
天井裏でドタドタ音がして、フンやニオイもひどい…これ、ハクビシンの可能性ある?



市販グッズで様子を見たいけれど、鳥獣保護管理法とかが不安で、どこまで自分でやっていいのか分からない…
こういった不安や疑問に、害獣駆除の専門業者の立場からお答えしていきます。
ハクビシンは、見た目はタヌキや猫に似ていますが、屋根裏・天井裏に住み着き、長期間フンをため込んだり、断熱材や配線を荒らしたりする厄介な害獣です。
しかも、鳥獣保護管理法の対象となるため、「かわいそうだから」「自分で何とかしたいから」といった理由で素人が勝手に捕獲することはできません。自治体の許可や専門業者の関与が前提になります。
とはいえ、初めてハクビシン駆除業者を探すと、料金相場や作業内容の違いが分かりにくく、「どこに頼めばいいのか分からない」というのが正直なところだと思います。
本記事では、ハクビシン駆除が業者依頼になる理由や料金相場、失敗しにくい業者選びのポイント、役割の違うおすすめ3サービスの使い分けまで、順番に整理しました。
- ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象で、勝手な捕獲はNGです。基本的には自治体の手続きや専門業者への依頼が前提になります。
- ハクビシン駆除の料金は「調査+追い出し・駆除+侵入口封鎖+フン清掃・消毒+保証」の範囲と、天井裏の構造や被害の広がりで大きく変わります。
- 総合窓口型・専門系・相見積りサービスの3タイプを組み合わせて、条件をそろえた上で3社前後の見積りを比較するのが、失敗しにくい選び方です。
ハクビシン駆除は「業者依頼」が基本になる理由


まず押さえておきたいのは、ハクビシンは「ただの迷惑動物」ではなく、法律上の扱いが決まっている野生動物だという点です。
被害が出ているからといって、素人判断で捕獲したり追い込んだりすると、思わぬトラブルにつながるおそれがあります。
ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象|自己判断の捕獲がNGな理由
日本国内に生息する多くの野生鳥獣は「鳥獣保護管理法」の対象となっており、ハクビシンも原則としてその枠組みの中で管理されています。
自治体が駆除方針を決めたり、許可を出したりする仕組みになっているため、個人が許可なく捕獲することは基本的に認められていません。
- 無許可で檻を設置して捕まえる
- 追い込みや棒での追い出しなど、ケガをさせる可能性のある行為
- 素人判断での殺処分
こうした行為は、違法性だけでなく、安全面でも大きなリスクがあります。
自治体の担当課や、ハクビシン駆除に対応している専門業者に相談し、適切な手続きのもとで対策を進める必要があります。
天井裏・屋根裏での作業リスクと健康被害
ハクビシンは屋根裏や天井裏に巣を作り、同じ場所にフンや尿をため込む習性があります。
長期間放置すると、断熱材が汚れやカビで傷んだり、天井板が変色・腐食したりすることも少なくありません。
素人が防護装備なしで天井裏に入り込むと、以下のようなリスクがあります。
- 糞尿に含まれる細菌や寄生虫、カビなどを吸い込むリスク
- 足を踏み外し、天井板を突き破って落下する事故
- 驚いたハクビシンに威嚇・噛みつきなどで反撃される可能性
プロの業者は、防護服やマスク・手袋などの装備を整えたうえで、天井裏の強度を確認しながら作業します。
フンの清掃や消毒、断熱材の補修なども含めて、建物へのダメージと健康リスクを抑えながら進めることができます。
「市販グッズ+業者」の役割分担で考える
ここまで読むと、「全部業者に丸投げしないといけないの?」と感じるかもしれませんが、そうとは限りません。
実際には、次のように役割分担するイメージが現実的です。
- ご家庭側:ゴミ・エサ・水場を減らす、屋外のすき間を減らすといった「生活環境の見直し」
- 市販グッズ:侵入してほしくない場所への忌避剤や、防鼠テープなどによる軽微な補修
- 専門業者:天井裏での追い出し・駆除、侵入口の本格的な封鎖、フン清掃・消毒、保証
特に、天井裏での作業と捕獲・駆除は、法律と安全面の両方から「業者の担当」と考えた方が安心です。
そのうえで、ご家庭側では市販グッズを使いつつ、再発しにくい環境づくりを意識していく、と捉えると分かりやすいと思います。
ハクビシン駆除業者の料金相場と費用内訳


ハクビシン駆除の料金は、「どこまでやるか」と「被害がどこまで広がっているか」で大きく変わります。
ホームページ上の「◯万円〜」という表示だけではイメージしにくいので、ここでは一般的なレンジと費用内訳の考え方を整理します。
あくまで目安にはなりますが、戸建て住宅でよくあるパターンを前提にすると、料金イメージは次のようなレンジに収まることが多いです。
| 建物・状況 | 作業のイメージ | 目安料金帯 | チェックしたいポイント |
|---|---|---|---|
| 戸建て(軽度) 天井裏に気配が出始めた段階 |
天井裏の調査 追い出し・忌避処理 侵入口の一部封鎖(数か所) フンの部分的な清掃・消毒 | おおよそ8〜15万円前後 (被害範囲が狭い場合) |
「追い出しだけ」で終わらず、 封鎖と清掃・消毒まで含まれるか。 |
| 戸建て(中度〜重度) 長期間の住みつき・複数部屋で被害 |
屋根裏全体の調査 追い出し・駆除(複数回訪問を含むことも) 屋外も含めた侵入口封鎖(複数箇所) フン清掃・消毒・断熱材の一部入れ替え | おおよそ15〜30万円前後 (建物の大きさ・穴の数で変動) |
駆除・封鎖・清掃・保証まで セットになっているかを確認。 |
| 賃貸マンション・アパートの一室 |
室内・天井裏・配管周りの調査 追い出し・忌避処理 戸別で可能な範囲の封鎖 フン清掃・簡易消毒 | おおよそ5〜15万円前後 (管理会社・オーナー負担になるケースも) |
建物全体での対応が必要か、 管理会社との連携方針を確認。 |
| 店舗・事務所・倉庫など |
屋根裏・バックヤード・天井裏の調査 追い出し・駆除・封鎖 フン清掃・消毒・衛生指導 | おおよそ15〜40万円前後 (規模・構造・営業時間で変動) |
営業時間外での作業可否、 夜間・早朝の割増有無を確認。 |
- 上記はあくまで目安で、被害の広がり・建物構造・作業日数によって金額は大きく前後します。
- 「◯◯円ポッキリ」の表示でも、夜間対応・駐車場代・追加訪問・大がかりな封鎖工事などが別料金になることがあります。
- 見積書では、「調査費」「追い出し・駆除」「封鎖工事」「フン清掃・消毒」「追加オプション」が分けて書かれているかをチェックしましょう。
見積書で確認したい「基本料金」と「追加費用」
ハクビシン駆除の見積りでトラブルになりやすいのが、「どこまでが基本料金で、どこからが追加費用なのか」があいまいなケースです。契約前に、次のような点を確認しておくと安心です。
- 初回調査費と、その日の簡易処置(忌避処理・応急封鎖など)が含まれているか
- 封鎖工事の範囲(何か所まで含まれるか、大きな工事は別途か)
- フン清掃・消毒の範囲(どの部屋・どのエリアまで含むか)
- 再発時の調査・再施工が保証内か、追加料金になるか
保証期間と再発時の対応ルール
ハクビシンは、周囲の環境や建物の構造によっては、完全にいなくなったと思っても再び侵入してくることがあります。
そのため、保証期間と再発時の対応ルールは、料金と同じくらい重要なポイントです。
- 保証期間の長さ(数か月〜数年など)だけでなく、「どんなケースなら無償対応か」を確認する
- 保証期間内に再発した場合の連絡方法と、再訪の費用有無
- 保証の対象が「同じ侵入口からの再侵入」だけなのか、「建物全体の再発」まで含むのか
料金が少し安い業者よりも、「作業内容の内訳」と「保証・再訪対応」がしっかりしている業者の方が、長期的に見ると安心感があります。
次の章では、ハクビシン駆除業者を選ぶときにチェックしたいポイントを、もう少し具体的に見ていきます。
ハクビシン駆除業者の選び方|チェックしたい5つのポイント


料金の安さだけで業者を選んでしまうと、「追い出しただけで封鎖がほとんどされていなかった」「フンの清掃や消毒が別料金だった」といったミスマッチにつながりやすくなります。
ここでは、ハクビシン駆除業者を選ぶときに見ておきたいポイントを整理します。
ポイント1:ハクビシン・害獣駆除の実績と写真
まず確認したいのは、「ハクビシンを含む害獣駆除の実績がどのくらいあるか」です。
公式サイトやパンフレットで、過去の施工例や写真が掲載されているかをチェックしてみましょう。
- 「ハクビシン」「アライグマ」「イタチ」など、近い種類の害獣に対応しているか
- 施工前後の写真や、具体的な被害状況の説明があるか
- 対応エリア内での実績があるか(地域名が明記されていると安心)
写真や事例がしっかり公開されている業者は、施工内容への自信や透明性が高い傾向があります。
逆に、情報が極端に少ない場合は、見積りや説明の段階でより慎重に確認した方が安心です。
ポイント2:調査〜駆除〜封鎖〜清掃・消毒まで一貫対応か
ハクビシン駆除は、「追い出す/捕獲する」だけでは終わりません。
侵入口をふさぎ、フンや尿で汚れた場所を清掃・消毒し、再発しにくい環境を作るところまで一連の流れとして考える必要があります。
- 調査・追い出し・封鎖・清掃・消毒・点検まで同じ業者が担当してくれるか
- 封鎖工事を外部の大工さんに丸投げせず、一体でプランされているか
- 「追い出しだけ」「薬剤散布だけ」で終わるプランになっていないか
見積りの段階で、「今回のプランに含まれる作業」と「別料金になりうる作業」を紙やメールで整理してもらうと、認識のズレを防ぎやすくなります。
ポイント3:見積り説明の分かりやすさと書面の有無
料金トラブルを避けるうえで重要なのが、「見積りの説明が分かりやすいかどうか」です。専門用語ばかりで理解しづらい場合や、「全部込みで◯万円です」といった大ざっぱな説明だけだと、あとから不安が残ります。
- 見積書が紙やPDFなど、形に残る形で出てくるか
- 「なぜこの金額になるのか」を、写真や図を使って説明してくれるか
- 質問したときに、丁寧に噛み砕いて説明してくれるか
金額が少し高めでも、説明が丁寧で信頼できると感じる業者の方が、結果的には納得度の高い選択になりやすいです。
ポイント4:保証内容(期間・範囲)と再訪対応
ハクビシンは、一度いなくなっても周辺環境によっては再び侵入してくることがあります。
そのため、「施工後どれくらいの期間、どこまでを保証してくれるのか」は特に大事なポイントです。
- 保証期間(例:6か月・1年・2年など)が明記されているか
- 保証内で再発したとき、再調査や再施工が無料になるか
- 自然災害や大規模なリフォームなど、保証対象外の条件が説明されているか
「保証期間は長いが、対象がかなり限定されている」ケースもあるので、書面で条件を確認し、分からない点はその場で質問しておきましょう。
ポイント5:口コミ・評価の読み方(星の数だけで判断しない)
最近は、Googleマップや口コミサイトで業者の評価をチェックする人も増えています。
ただし、星の数だけで判断すると、「たまたま担当者との相性が悪かったケース」や「単発のトラブル例」に引きずられてしまうこともあります。
- 複数の口コミに共通して出てくる「良い点・悪い点」の傾向を見る
- 「担当者名」「作業日時」「作業内容」など、具体的な情報が書かれているか
- 料金に関するコメントは、「見積りとの差」「追加費用の説明」の有無をチェック
口コミはあくまで参考情報の一つです。星の数や感想だけでなく、見積りの説明や、実際に話してみた印象と合わせて総合的に判断していくのがおすすめです。
次の章では、こうしたポイントをふまえつつ、「どの窓口から相談を始めると動きやすいか」をイメージしやすいように、総合窓口・専門系・相見積りの3タイプを比較していきます。


ハクビシン駆除でおすすめの業者3タイプ(総合窓口・専門系・相見積り)


「ハクビシン 駆除 業者」で検索すると、全国展開のサービスから、地域密着の工務店系まで、さまざまな業者が出てきます。
すべてを一から比較するのは大変なので、ここではまず、役割の違う3つのタイプに分けて整理してみましょう。
本記事では、大手の中でもハクビシンを含む害獣駆除に対応している「害獣駆除110番」「駆除ザウルス」「害獣駆除屋」の3サービスを例に、それぞれの特徴と使い分け方をまとめます。
| 項目 | 害獣駆除110番 | 駆除ザウルス | 害獣駆除屋 |
|---|---|---|---|
| タイプ | 全国ネットの総合窓口型 | 害獣専門の施工ネットワーク型 | 同条件3社の相見積りサービス |
| 想定シーン | まず状況を聞いてほしい/急ぎで来てほしい | 封鎖・清掃・保証までしっかり任せたい | 価格と作業内容を比較してから選びたい |
| 主な対象 | ハクビシンを含む害獣全般 | ハクビシン・アライグマ・イタチなど害獣全般 | ハクビシンほか害獣に対応する提携会社 |
| 料金イメージ | 要見積(被害範囲と建物条件で変動) | 要見積(戸建て〜店舗まで幅広く対応) | 同条件で複数社の見積りを比較 |
| 強み | 24時間受付で、最短即日手配しやすい | 封鎖・清掃・保証まで含めた本格施工 | 同じ条件で3社程度を横並びで比べられる |
| 同条件指定 | ◯:駆除・封鎖・清掃・保証の範囲を伝えて依頼 | ◯:封鎖と保証条件をセット前提で相談 | ◎:テンプレ条件で3社に同時依頼しやすい |
| 最短対応 | ◎:24時間受付・最短即日 | ◯:スケジュール次第で迅速対応 | ◯:調査日程を調整して各社を手配 |
| 保証・アフター | 加盟店ごとの規定(見積り時に要確認) | 保証年数と再発時の無償条件を明示(エリアで異なる) | 各社の保証条件を比較して選べる |
| 参考評価 | |||
| 公式・申込み | 【総合】害獣駆除110番に無料相談 | 【専門】駆除ザウルスで現地調査を依頼 | 【比較】害獣駆除屋で同条件3社見積り |
害獣駆除110番|まず状況を相談したい人向けの総合窓口


「とにかく今どうすればいいか教えてほしい」「早めに一度見に来てほしい」というときに使いやすいのが、全国ネットの総合窓口タイプである害獣駆除110番です。
24時間受付なので、夜中に天井裏の物音に気づいたときでも相談の連絡を入れやすいのが強みです。
- 受付スタッフが、被害状況や建物条件をヒアリングしたうえで、提携業者を手配してくれる
- ハクビシンに限らず、ネズミやコウモリなど別の害獣の可能性がある場合でも相談しやすい
- 「とりあえず現地調査の段取りをつけたい」「他の業者と比較するための1社目として呼びたい」ときに便利
まずは状況を整理したいときの「入口」として、害獣駆除110番に無料相談し、見積りや施工内容を聞いたうえで、他社と比較していく流れがおすすめです。
駆除ザウルス|封鎖・清掃・保証まで本格的に任せたい人向け


「築年数が古くて、天井裏の状態が心配」「一度だけでなく、再発防止まできちんとやってほしい」という場合は、害獣専門系の駆除ザウルスのようなサービスが選択肢になります。
ハクビシンを含む害獣全般を扱っており、封鎖や清掃・報告書まで含めた本格的なプランを相談しやすいタイプです。
- 屋根裏・天井裏の状況を写真つきで説明してもらえるケースが多く、被害のイメージがつかみやすい
- 追い出しや捕獲だけでなく、侵入口封鎖やフン清掃・消毒まで含めた提案が前提になりやすい
- 保証期間と再訪対応についても、事前に説明を受けやすい(エリアにより条件は異なる)
「多少費用がかかっても、ここでしっかり区切りをつけたい」という方は、駆除ザウルスのような専門系サービスに、封鎖・清掃・保証まで含めた形で見積りを出してもらうのがおすすめです。
害獣駆除屋|同条件で複数社の相見積りを取りたい人向け
「いきなり1社に決めるのは不安」「相場感をつかんでから選びたい」という場合は、同条件で複数社の見積りを集められる害獣駆除屋のような相見積りサービスが便利です。
- 「住所・建物・被害状況・希望する作業範囲」など、テンプレ条件をまとめて伝えやすい
- 同じ条件で複数社から見積りを取り、料金・作業内容・保証を横並びで比較できる
- 最終的に依頼する業者を自分で選べるため、「押し切られて契約した」という感覚を避けやすい
害獣駆除屋を活用して相見積りを取りつつ、候補の中に害獣駆除110番や駆除ザウルスのようなサービスを含めて比較していく、という動き方も現実的です。
どのサービスを使う場合でも、「追い出しだけ」ではなく、侵入口の封鎖・フン清掃・消毒・保証まで含めたトータルの提案になっているかを必ず確認してください。短期的な金額よりも、「同じ被害を何度も繰り返さないかどうか」が大切です。
次の章では、「今すぐ何とかしたい」ときに慌てず動けるよう、問い合わせの際に伝えておきたい項目をチェックリスト形式で整理していきます。


急ぎでハクビシン駆除を業者に頼みたいときの連絡チェックリスト


「今夜も天井裏でドタドタ音がする」「においがきつくて、このままでは眠れない」というケースでは、できるだけ早く専門業者に来てもらいたいところです。
そのとき、電話やフォームで最初に伝える情報をそろえておくと、日程調整や概算見積りがとてもスムーズになります。
ここでは、害獣駆除110番・駆除ザウルス・害獣駆除屋などに連絡するときに、あらかじめ整理しておきたい項目をチェックリスト形式でまとめました。
1. 住所と建物条件・駐車スペースの有無
まずは、どの地域のどんな建物なのかを簡潔に伝えます。これだけでも、対応できる提携業者や訪問時間帯の候補が絞りやすくなります。
- 都道府県・市区町村と、最寄り駅(例:◯◯県◯◯市・◯◯駅付近)
- 建物の種類(木造戸建て/鉄骨造/マンション◯階/店舗兼住宅など)
- 築年数のおおよその目安(例:築20年くらい)
- 敷地内駐車の可否や、近くにコインパーキングがあるかどうか
ハクビシン駆除の車両は、脚立や資材を積んでいることが多く、駐車スペースの条件によって訪問時間や作業方法が変わることもあります。
電話口で一言そえておくと、「当日になって作業車が停められない」というトラブルを避けやすくなります。
2. 被害状況(音・フン・におい・天井裏の様子)
次に、どのような被害が出ていて、いつ頃から気になっているのかを共有します。
ここが具体的であればあるほど、業者側も必要な道具や作業時間の目安をつかみやすくなります。
- 音の種類(ドタドタ・ガサガサ・カリカリなど)と、よく聞こえる時間帯
- 音がする場所(寝室の上の天井/廊下/キッチンの上/屋根裏全体など)
- フンの有無と場所(天井の点検口付近・ベランダ・屋根の上など)
- 動物のにおい・尿のにおいが強いかどうか、天井のシミなどの有無
- いつごろから気になり始めたか(ここ数日/数週間/数か月前から など)
スマホで撮ったフンや天井の汚れの写真があれば、「写真も送れます」と一言そえておくと、オンライン見積りや訪問準備の精度が上がります。
LINE相談やフォーム添付に対応しているサービスであれば、ぜひ活用したいところです。
3. 希望日程と立ち会い条件
急いでいるときほど、「できるだけ早く」という言い方だけになりがちですが、具体的な候補日を複数出しておくと、結果的に早く日程が決まることが多いです。
- 「今日〜明日のどこかで」「◯日〜◯日の平日夜」「土日祝ならいつでも」など、希望する大まかな時間帯
- 立ち会いできる人(本人/家族/オーナーなど)と、その人の都合
- 店舗の場合は、営業時間・仕込み時間・閉店後の作業希望など
「第1希望:◯日◯時/第2希望:◯日◯時」といった形で、候補を2〜3パターン用意して伝えると、業者のスケジュールと合いやすくなります。
4. 予算感と「この金額を超えそうなら相談」の伝え方
予算については、「いくらまでなら出せる」と言い切る必要はありませんが、業者側に目安を伝えておくことで、極端にミスマッチなプランを避けやすくなります。
問い合わせ時には、次のような一言を添えておくのがおすすめです。
・おおよその相場を知りたいのと、
◯万円前後で収まりそうかイメージを教えてほしいです。
・もし◯万円を大きく超えそうな場合は、
作業前に必ず相談してもらえますか?
こうして「金額変更のルール」を先に共有しておくと、当日になってから大きな追加費用を提示されるリスクを減らすことができます。
害獣駆除110番・駆除ザウルス・害獣駆除屋のどこに相談する場合でも、この考え方は共通です。
次の章では、ハクビシン駆除における「自力対策」と「NG行為」の線引きを整理しつつ、市販グッズや日常の工夫をどう位置づければよいかを解説します。
ハクビシン駆除自力対策の位置づけ|やってもよいこと・避けるべきNG行為


ハクビシン駆除は基本的に専門業者の仕事ですが、ご家庭でできる「環境づくり」「応急的なすき間対策」もあります。
一方で、やってしまうと危険な行為・法律に触れるおそれがある行為もあるため、線引きを知っておくことが大切です。
やってもよいこと:生活環境の見直しと軽微なすき間対策
まずは、「ハクビシンが住みつきにくい環境」「近寄りにくい環境」をつくることから始めましょう。
これは、業者に駆除を依頼したあとも、再発防止のために続けたい取り組みです。
- 生ゴミやペットフードなど、動物のエサになりそうなものを屋外に置きっぱなしにしない
- 庭木やツタが屋根まで伸びている場合は剪定し、「登りやすいはしご」にならないようにする
- 換気口や通風口の網が破れていないか確認し、市販の防獣ネットなどで補修する
- 基礎の通気口や配管まわりなど、明らかに広いすき間があれば、市販のパテや金網で簡易的にふさぐ
こうした対策は、ハクビシンだけでなく、ネズミや野良猫など他の動物対策にもなります。
大がかりな工事ではなく、日常の家の手入れの延長として取り組める範囲からで十分です。
市販グッズの位置づけ:忌避剤・防獣テープなど
ドラッグストアやホームセンターには、「動物よけ」「獣害対策」といった市販グッズも並んでいます。
ハクビシン専用でないものも多いですが、「ここには近寄ってほしくない」という場所にピンポイントで使うぶんには、一定の効果が期待できる場合もあります。
- 屋根裏への入り口になりそうな場所の近くに、忌避剤(匂い・スプレーなど)を使用する
- 配管やケーブル周りに、防獣・防鼠テープなどを巻いておく
- 家庭菜園やゴミ置き場の周囲に、防獣ネットや柵を設置する
ただし、市販グッズはあくまで「補助的な対策」です。
すでに天井裏に住みついているハクビシンを完全に追い出したり、長期的な再発防止までまかなったりするのは難しいと考えておきましょう。
被害が続く場合は、早めに専門業者への相談に切り替えることをおすすめします。
避けるべきNG行為:素人捕獲・追い込み・危険な追い出し
一方で、「早く何とかしたい」という気持ちから、やってしまいがちなNG行為もあります。
法律や安全面のリスクがあるため、次のような行動は避けてください。
- 自分で箱わな・くくりわなを設置してハクビシンを捕獲する
- 棒でつついたり、爆竹や大音量の音楽機器などで追い込む
- 天井裏に登って追い回した結果、落下事故やハクビシンの反撃を受ける
- 毒餌をむやみに置き、ペットや他の野生動物が誤食するリスクを高める
ハクビシンは、見た目以上に力が強く、歯や爪も鋭い動物です。驚かせたり追い詰めたりすると、思わぬケガにつながるおそれがあります。
また、捕獲に関しては自治体ごとのルールもあるため、自己判断での捕獲・処分は避けてください。
「自力でできる部分」と「業者に任せる部分」を分けて考える
まとめると、次のように役割を分けて考えると整理しやすくなります。
- 自力でやる:ゴミ・エサ・水場を減らす、庭木やツタの剪定、換気口や通気口の簡易的な補修、市販の忌避剤やネットの活用
- 業者に任せる:天井裏への立ち入り、追い出し・捕獲、侵入口の本格的な封鎖、フン清掃・消毒、断熱材の補修、保証・再発対応
「全部自分で何とかしよう」と無理をするよりも、自分でできる範囲は生活環境の見直しと軽微な対策にとどめておき、危険な作業や法律が関わる部分は、早めにハクビシン駆除業者に任せる方が安全で確実です。
次の章では、ここまでの内容を踏まえて、ハクビシン駆除業者選びでよくある質問(FAQ)をQ&A形式で整理していきます。
ハクビシン駆除業者でよくある質問(FAQ)


ここまでの内容を踏まえて、ハクビシン駆除業者に関してよくある質問と、その考え方をQ&A形式でまとめました。
実際に問い合わせる前のイメージづくりに役立ててください。
- ハクビシン駆除の料金は、だいたいどれくらいが多いですか?
-
被害が軽い戸建てや、点検+簡易的な追い出し程度であれば、数万円台〜というケースもありますが、天井裏全体の封鎖やフン清掃・消毒まで行う本格的なプランになると、十数万円前後になることも珍しくありません。
建物の大きさ・侵入口の数・フンや汚れの範囲などで大きく変わるため、「この条件ならだいたいどれくらいになりそうか」を現地調査後の見積りで確認するのが基本です。
- 作業時間はどれくらいかかりますか?一日で終わりますか?
-
軽いケースであれば、調査〜追い出し〜一部封鎖まで数時間で終わることもありますが、天井裏全体の封鎖やフン清掃・消毒、屋外の対策まで含めると、半日〜丸一日かかることもあります。
また、追い出し後の様子見や、保証期間内の点検で複数回訪問するプランもあるため、「初回は何時間くらい・全体で何回くらい訪問予定か」を見積りの段階で確認しておきましょう。
- ハクビシンの子育て時期でも駆除をお願いできますか?
-
ハクビシンの子育て時期は、地域や年によって多少前後しますが、春〜初夏にかけて天井裏で子育てをしているケースが多いといわれています。
この時期は、子どもの安全や鳴き声の問題もあり、対応方法に配慮が必要です。
「子どもの声のような鳴き声がする」「季節的に子育て中かもしれない」と感じる場合は、その旨を業者に伝えたうえで、具体的な対応方針を相談してください。
専門業者であれば、状況を踏まえた方法を提案してくれます。
- まだ姿は見ていませんが、音やにおいだけでも相談して大丈夫ですか?
-
姿が見えていなくても、天井裏の足音やにおい、フンの有無だけで相談してかまいません。
むしろ、被害が大きくなる前の段階で相談した方が、工事規模や費用を抑えやすいことも多いです。
問い合わせ時には、「音のする場所・時間帯」「においが気になる部屋」「見つけたフンやシミ」などをできるだけ具体的に伝えてみてください。
- ご近所トラブルや、大家さんとの関係が心配です。どう進めればいいですか?
-
賃貸物件や集合住宅の場合は、まず管理会社や大家さんに状況を共有し、建物全体の問題として対応してもらえるか相談するのがおすすめです。
そのうえで、どこまでを自己負担とするか、どこからをオーナー負担とするかを話し合うとスムーズです。
ご近所トラブルが心配な場合は、「夜間の作業音」「車両の出入り」などについて、事前に説明や配慮をしてもらえるかどうかも業者に確認しておくと安心できます。
疑問点が多いときは、害獣駆除110番のような総合窓口にまず相談して整理してもらい、そのうえで駆除ザウルスや害獣駆除屋を含めた複数社で比較していく、というステップも現実的な進め方です。


ハクビシン駆除業者選びのまとめ|条件をそろえて複数社比較が安心


最後に、本記事でお伝えしてきたハクビシン駆除業者選びのポイントをあらためて整理します。
- ハクビシン駆除の料金は、建物の条件と「駆除+封鎖+清掃・消毒+保証」の範囲で大きく変わるため、総額だけでなく作業内容の内訳とセットで比較する。
- 業者選びでは、実績・施工範囲・見積り説明の分かりやすさ・保証内容・口コミの傾向といった複数の軸でチェックする。
- 急ぎのときほど、「住所・建物条件・被害状況・希望日程・予算感」といった基本情報をあらかじめ整理してから連絡すると、日程調整と見積りがスムーズになる。
- 自力でできるのは、あくまで生活環境の見直しや軽微なすき間対策まで。天井裏への立ち入りや捕獲・本格的な封鎖工事は、専門業者に任せるのが安全で確実。
- 最終的には、条件をそろえたうえで害獣駆除110番・駆除ザウルス・害獣駆除屋など複数の窓口から見積りを取り、金額だけでなく説明や保証の内容も含めて比較する。
ハクビシン被害は、「そのうちいなくなるだろう」と様子を見ているあいだに、フンや尿による汚れ・天井裏の断熱材の劣化・においの問題が徐々に大きくなっていきがちです。
気になり始めた段階で、まずは一度、状況だけでも相談してみるところから始めてみてください。

