム希釈液(使い方の説明に従う)などで仕上げ拭きをし、十分に換気をします。
フンの量が多い、天井裏全体に広がっている、においが強いといった場合は、個人での清掃は無理をしないほうが安全です。市役所に相談したうえで、清掃・消毒まで対応できる業者に任せた方が結果的に早く・確実に片づきます。
次の章では、「コウモリ 駆除 市役所」でよくある質問をQ&A形式で整理し、市役所と業者をどう組み合わせていくとスムーズかを、もう一度おさらいしていきます。
コウモリ駆除市役所でよくある質問(FAQ)


最後に、「コウモリ 駆除 市役所」で検索した方からよく聞かれる疑問を、FAQ形式でまとめました。
- 市役所に電話したら、コウモリを無料で駆除してくれますか?
-
多くの自治体では、コウモリ駆除そのものを市役所職員が行うことはありません。コウモリは鳥獣保護管理法の対象であり、市役所の役割はあくまで「情報提供・相談対応・業者の紹介」などにとどまるのが一般的です。
「コウモリ 駆除 市役所」と検索したときは、無料の駆除サービスを期待するのではなく、法律上の注意点や自己対策のヒントを聞く場と考えておくとよいでしょう。
- 自分でコウモリを捕まえたり、殺虫剤をかけたりすると違法になりますか?
-
コウモリは鳥獣保護管理法で保護されているため、無許可での捕獲・殺傷は原則禁止とされています。殺虫剤を直接かける、捕獲器で捕まえて処分する、といった行為は法律違反となるおそれがあります。
対策は「追い出してから侵入口を塞ぐ」「フンや汚れの清掃・消毒」といった方向で考え、市役所やコウモリ対応の専門業者に相談することをおすすめします。
- 市役所と専門業者、どちらに先に相談するのがおすすめですか?
-
迷った場合は、市役所(または保健所)→専門業者の順番がおすすめです。最初に市役所で「法律上の注意点」や「一般的な対策の考え方」を教えてもらっておくと、業者の提案内容を判断しやすくなります。
そのうえで、害獣駆除110番・駆除ザウルス・害獣駆除屋などの全国対応サービスや、地元業者にも同じ条件で見積りを依頼すると、比較がしやすくなります。
- コウモリ駆除の費用はどのくらいが相場ですか?
-
被害の場所や広さによって変わりますが、ベランダや通気口まわりの軽い被害なら数万円〜、屋根裏全体や高所作業を伴うと10万〜30万円前後が目安です。
大切なのは、金額だけでなく「追い出し」「侵入口封鎖」「フン清掃・消毒」がどこまで含まれているか、保証期間や再発時の対応条件が明記されているかをチェックすることです。
- 夜中にコウモリが部屋に入ってきたときは、どうすれば良いですか?
-
まずは慌てずに、窓を大きく開けて出口を作り、部屋の照明を落として静かに様子を見るのが基本です。コウモリは自分から外へ出ていくことが多いので、無理に追い回さないようにしましょう。
翌日以降は、市役所・保健所や専門業者に相談し、「どこから入ってきたのか」「再発を防ぐにはどの部分を塞いだ方が良いか」を確認してもらうことをおすすめします。
コウモリ駆除|市役所相談+専門業者の併用が現実的な解決ルート


本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
「コウモリ 駆除 市役所」で調べていると、自治体によって案内も表現もバラバラで、結局どう動けばいいのか分かりにくく感じたかもしれません。
最後に、本記事のポイントを整理します。
- コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、市役所が無料で駆除してくれるケースはほぼない。役割は「相談窓口+情報提供」が中心。
- 自己流での捕獲・殺傷・閉じ込めはNG。対策は「追い出し+侵入口封鎖」が基本で、高所や屋根裏は専門業者に任せた方が安全。
- 市役所・保健所に相談することで、法律上の注意点や一般的な対策の方針を確認できる。そこから専門業者に相談すると話がスムーズ。
- 費用は被害状況によって数万円〜数十万円と幅があるため、「追い出し」「封鎖」「清掃・消毒」「保証」の内容と金額をセットで比較する。
- 害獣駆除110番・駆除ザウルス・害獣駆除屋などを組み合わせて、同じ条件で複数社の見積りを取ると、納得感のある選択がしやすくなる。
「市役所でどこまで教えてもらえるか」「最終的にどの業者に頼むか」は地域や建物によっても変わります。
迷ったときは、まず市役所・保健所で全体像を聞き、そのうえで本記事の内容を参考にしながら、コウモリ対応の専門業者にも相談してみてください。
最後に、同じ条件で相談しやすい窓口をまとめておきます。
