コウモリ駆除の費用相場|料金内訳と安く抑えるコツ

コウモリ駆除の費用相場|料金内訳と安く抑えるコツ

天井裏でバサバサ音がして、フンも落ちている…コウモリ駆除って、いったいいくらかかるんだろう?

業者によって金額がバラバラで不安…。相場とか、見積りでどこを見ればいいか知りたい。

こうした不安や疑問に、コウモリ駆除の専門家の視点からお答えしていきます。

結論から言うと、コウモリ駆除の費用は「被害の深さ」と「どこまで作業するか」で大きく変わります。

通気口や小さなすき間からの侵入であれば数万円〜、屋根裏全体に広がって糞尿の清掃や足場が必要なケースでは数十万円になることもあります。

ただし、同じ家でも「追い出しだけの簡易プラン」と「追い出し+封鎖+清掃消毒+保証付き」では、金額の意味がまったく違います。

合計金額だけで判断すると、安いと思った業者ほど結果的に高くつく、ということになりかねません。

この記事では、コウモリ駆除の費用相場の目安、料金内訳、見積書のチェックポイント、費用を抑えるコツまでを、今日から使えるレベルで整理しました。

「まずはざっくりどのくらいかかるのか」「どのタイミングで業者に相談すべきか」を判断する材料として使ってください。

この記事の結論(コウモリ駆除の費用で迷ったら)
  • コウモリ駆除の費用は、軽度なケースでおおよそ数万円〜10万円未満、屋根裏・軒下など広範囲になると10〜30万円以上が目安。足場が必要な大規模工事では50万円前後になることもあります。
  • 金額を左右するのは「追い出し+封鎖+清掃・消毒+保証」をどこまでセットにするか。合計金額だけでなく作業内容と保証の中身まで必ず確認することが大切です。
  • 損しないコツは、コウモリ被害に慣れた専門業者に早めに相談し、同じ条件(同一スコープ)で2〜3社の見積りを揃えること。疑問点は契約前にすべて質問しておきましょう。

なお、コウモリは鳥獣保護管理法で守られている生き物で、勝手に捕まえたり殺したりすることはできません。

自分で追い出しや封鎖をしようとしてケガをしたり、法律違反になってしまうケースもあるので、「どこまで自分でやってよいか」「どこから業者に任せるべきか」もあわせて解説していきます。

目次

コウモリ駆除の費用相場の全体像(まずざっくりの目安)

コウモリ駆除の費用相場の全体像(まずざっくりの目安)

最初に、「だいたいどのくらいかかるのか」をざっくり押さえておきましょう。

実際の見積りは家の構造や被害の広がりで変わりますが、多くの業者が公表している相場感をならすと、次のようなイメージになります。

スクロールできます
被害レベルよくある状況の例費用の目安(税込)
軽度ベランダの通気口や戸袋、外壁の小さなすき間に少数が入り込んでいる。糞もまだ少なく、臭いも強くない段階。数万円〜10万円未満が中心
中度屋根裏や軒下で夜な夜な音がする。糞が溜まり始め、天井のシミや悪臭が気になってきた状態。10〜30万円前後が目安
重度長年放置され、屋根裏全体にフンや尿が広がっている。断熱材の交換や広範囲の清掃・消毒が必要なケース。30〜50万円以上、条件によってはそれ以上になることも

インターネット上には「1〜5万円」といった軽めの金額から、「20〜50万円」といった大きな金額まで様々な情報がありますが、それぞれ前提となる作業範囲や建物条件が違う点に注意が必要です。

例えば、ベランダの通気口周りだけを簡易的に追い出して塞ぐプランなら数万円で済むこともあります。

一方、2階建ての屋根裏全体に群れが住みつき、足場を組んで封鎖・清掃・消毒までセットで行う大掛かりな工事になると、数十万円の見積りになるケースが珍しくありません。

大切なのは、「いくらかかったか」ではなくその金額でどこまでやってもらったのかという視点です。次の見出しで、作業内容ごとの料金イメージを整理していきます。

被害の程度別「軽度・中度・重度」のイメージ

コウモリ駆除の費用は、ざっくり言うと「どれくらいの範囲で」「どのくらい長く住みついていたか」に比例します。

イメージしやすいように、被害の程度を3段階に分けてみます。

  • 軽度:窓枠や通気口、シャッターボックスなど一部分にだけ出入りしている段階。糞尿の量もまだ少ない。
  • 中度:屋根裏や軒下など、一箇所にまとまって棲みついている。夜になると音が気になり始め、天井のシミやニオイも出てくる。
  • 重度:長期間放置され、屋根裏全体に糞尿が広がっている。断熱材の劣化、カビ、ダニ・ノミなど二次被害が出ている段階。

軽度のうちに専門業者に相談すれば、追い出しと封鎖が中心の施工で済むため、費用も抑えやすくなります。

逆に、重度まで進行すると「駆除+封鎖+広範囲の清掃・消毒+補修」と工事項目が増え、その分費用も跳ね上がってしまいます。

作業内容別の料金内訳イメージ

同じ「20万円」という見積りでも、内訳によって意味合いは大きく変わります。ここでは、よくある作業内容を分解して、料金のイメージをつかんでおきましょう。

スクロールできます
作業内容主な中身目安のイメージ
調査・診断屋根裏や軒下の確認、侵入口の特定、被害範囲の把握、写真撮影など。多くの業者が無料〜数万円で実施(「現地調査無料」のところも多い)。
追い出し作業忌避剤や音・光などを使って、コウモリを屋外へ出す作業。作業範囲や箇所数によって変動。小規模なら数万円〜が目安。
侵入口の封鎖通気口・屋根のすき間・外壁クラックなどに金網やコーキングで封鎖工事。封鎖箇所が多いほど高くなり、屋根周りは高所作業費が加わることも。
糞尿の清掃・消毒屋根裏や天井裏の糞尿除去、消毒・脱臭処理、場合によっては断熱材の交換。被害が広いほど費用がかさみ、重度では10万円以上になることも。
足場・高所作業2階以上の屋根や外壁に足場を組んで行う作業、高所作業車の手配など。足場だけで数十万円かかるケースもあり、全体費用を大きく押し上げる要因。
保証・再点検一定期間内の再発時無料対応、定期点検、報告書の発行など。保証期間が長いプランほど基本料金は高くなるが、結果的に割安になることも。

見積書を見るときは、「追い出しだけの金額なのか」「封鎖・清掃・保証まで含めた金額なのか」を必ず確認しましょう。

追い出しだけだと一時的に静かになりますが、侵入口がそのままでは再び戻ってきてしまいます。

次の章では、こうした費用を左右する「5つのポイント」を、もう少し丁寧に見ていきます。

コウモリ駆除の費用を決める5つのポイント

コウモリ駆除の費用を決める5つのポイント

コウモリ駆除の見積りは、単純に「◯LDKだからいくら」と決まるわけではありません。

業者が現地でチェックしているポイントは、おおきく次の5つです。

  • 被害範囲とコウモリの数
  • 建物の構造と高さ(足場が必要かどうか)
  • 追い出し・封鎖・清掃消毒の組み合わせ
  • 保証期間・再発リスクとのバランス
  • 地域・時間帯・緊急度

1)被害範囲とコウモリの数

まずは「どこまで広がっているか」「どのくらいの頭数がいるか」です。

ベランダの一角や戸袋だけに出入りしている程度なら、追い出しや局所的な封鎖で済むことが多く、費用も比較的抑えやすくなります。

一方、屋根裏全体に群れが広がっている場合は、追い出しに加えて、広範囲の封鎖・清掃・消毒が必要です。

糞尿の量が多いと、断熱材の交換や木部の洗浄・防カビ処理が必要になることもあり、その分費用も増えます。

2)建物の構造と高さ(足場が必要かどうか)

次に大きいのが、「建物の形」と「高さ」です。

平屋や平坦な屋根であれば、脚立や簡易的な足場で作業できることもありますが、2階建て・3階建てで屋根勾配が急な場合は、専用の足場を組まないと安全に作業できません。

足場の設置は、材料費・人件費・撤去費を含めてそれだけで数十万円規模になることもあります。

インターネット上で見かける「安い事例」と「高い事例」の差には、この足場費用が含まれているかどうかが大きく関わっています。

3)追い出し・封鎖・清掃消毒の組み合わせ

コウモリ駆除の基本は「追い出す」「入れない」「汚れを片付ける」の3ステップです。

STEP
追い出し

忌避剤や一方向弁などで、屋根裏やすき間から外へ出てもらう。

STEP
封鎖

通気口や屋根のすき間、外壁のクラックなど、再侵入しそうな場所をネットや金網、コーキング剤で塞ぐ。

STEP
清掃・消毒

糞尿や汚染された断熱材を撤去し、消毒・脱臭処理を行う。

    費用を抑えようとして「追い出しだけ」のプランを選ぶと、一見安く済んだように見えても、侵入口がそのままなので再発リスクが高いままです。

    結果的に何度も業者を呼ぶことになり、トータルコストはむしろ高くなりがちです。

    逆に、封鎖と清掃・消毒までセットで行えば、単価は上がりますが「一度きちんとやって長く安心する」という形になりやすくなります。

    このバランスをどう取るかが、費用を考えるうえで重要なポイントです。

    4)保証期間・再発リスクとのバランス

    保証の有無や期間も、見積りに大きく影響します。

    例えば「保証なしで安くします」というプランと、「1〜2年の保証付きでやや高め」のプランでは、表面上の金額だけでは比較できません。

    コウモリは飛んで移動するため、周囲の環境次第では再侵入を完全にゼロにすることは難しいケースもあります。

    そのため、保証期間中の無料再施工や点検が付くプランは、長期的に見ると安心感が大きいと言えます。

    5)地域・時間帯・緊急度

    最後に、意外と見落としがちなのが「どこで・いつ・どれくらい急いでいるか」です。

    都市部では人件費や移動コストの関係で地方より高くなりやすく、深夜や早朝の緊急対応では時間外料金が加算されることもあります。

    「今すぐどうにかしてほしい」という気持ちはよく分かりますが、緊急駆けつけで一次対応だけお願いし、その後落ち着いて複数社から本施工の見積りを取る、という進め方も選択肢の一つです。

    焦って1社だけで決めるより、結果的に費用を抑えやすくなります。

    ここまでが、コウモリ駆除の費用を左右する基本的な考え方です。

    次の章からは、実際にどうやって相見積りを取り、見積書のどこをチェックするかを具体的に見ていきます。

    コウモリ駆除費用の相見積りと見積書の読み方

    コウモリ駆除費用の相見積りと見積書の読み方

    コウモリ駆除の費用で失敗しないためには、「とりあえず一番安いところ」に決めるのではなく、同じ条件(同一スコープ)で2〜3社の見積りを比べることが大切です。

    ここでは、そのときに見るべきポイントを整理します。

    同一スコープで3社比較するコツ

    相見積りを取るときにありがちなのが、「A社には屋根裏全体で相談したのに、B社にはベランダ周りだけ伝えた」といった情報のばらつきです。

    これでは金額がバラバラでも当たり前で、どちらが本当にお得なのか分からなくなってしまいます。

    おすすめは、次のような項目をあらかじめメモにしておき、同じ内容を3社にそのまま伝える方法です。

    • 被害状況:音がする場所・時間帯、フンやシミのある位置(写真があればベスト)。
    • 建物情報:戸建て or マンション、階数、屋根の形や勾配(分かる範囲でOK)。
    • 希望する作業範囲:追い出しだけでなく、封鎖・清掃・消毒も含めたいかどうか。
    • 予算感:ざっくりで良いので「◯万円以内に抑えたい」といった目安。
    • 立会いできる日程:平日 or 休日、昼 or 夕方など。

    これらをまとめた簡単なメモを作り、「この条件で見積りをお願いします」と3社に同時に渡すことで、金額と中身の違いが見やすくなります。

    見積書で必ずそろえたい項目

    見積書を見るときは、「合計金額」だけで判断しないことが鉄則です。

    次の項目が、できるだけ数字や具体的な説明つきで書かれているかチェックしてみてください。

    • 作業範囲:屋根裏・軒下・ベランダ・通気口など、どのエリアまで施工するか。
    • 追い出し方法:忌避剤、一方向弁、その他の方法など、使う手段の概要。
    • 封鎖箇所と数量:通気口◯か所、屋根のすき間◯m、外壁クラック◯か所など。
    • 清掃・消毒の範囲:糞尿除去の範囲、消毒・脱臭の有無、断熱材交換の要否。
    • 足場・高所作業費:足場を組む場合、その費用がいくらか、別途なのか込みなのか。
    • 保証内容:保証期間(例:1年)、その間の再発時に何をどこまで無料でしてくれるか。
    • 報告書:施工前後の写真や使用薬剤の一覧を、書面やPDFで出してもらえるか。

    これらが具体的に書かれている見積りほど、後から「聞いていた話と違う」というトラブルが起こりにくくなります。

    逆に、「一式」「サービス」といったあいまいな表現ばかりの場合は、慎重に見直した方が安心です。

    高すぎ・安すぎに潜む赤旗サイン

    相場から見て「明らかに高い」「やたら安い」と感じる見積りは、次のような点に注意してチェックしてみてください。

    • 数量が書かれていない:封鎖箇所の数や清掃範囲が「一式」で済まされている。
    • 足場費用が不明:高所作業が必要そうなのに、足場や高所作業車の費用が書かれていない。
    • 保証の条件があいまい:「アフターサービス付き」とだけ書かれ、期間や範囲が不明。
    • 極端に安い:追い出しだけ、封鎖なしのプランである可能性。長期的には再発で損をすることも。
    • 説明が口頭だけ:重要なことほど書面に残してもらうのが基本。説明が曖昧なまま契約を急かす業者は要注意です。

    気になる点があれば、遠慮なく質問して構いません。

    「ここには何か所封鎖を含んでいますか?」「保証は何年で、再発時は無料ですか?」といった質問に、丁寧に答えてくれるかどうかも信頼度の判断材料になります。

    コウモリ駆除費用を安く抑えるための現実的なコツ

    コウモリ駆除費用を安く抑えるための現実的なコツ

    「できるだけ安く済ませたい」と思うのは当然ですが、単純に一番安い見積りを選ぶだけだと、結果的に割高になることもあります。

    ここでは、安全と合法性を守りながら、費用を抑えるための現実的なポイントをまとめます。

    1)被害が軽いうちに相談する(先伸ばしにしない)

    費用を抑えるいちばんのコツは、「気づいた段階で早めに相談する」ことです。

    コウモリが出入りし始めたばかりの軽度の段階なら、追い出し+局所的な封鎖で対応できる可能性が高く、清掃範囲も小さく済みます。

    逆に、「そのうちいなくなるだろう」と放置していると、屋根裏のあちこちに糞尿が溜まり、断熱材の交換や広範囲の消毒が必要になってしまいます。

    時間がたつほど工事項目が増え、費用も一気に膨らみやすいので、なるべく早い段階で専門業者に現地調査を依頼するのがおすすめです。

    2)補助金・保険は「基本は期待しないが、確認だけはする」

    コウモリ駆除は、一般的には自費負担になるケースがほとんどです。

    自治体の補助金や火災保険の適用があるかどうかは、地域や契約内容によって異なりますが、「必ず出るもの」とは考えない方が現実的です。

    とはいえ、次のような確認はしておいて損はありません。

    • 自治体の生活衛生・環境衛生窓口に「コウモリ被害に関する相談・補助制度」があるか問い合わせる。
    • 加入している火災保険・家財保険の約款を確認し、「害獣・害虫被害」の記載がないかチェックする。
    • 業者に「補助金や保険が使えた事例はあるか」「書類作成を手伝ってもらえるか」を聞いてみる。

    多くの場合は自己負担となりますが、「補助は難しそうだ」と分かっているだけでも、予算計画が立てやすくなります。

    3)自分でやってよい対策・やってはいけないことを分ける

    費用を抑えようとして、何でもかんでも自分でやろうとするのは危険です。

    特に、コウモリは鳥獣保護管理法で保護されており、勝手に捕獲・殺傷したり、巣を破壊したりすることは法律違反になりかねません。

    自分でやってよいことの例

    • ベランダや室外機周りの掃除をして、糞や汚れに気づいた時点で写真を撮っておく。
    • コウモリが好みそうな足場(不要な物干し竿や棚など)を片づけて、止まりにくくする。
    • 窓やサッシのすき間に、差し支えない範囲で簡易パッキンやすき間テープを貼る。
    • 生活記録(音がした時間・場所、見かけた頭数など)をメモしておき、業者に共有する。

    自分でやってはいけないことの例

    • コウモリに直接スプレーをかけたり、叩き落としたりする行為。
    • 高所(屋根・2階の外壁など)での無理な作業や、素人による足場の自作。
    • コウモリが中にいる状態で、出口を完全にふさいで閉じ込めてしまうこと。
    • 自己流で強い薬剤や燻煙剤を屋根裏に焚くこと(健康被害や火災リスクもあります)。

    「どこまで自分でやって良くて、どこからは業者に任せるべきか」は、人によって判断が難しいところです。

    不安な場合は、現地調査のときに『自分でできる範囲の対策』を教えてもらうのも一つの方法です。

    ここまでが、コウモリ駆除費用を考えるうえでの「相見積りのコツ」と「費用を抑えるための基本」です。

    次の章では、具体的な相談先の選び方(駆除ザウルス・害獣駆除110番・害獣駆除屋の使い分け)と、作業の流れを解説していきます。

    コウモリ駆除のおすすめ相談先と使い分け

    コウモリ駆除のおすすめ相談先と使い分け

    「どこに相談すればいいのか分からない」という人のために、ここではコウモリ駆除に強い代表的な窓口を3つに絞って整理します。

    それぞれ得意分野やサービスの形が違うので、状況や重視したいポイントに合わせて使い分けるイメージで選ぶと失敗しにくくなります。

    スクロールできます
    比較項目駆除ザウルス
    コウモリなど害獣全般に強い専門店
    害獣駆除110番
    全国対応のネットワーク型サービス
    害獣駆除屋
    複数業者を比較したい人向け
    タイプ専門施工型(自社スタッフ・提携業者で対応)紹介・手配型(全国の加盟店をコーディネート)マッチング型(条件に合う業者を紹介)
    対応エリア全国中心に、エリアを絞って深く対応全国(離島など一部要相談)全国の主要エリア
    得意なケース屋根裏・軒下など典型的なコウモリ被害、再発防止まで含めて任せたい人「まずは相場と対応可否を知りたい」「急ぎで相談したい」ケース複数の業者から提案を受けて、条件や金額を比較したい人
    緊急対応エリアや混雑状況による24時間受付・緊急相談可受付時間内のコーディネート
    費用感専門施工分の安心感と引き換えに、中〜高価格帯が中心案件や加盟店によって幅広い(まず相場感を知るのに向く)条件をそろえれば、相見積りで比較しやすい
    相談窓口【専門店に相談】駆除ザウルスの詳細を見る【全国対応】害獣駆除110番に無料相談
    【比較したい人向け】害獣駆除屋に無料相談

    駆除ザウルス|コウモリを含む害獣被害に強い専門店

    駆除ザウルスは、コウモリを含む害獣全般の駆除と再発防止に力を入れている専門店タイプのサービスです。

    屋根裏や軒下、天井裏など、典型的なコウモリ被害の調査から封鎖工事、清掃・消毒、保証までを一貫して対応してくれるのが強みです。

    「多少費用がかかってもいいので、きちんと原因から対処して長く安心したい」という人に向いています。

    コウモリ被害に慣れている分、被害の程度や家の構造に合わせた提案をしてもらいやすい点もメリットです。

    害獣駆除110番|全国対応でまず相場を知りたい人に

    害獣駆除110番は、全国の加盟業者と連携しているネットワーク型サービスです。

    24時間受付で、コウモリの相談はもちろん、アライグマやハクビシンなど他の害獣にも対応しています。

    「そもそも自分の家の状況でどのくらいかかりそうか」「対応できる業者が近くにいるかを知りたい」という最初の一歩として使いやすい窓口です。

    現地調査や見積りが無料のプランも多いので、費用感をつかむ意味でも相談しやすいサービスです。

    害獣駆除屋|条件をそろえて複数社を比較したい人に

    害獣駆除屋は、条件に合う害獣駆除業者を紹介してもらえるマッチング型のサービスです。

    コウモリだけでなく、ネズミやイタチなど他の害獣にも対応しており、「複数社の提案を比べてから決めたい」という人に向いています。

    この記事で紹介した「同一スコープ」の考え方で、被害状況や希望する作業範囲を事前に整理しておくと、より比較しやすい見積りが集まりやすくなります。

    どのサービスを選ぶにしても、被害状況のメモと写真希望する作業範囲を整理してから相談すると、話がスムーズに進みます。

    コウモリ駆除の基本フローと当日の流れ

    コウモリ駆除の基本フローと当日の流れ

    「業者に頼むと、具体的にどんなことをしてくれるの?」という疑問に答えるため、ここでは一般的なコウモリ駆除の流れをステップごとに整理します。

    1)問い合わせ・ヒアリング

    まずは電話やWebフォームから相談します。

    このとき、次のような情報を伝えられるとスムーズです。

    • 音がする場所・時間帯(例:夜〜明け方、天井の一部など)。
    • 糞やシミを見つけた場所(写真があればなお良し)。
    • 戸建てかマンションか、階数、築年数など。
    • 小さな子どもやペットの有無。

    ここであらかじめざっくりとした費用感や、現地調査の日程を確認します。

    緊急性が高い場合は、その旨もはっきり伝えましょう。

    2)現地調査・見積り

    担当者が実際に家を訪問し、屋根裏や軒下、外壁のすき間などをチェックします。

    侵入口やコウモリがとまりやすい場所を特定し、被害の範囲や頭数の目安を判断します。

    このとき、可能であれば調査の様子を一緒に見学し、「どこから入って、どこに溜まりやすいのか」を説明してもらうと、後からの納得感が違います。

    調査結果をもとに、追い出し・封鎖・清掃・消毒・保証などを含めた見積書が作成されます。

    内容に不明点があれば、その場で遠慮なく質問しましょう。

    3)追い出し作業

    契約内容に納得したら、施工日を決めて作業に入ります。

    まずはコウモリを屋外へ追い出す工程です。

    忌避剤や一方向弁(外へは出られるが中へは戻れない構造)などを使い、コウモリが自分から出て行くようにします。

    鳥獣保護管理法の関係で、捕獲や殺処分ではなく「追い出し」が基本になる点は覚えておきましょう。

    4)侵入口の封鎖工事

    コウモリが外へ出て行ったら、再び入られないように侵入口を塞ぐ工事を行います。

    通気口や屋根のすき間、外壁のひび割れなどを一つずつチェックしながら、金網やネット、コーキング剤などで丁寧に封鎖します。

    封鎖箇所の数や位置は、写真付きで残してもらうと後から管理しやすくなります。

    見積書に書かれていた数量と大きく違いがないかも確認しておきましょう。

    5)糞尿の清掃・消毒・脱臭

    コウモリが長期間住みついていた場合、屋根裏や天井裏には糞尿が溜まり、カビやダニ・ノミなどの二次被害につながることがあります。

    このため、清掃・消毒・脱臭の工程もとても大切です。

    状態によっては、汚染された断熱材を撤去して新しいものに交換することもあります。

    費用はかかりますが、健康面や家そのものの寿命を考えると、必要な投資と言えます。

    6)再点検・保証期間中のフォロー

    施工後、一定期間が経ったタイミングで再点検を行い、コウモリの気配がないか、封鎖箇所に問題がないかを確認するプランも多いです。

    保証期間中に再発した場合は、無料で再施工してもらえることもあります。

    保証期間や再施工の条件は業者によって違うので、契約前に「何年・何回・どこまで無料なのか」を具体的に確認してメモしておくことをおすすめします。

    ここまでが、一般的なコウモリ駆除の基本フローです。

    次の章では、費用をムダに増やさないために、絶対に避けたいNG対策を整理します。

    コウモリ駆除でやってはいけないNG対策

    コウモリ駆除でやってはいけないNG対策

    コウモリは不快なだけでなく、病原体やダニ・ノミを媒介する可能性もあるため、不安から「とにかく早く何とかしたい」と思いがちです。

    ただし、やり方を間違えると法律違反や事故・健康被害につながることもあります。

    • 捕獲・殺傷・巣の破壊:鳥獣保護管理法により、許可なくコウモリを捕獲・殺傷することは原則できません。
    • 自己流の高所作業:屋根の上にのぼったり、脚立を無理に伸ばしたりする作業は転落事故の原因になります。
    • 強力な薬剤や燻煙剤の乱用:屋根裏で市販の燻煙剤を多用すると、自分や家族、ペットに健康リスクが出ることも。
    • コウモリが中にいる状態で完全封鎖:閉じ込めにより屋根裏で大量死し、悪臭や害虫発生など被害が悪化します。
    • 長期放置:「そのうちいなくなるだろう」と放っておくと、糞尿やカビ、建物の腐食といった被害に発展し、結果的に高額な工事が必要になります。

    不安なときこそ、独断で危険な対策を取るのではなく、専門業者に相談して合法かつ安全な方法を選ぶことが、最終的には費用も抑える近道になります。

    コウモリ駆除の費用と業者選びに関するよくある質問(FAQ)

    コウモリ駆除の費用と業者選びに関するよくある質問(FAQ)
    Q. コウモリ駆除の費用はどれくらいが相場ですか?

    A. 被害の程度によりますが、目安として「軽度:数万円〜10万円未満」「中度:10〜30万円前後」「重度:30〜50万円以上」というレンジで見積もられることが多いです。

    ただし、足場の有無や清掃・消毒の範囲、保証内容によって金額は大きく変わります。必ず見積書の内訳(追い出し・封鎖・清掃・保証)を確認しましょう。

    Q. 市役所や保健所に相談すれば無料で駆除してもらえますか?

    A. 多くの自治体では、コウモリ駆除そのものを市が無料で行ってくれるケースは少なく、相談・情報提供のみの場合がほとんどです。

    ただし、地域によっては補助制度があることもあるため、念のためお住まいの自治体の環境衛生・生活衛生窓口に確認してみる価値はあります。

    Q. 火災保険や家財保険でコウモリ駆除の費用は出ますか?

    A. 保険会社や契約内容によって異なりますが、コウモリなどの害獣被害は補償対象外としている保険も多いです。

    加入している保険の約款を確認し、「害獣・害虫」「動物被害」などの項目がないかチェックしてみてください。適用可能性がありそうな場合は、保険会社や代理店に相談してみましょう。

    Q. 工事時間はどれくらいかかりますか?

    A. 軽度であれば半日程度、中度〜重度で清掃と封鎖箇所が多い場合は1日以上かかることもあります。

    足場の設置・解体も含めると、日数が分かれるケースもあるので、見積りの段階で「施工に必要な日数と時間帯」を確認しておきましょう。

    Q. 小さな子どもやペットがいても大丈夫ですか?

    A. 適切な養生や薬剤選びをすれば、リスクを抑えながら施工することは可能です。

    依頼時に「子どもの年齢」「ペットの種類・頭数」「普段過ごしている部屋」を具体的に伝え、作業中の退避場所や乾燥時間をしっかり説明してもらいましょう。

    Q. まずは自分でできる対策はありますか?

    A. ベランダや窓周りの掃除、不要な物干しや棚の撤去、室内のすき間テープ貼りなど、「止まりにくくする」「気づいたら早めに相談する」ための準備は自分でもできます。

    ただし、捕獲・殺傷・高所作業・自己流の薬剤散布はNGです。危険な作業や法律に関わる部分は、必ず専門業者に任せるようにしてください。

    コウモリ駆除の費用で損をしないために

    コウモリ駆除の費用で損をしないために

    最後に、本記事のポイントをあらためて整理しておきます。

    コウモリ駆除の費用は、被害の程度・家の構造・作業範囲・保証内容によって大きく変わります。

    だからこそ、「いくらかかったか」だけでなく、その金額で何をどこまでやってもらったのかをセットで見ることが大切です。

    • 気づいたら先送りにせず、軽度のうちに専門業者へ相談するほうが、結果的に費用も抑えやすい。
    • 見積りは必ず同一スコープ(追い出し・封鎖・清掃・保証)で2〜3社比較し、「安さ」だけでなく内容と保証を見比べる。
    • 危険な高所作業や捕獲・殺傷は行わず、自分でできる範囲の準備(写真・メモ・簡単な掃除)にとどめる。
    • 自治体や保険で補助されるケースは多くないが、一度は確認しておくと安心材料になる。

    コウモリ被害は、放置するほど建物にも健康にも悪影響が出やすくなります。

    「何となく怖いから目をそらす」よりも、「まず現状を知るために相談する」ほうが、精神的にも経済的にもダメージを小さくできます。

    この記事で紹介したポイントを踏まえつつ、気になることは相談時にメモを見ながら一つずつ質問してみてください。

    きちんと説明してくれる業者ほど、長く付き合える良いパートナーになりやすいはずです。

    ※本記事の費用相場は、複数の害獣駆除業者が公開している料金例や施工事例から整理した一般的な目安です。実際の金額は建物構造・被害範囲・使用資材・足場の有無などによって変わるため、必ず個別に見積りを取ってご確認ください。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!
    目次